マルドゥ・アグロ(スタンダード)

更新日 Daily Deck on 2015年 6月 12日

By Melissa DeTora

Melissa is a former Magic pro player and strategy writer who is now working in R&D on the Play Design team.

 ここしばらく、私は「マルドゥ・アグロ」について考えを巡らせていませんでした。『タルキール覇王譚』の頃のスタンダードではこのデッキを使い込んでいたのですが、『タルキール龍紀伝』が登場すると私の興味はドラゴンへと移っていったのです。《嵐の息吹のドラゴン》と《雷破の執政》は強力なカードであり、もちろん「マルドゥ」の形のデッキでも大きな活躍ができます。しかしジェフ・ホーグランド/Jeff Hooglandは先週末、それとは異なるアプローチの「マルドゥ」デッキを使用したのでした。

 このデッキは除去で盤面をコントロールしてからドラゴンで勝負を決める、という戦い方ではなく、できる限り素早く戦端を開くことを目指しています。1ターン目に《僧院の速槍》を繰り出すのがベストな動きですが、それを引き込めなくても《道の探求者》や《魂火の大導師》を2ターン目にプレイできれば上々の滑り出しと言えるでしょう。ゲーム序盤にクリーチャーを展開したら、あとは毎ターン対戦相手にプレッシャーをかけつつ見えるものすべてを除去するだけです。《稲妻の一撃》、《乱撃斬》、《残忍な切断》、そして《はじける破滅》が大いに活躍してくれることでしょう。

 《はじける破滅》と言えば、このカードはまさに今のスタンダード環境で最高の除去呪文のひとつです。これは対戦相手の持つ最も大きな脅威を除去しつつ、ダメージも追加できる優れものです。また、そのダメージはプレインズウォーカーに移し替えることもできるため、2対1交換を取れる可能性も秘めています。そして、これが最も大事な点ですが、《はじける破滅》は呪禁を持つ《龍王オジュタイ》を除去できるのです。3色のマナが必要な《はじける破滅》は唱えにくいものではありますが、その威力は極めて大きいのです。

 アグレッシブなデッキはゲーム序盤にとても強いものの、後半は途端に弱くなることで知られています。そこで4枚採用された《前哨地の包囲》が、後半も戦い続けるのに大いに役立つでしょう。毎ターン対戦相手の倍のカードを使えるようになれば、ゲームが長引けば長引くほどアドバンテージ差は大きくなります。高コストのドラゴンやプレインズウォーカーとはやや噛み合わない《前哨地の包囲》ですが、このカードは今回のようなアグレッシブなデッキでこそ真価を発揮するのです。

Jeff Hoogland -「マルドゥ・アグロ」

スタンダード
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