オジュタイ・バント(スタンダード)

更新日 Daily Deck on 2015年 4月 17日

By Melissa DeTora

Melissa is a former Magic pro player and strategy writer who is now working in R&D on the Play Design team.

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 バント(緑白青)はずっと私のお気に入りでした。ですから、クレイグ・ウェスコー/Craig Wescoeがプロツアー『タルキール龍紀伝』でバント・デッキをプレイしていると聞いて、とても驚き、喜びました。私がバントを好きな理由は、この色の組み合わせにできないことがないからです。緑のクリーチャーでビートダウンし、青で呪文を打ち消しカードを引き、白で必要に応じたユーティリティ呪文を用意できるのです。

 クレイグのデッキは、典型的なバントのデッキというより、緑白ビートダウン・デッキのような動きをします。青は、これも私のお気に入りである『タルキール龍紀伝』のカード《龍王オジュタイ》と、サイドボードから投入される打ち消し呪文のために入っています。

 私はずっと「アグロ・コントロール」戦略のファンでした。この種のデッキは、序盤はビートダウンとして機能し、その後は対戦相手への圧力を機能させ続けることでゲームをコントロールします。例は《秘密を掘り下げる者》やマーフォーク・デッキです。クレイクのデッキは、特にサイドボード後において、この戦略を非常にうまく活用しています。

 このデッキは消耗しやすい部分があります。アグロ・デッキの失敗の多くは、あまりに早い段階からトップデッキを強いられる状態になってしまうことが理由です。対戦相手が落ち着きを得てしまうと、アグロ・デッキには巻き返しを図ることのできるカードがほとんどありません。クレイグのデッキには、燃料切れが絶対に起きなくなるような素敵なコンボが入っています。《死霧の猛禽》はそれ自体ですでに、わずか3マナで3/3接死という効率的なクリーチャーです。そして2番目の能力がさらに良いものへと引き上げています。何らかの変異が表向きになると、これは墓地から戦場へ戻ってくるのです。

 クレイグは《棲み家の防御者》も加えており、《死霧の猛禽》と非常に良いコンボを形成します。《棲み家の防御者》が表向きになると、あなたの墓地からカード1枚を手札に戻すことができます。ほとんどの状況で、《棲み家の防御者》は最良のカードを手札に、《死霧の猛禽》を戦場に戻してくれることでしょう。除去、打ち消し、効果的なクリーチャーが戻ってくるのです。ここが、このデッキの非常に優れた部分です。盤面の状況をより有利にしたり、苦しい状況を脱するための多くの手段を使えるようになるのです。

Craig Wescoe - 「オジュタイ・バント」

プロツアー『タルキール龍紀伝』
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