赤白信心(スタンダード)

更新日 Command Tower on 2015年 2月 18日

By 中村 修平

 新しいカードから生み出されるのは、何も新しいデッキだけではありません。
 時に新カードは、キーカードを失い過ぎ去ってしまったデッキに新たな息吹を与え、装いも新たに復活させるということもあります。

 Manwithplane251の赤白信心デッキはまさにそれ。去年の今頃環境を席巻していた赤系信心デッキが見事に現代に帰ってきました。
 それを可能にしたのは昨日ご紹介した《炎跡のフェニックス》に加え《マルドゥの斥候》、マナ・コストにが含まれるこのコンビです。

 というのにも、はっきりとした理由があります。
 赤系信心デッキの最大の長所は《鍛冶の神、パーフォロス》の強さを十二分に引き出せること。クリーチャーが戦場に出てきた時の2点ばかりか、直ちに顕現したパーフォロス自身が、時には《パーフォロスの槌》で速攻までついて攻撃することもしばしば。

 そのために必要なのは、顕現のためにを戦場に用意しておくことであり、特に2ターン目に赤が濃いクリーチャーを出せることはきわめて重要です。
 《凍結燃焼の奇魔》などの優秀なコストがのカードが『ラヴニカへの回帰』ブロックのスタンダード落ちで使えなくなると、同時に忘れ去られてしまうの当然の流れだったのです。

 《マルドゥの斥候》はそんな消えかけていた信心を復活させてくれました。2マナ圏は《大歓楽の幻霊》を含めて8枚体制、そしてフェニックスへと繋げることで往時には及びませんが戦場に信心を確保する算段が整ったのです。

 それに、斥候にはかつての軍団にはないメリットもあります。
 疾駆を駆使することで、いきなりダメージを与えることが可能なばかりか、状況によってはパーフォロスの2点ダメージを使いまわせるのです。

 ただのコモンと侮るなかれ、全くもって憎たらしい奴ではありませんか。

manwithplane251 (4-0)

Standard Daily #7929981 on 01/31/2015 / スタンダード
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