バント・ミッドレンジ(スタンダード)

更新日 Daily Deck on 2015年 6月 3日

By Melissa DeTora

Melissa is a former Magic pro player and strategy writer who is now working in R&D on the Play Design team.

原文を読む

 緑のミッドレンジ・デッキは、どんな環境でもその姿を見せてきました。本日の「Daily Deck」では、そんな緑のミッドレンジ・デッキから、いくつか面白い選択を行っているものをご紹介します。ルーセット・ウィークス/Rosettus Weeksは、ミシガン州フリントで行われた「TCGPlayer Diamond」にて今回のデッキを操り、トップ8に入賞しました。他の緑のミッドレンジ・デッキと同様に、このデッキにもよく採用されるものが見受けられます。《死霧の猛禽》、《棲み家の防御者》、《囁きの森の精霊》。《爪鳴らしの神秘家》や《エルフの神秘家》といったマナ加速をするクリーチャーもいますね。

 これら緑のクリーチャーとともに、ルーセットのデッキでは《見えざるものの熟達》が中心的な役割を担っています。このデッキには「変異」を持つクリーチャーが多く採用されているため、「予示」の効果が高まっているのです。大抵、「予示」されたクリーチャーが何なのかは見当をつけやすいものです。それが4/4以上になることは滅多にないでしょう(こういったデッキでは、《囁きの森の精霊》が最大サイズのクリーチャーであることが多いのです)。それでも、「予示」されたクリーチャーが《スズメバチの巣》だったら、ショックを与えることができるはずです。ただの2/2だと思っていたものが突然、接死を持つ昆虫・トークンの群れに変わるのですから! それから《層雲の踊り手》の採用もまた、素晴らしい選択だと言えます。裏向きのカードが《層雲の踊り手》かもしれないと疑いだせば、対戦相手は《対立の終結》や《命運の核心》を唱えるかどうか、大いに悩むことになるのです。

 このデッキが持つ相互作用の中でも、《スズメバチの巣》と《ドロモカの命令》が織り成すものが私のお気に入りです。対戦相手が巨大なクリーチャーをコントロールしている場合は、《ドロモカの命令》で「格闘」させてやるだけで昆虫の群れが生み出されるでしょう。こうして生み出された昆虫たちを「格闘」させれば、接死によってあらゆるクリーチャーを倒せるようになり、その後の戦いを有利に運ぶことができるでしょう。

 そして、《ティムールの剣歯虎》も追加の戦力としてなかなかのものだと思います。これが活躍するのはゲームの最終盤になりますが、その活躍ぶりには目をみはるものがあります。このデッキには《棲み家の防御者》や《層雲の踊り手》など、手札に戻して唱え直すことでさらなるカード・アドバンテージに繋がるクリーチャーが多く採用されています。また、マナさえ残しておけば、《ティムールの剣歯虎》の能力はクリーチャーを除去から守る手段にもなるのです。

Rosettus Weeks -「バント・ミッドレンジ」

スタンダード
Download Arena Decklist

最新Daily Deck記事

DAILY DECK

2015年 12月 11日

黒赤エルドラージ(モダン) by, Melissa DeTora

 こんにちは、皆さん。今年の「Daily Deck」は今回で最後です。本日ご紹介するのは、『戦乱のゼンディカー』で登場した新たなメカニズム「昇華者」を用いたモダンのデッキです。「昇華者」メカニズムといえば《不毛の地の絞殺者》がスタンダードで活躍を見せ始めていますが、それを用いたモダンのデッキを目にするのは初めてです。  《不毛の地の絞殺者》は、かつて環境を支配した《火炎舌...

記事を読む

DAILY DECK

2015年 12月 10日

Pox(レガシー) by, Melissa DeTora

 本日の「Daily Deck」では、レガシーで使えるものの嫌われやすい戦略をひとつ見ていきます。このデッキは《小悪疫》を中心に組まれたもので、対戦相手の手札を取り去り土地を破壊し、何もできない状態に追いやってゲームから締め出すことを狙っています。今回このデッキを選んだ理由は、このデッキが私に黎明期のマジックを思い起こさせてくれたからです。(「小」ではない)《悪疫》(Po...

記事を読む

記事

記事

Daily Deck Archive

過去の記事をお探しの場合 アーカイブのページをご覧ください。人気の著者による、数千にわたるマジックの記事が残されています。

一覧を見る