ドレッジ(ヴィンテージ)

更新日 Daily Deck on 2015年 3月 23日

By 中村 修平

 こつこつと盤面を作り上げていくのがマジックというゲーム。
 お互いに有利を積み重ねていこうとする中で、ちゃんと対話が成り立っていく。

 そこがこのゲームの良いところなのですが、たまには豪快にちゃぶ台返しを決めてみたくなるのも人の常。
 ちょうどそういうマジックショー、ヴィンテージ・スーパーリーグ/Vintage Super LeagueがMagic Online上で開催されていますね。(リンク先は英語)
 超オーバースペックなトンデモカードが大暴れ。1キル、2キルは当たり前、マジックの法則にドロップキックしているカードの雨あられ、ルール無用のプロレスフォーマットもたまにはいいもの。
 私も過去に一度だけヴィンテージをプレイしたことがあるのですが、後手の《Force of Will》付き1ターンキルをキープして勝ったと思ったら、捌かれて返しに2キルされたのを今でも思い出します。
 今週はそんなヴィンテージデッキを紹介していこうと思います。

 まずはちょっと立ち寄った先で見かけたグランプリ・オークランド2015のサイドイベント優勝、William Hendersonのドレッジ・デッキから。
 かつてのエクステンデッドから幾度も脅威をまき散らしてきたドレッジ(発掘)ですが、ヴィンテージまで降りてくるとその恐怖度はもう一段先のレベルに跳ね上がります。

 鍵となるのは《Bazaar of Baghdad》。発掘をするためにドローがしたくて、そして何よりも発掘をするためには発掘カードを捨てなければならないデッキにとって、これ以上はないパートナー。
 第1ターンに《Bazaar of Baghdad》を置いて起動し、発掘カードを落とせたら実質ゲームは終了。
 次のアップキープに再び《Bazaar of Baghdad》を起動し、捨てた発掘カードから連鎖を開始すれば、そうですね、悪くても《陰謀団式療法》でぼろぼろになった対戦相手の手札とたくさんのゾンビトークン、そして潤沢な墓地といったところでしょうね。

 《血清の粉末》まで入れて《Bazaar of Baghdad》を確実に引ける構成にしているのも頷けるというものです。

William Henderson

Grand Prix Auckland Andy Fletcher Vintage Tournament 優勝 / ヴィンテージ
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グランプリ・オークランド2015 イベントカバレージより(英語)

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