青赤バーン(スタンダード)

更新日 Daily Deck on 2014年 12月 12日

By 中村 修平

 今週のデイリー・デッキのテーマは赤青《宝船の巡航》です。
 このアーキタイプのデッキが主要なフォーマット全てに顔を出したことから、私がついつい興奮してしまい、今週のお題としてしまったからでした。

 ですが、まだ1つ重要なフォーマットを残していますよね、そう、スタンダード版の青赤《宝船の巡航》です。そしてこれがガレス・アイ/Gareth Ayeがグランプリ・サンアントニオに持ち込みトップ8入賞を果たした青赤デッキのバリエーションです。

 とは言ったものの、流石にレガシーがオリジナルのデッキをスタンダードで再現するというにはいささか以上に無理があります。

 まず歴代マジックカードの中でも随一の攻撃性を誇っている《秘密を掘り下げる者》は使えません。そこは《火飲みのサテュロス》で代用するにしても、次に来るのは《若き紅蓮術士》と1マナの軽量ドロースペル。どのカードもスタンダードに存在すらしません。

 そこを解決するのは、この連載でも度々登場の赤の強力3マナ域。
 トークンが3体の《軍族童の突発》と、むしろ生まれてくるトークンこそが本体かもしれない《ゴブリンの熟練扇動者》。そして火力のトッピングに《宝船の巡航》と来れば…
 まあ、無理やりレガシー青赤の眷属に仕立てようと努力してみましたが、さすがに無理がありました。

「《秘密を掘り下げる者》を最序盤に設置して、後は生き残れば自動的に勝ち」というのがレガシーとするならば、スタンダードの発想としては「盤面を火力で整備しつつ、クリーチャーという使い回しの効く生きた火力を長く保たせる」。
 両者は似てるようでいて、主と従が逆転しているという大きな開きがあるのです。

 やっていることそれ自体にはあまり変わりありませんけどね。
 焼いて、殴って、ドローする。
 種族は違えど信念は同じ、俺たち蛮族マルドゥ族のようなものとしておきましょう。
 次はどのフォーマットで青赤《宝船の巡航》バーンがやってくれるのでしょうかね。

Gareth Aye

グランプリ・サンアントニオ2014 トップ8 / スタンダード
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