『運命再編』のような小型セットは普通、トークン・カードの数においては大型セットに敵いません。収録枚数が少ないため自然とトークンを生み出すカードも少なくなり、それに伴いトークン・カードもそこまで多くならないのです。
例えば『タルキール覇王譚』には、様々な姿の戦士や、紋章、そして今や広く使われるようになった「変異」を表すものなど13枚のトークン・カードが収録されています。対して『運命再編』に収録されるトークン・カードは4枚だけです。
それでも、決して物足りなさを感じることはありません。『運命再編』のトークンたちもまた、これまでにないような「魅力」と「ユニークさ」をしっかりと備えているのです。
とはいえ、私は筋書きというものを愛します。まずは皆さんご存知の、古くから愛されるスピリット・トークンから見ていきましょう。

シンプルで、アブザン的で、そしてもちろん飛行を持ちます。プレリリースでも、防御を飛び越えあちこちへと行くことでしょう。
「予示」を表す上敷き用カードは、すでにお披露目しましたね。それでも、もう一度見る価値は必ずあります。ここではより皆さんにお楽しみいただけるように、「変異」を表すものと並べてみましょう。


残る2枚のトークンはとりわけ私のお気に入りなのですが、別々にご紹介しましょう。なぜなら、それぞれにクールな相棒がいるからです。まずは〈マルドゥの急襲指揮者〉に率いられ猛然と突撃する、黒の2/1の戦士・トークンからどうぞ。


最後に、長い歴史の中でも最強の1枚と思われるトークンをご紹介しましょう。見た目は実にシンプルなモンクです。〈僧院の導師〉によって生み出される、この「果敢」を持つ白の1/1のモンク・クリーチャー・トークンはきっと、1月17日のプレリリースを席巻する強力な軍勢のひとつとして恐れられることでしょう。


これで終わりだと思いました? 今日は水曜日。しばしばマジックのベスト・アートをお見せする日でもあります。皆さんは、これから何カ月にもわたって「予示」を表す上敷き用カードを目にすることでしょう。それならついでに、レイモンド・スワンランド/Raymond Swanlandの手によるアートを、カード枠を取り払った最高の形でご覧いただきましょう。

予示・上敷き用カード アート:Raymond Swanland