アブザン・カンバニー(スタンダード)

更新日 Daily Deck on 2015年 4月 10日

By 中村 修平

 飛行機の中というのは暇なものです。ましてや乱気流の真っ只中ともなると、本や機内上映を見ることなど、まして記事を書くことなんてとてもままなりません。

 予定では機内で最後に紹介するデッキを探し出し、原稿を書き上げて憂いなしの状態でブリュッセルへと向かおうと思っていたのですが、少々アテが外れてしまいました。

 そんな空模様に揺られながら、なんとなく考えついたものを今日のデッキにしたいと思います。

 申し遅れましたが、来週からこのデイリー・デッキはウィザーズに入社したメリッサ・デトラ/Melissa DeToraへとスイッチするので、私としてはデイリー・デッキ最後の記事になります。

 私が『タルキール龍紀伝』で最も気に入っているカード、《集合した中隊》を軸にしたアブザン・アグロです。

 《集合した中隊》の強さについては……

 まあ初めて見た時はびっくりしましたね。条件付きとはいえ2体をたった4マナで直接戦場に、しかもインスタントタイミングで出せるのです。思わず「手札に加える」の見間違いかとテキストを読み直すくらいには驚きました。

 出せるクリーチャーの条件にしても、「ライブラリーの一番上から6枚」の中から、「マナ・コストが3以下」という、なかなか、デッキ制作心を煽る絶妙なところをついてきています。

 「6枚中2枚」のためにデッキの中身をほとんどクリーチャーに、そしてそれらは「3マナ以下」でならなければならない。
 そんなデッキは…ありました。

 アブザン・アグロだと2マナ以下の12枚に加えて《先頭に立つもの、アナフェンザ》で16枚。
それに《オレスコスの王、ブリマーズ》を加えれば19枚までを3マナ以下に抑えられます。

 後は、《オレスコスの王、ブリマーズ》を入れて白緑ベースになったので《加護のサテュロス》を加え、もう1枚のお気に入り《棲み家の防御者》を入れて完成。

 《加護のサテュロス》は構成次第で《責め苦の伝令》にしても良いかも、あるいは赤緑系を軸にして《ゴブリンの熟練扇動者》、《死霧の猛禽》というライン、もしくは色を足した上で《凶暴な拳刃》というのも面白そうですね。

 デッキの強度を維持するために、サイドボードまで3マナ以下クリーチャー縛りをしないといけないことを考えると、デッキとしての完成度はこれまで紹介したデッキと比べるレベルには達していませんが、その点をクリアできたならかなりのものになるような気がします。

 もし私がプロツアーで全く違うデッキを使っていたらその時は、優しい目で察して下さい。

 と、最後だからと好き勝手に長々と書いてしまったら、案の定文字数を大幅にオーバーしているのでこれくらいにします。

 それでは半年間、ありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう。

中村 修平 - 「アブザン・カンバニー」

スタンダード
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