プレインズウォーカー達の現状

更新日 Feature on 2014年 6月 26日

By Doug Beyer

Senior creative designer on Magic's creative team and lover of writing and worldbuilding. Doug blogs about Magic flavor and story at http://dougbeyermtg.tumblr.com/

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 無数の次元が広がる多元宇宙は、キャラクターで溢れている。そして絡み合った物語の中に世界を行き来するプレインズウォーカー達で一杯だ。ストーリーラインの詳細と多様性を愛する者たちにとって、そして物語の情報の最後の一片まで追いかけることを楽しむ者たちにとって、それは満足のゆくものだ。しかし我々は知っている、お気に入りのプレインズウォーカーの現状について単純明快に知りたい者でも、時に物語を追うことまではためらってしまうと。

アート:Brad Rigney

 マジックは成長してきた。その物語を紡ぐ場所も同じように成長してきた。カードアート、フレイバーテキスト、小説、コミック、トレイラームービー、公式連載記事「Uncharted Realms」、『デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ』、そして更に多くの場所でマジックの物語を見ることができる。マジックの物語を伝える場所が今、こんなにも沢山あるということに、私は世界設定家兼物語創造家として最高の喜びを感じている。。だが正直になろう。誰にとっても物語が明確にわかるようにやってきたと、私は考えていない。こういった異なるメディアが物語のそれぞれ異なる断片を伝えている時、誰が何をしているのか、誰が誰を殺したのか、そういった基本的な事項は失われてしまう。

 だから、全てを広げて見せよう。常連の次元渡り達、そして彼らが何をしているのかの全てを。この記事で、私は現在活動中のプレインズウォーカーのキャラクター全員(少なくとも一枚のプレインズウォーカー・カードとして現在までに登場している、灯が生きているキャラクター)を網羅し、物語上での現状を説明する。私の全能力を駆使して、君達に与えよう、各キャラクターについて様々なメディアで語られたものだけでなく、マジックのR&Dクリエイティブ・チームが、そのキャラクターの現況と考えているものについても。それは幾つかの混乱を収める助けになるかもしれない。そしてもしかしたら、どこにも言及されていなかった情報すら少しだけ明かすかもしれない。この記事は全てを網羅した最新式カンニングペーパーだと考えて欲しい。ヴォーソス的スタイルで、我らがプレインズウォーカー達の最新全情報が載っている。

 ファーストネームのアルファベット順に、アジャニから始めよう。



黄金のたてがみのアジャニ

友を失い、神々へと腹を立てている。

 アジャニは友人エルズペスを助けるためにテーロスを訪れた。彼女は太陽の神ヘリオッドの勇者となっており、成り上がりのプレインズウォーカーにして神、ゼナゴスを倒すための戦いを課せられていた。ゼナゴスは打ち負かされたが、ヘリオッドがエルズペスの生命を奪った。エルズペスは死の国へと向かい、アジャニは怒りと悲しみに打ちひしがれた。今、彼はテーロスに残っており、狡猾な神々による不当な仕打ちへの怒りに燃えている。

英雄たちの結束》 アート:Eric Deschamps



悪夢の織り手、アショク

テーロスにて人々の夢に影響を与えている。

 得体の知れないプレインズウォーカー、アショクはテーロスにて悪夢を紡いでいる。夢の狡猾な芸術家として、アショクは無意識の思考を超越し、美しくも喜ばしい悪夢を呼び出すために神秘的な影響を人々へと与えている。アショクの最近の、最もぞっとする業績は、エファラ神の夢を歪め、はかない夢の神格のようなものを呼び出したことだった。この偉業は、アショクをエファラ神の神の視線から隠し通すというフィナックス神の協力を得て成し遂げられた。

悪夢のような末路》 アート:Willian Murai



チャンドラ・ナラー

自分が手駒として使われていたことに気付いた。

 チャンドラは近頃、シャーマンのプレインズウォーカー、ラマーズと対峙した。彼は狂気の幻視家であり、チャンドラが謎めいたドラゴンの巻物について知るきっかけを与えた者だった。その巻物は彼女をゼンディカー次元、ウギンの目へと導き、最終的にエルドラージの解放へと繋がった。チャンドラは彼の計略に利用された見返りを得るために、多くの世界を巡ってラマーズを追った。最終的に彼はカルドハイム次元での戦いの末に逃亡したが、彼女はラマーズの計略はあのドラゴン、ニコル・ボーラスへと繋がっていることを突きとめた。彼女にはそれ以上追いかけるための情報が――忍耐力も――足りなかった。現在のところ、チャンドラはレガーサ次元の炎の修道院、彼女が最初に紅蓮術師としての訓練を受けた場所へと戻っている。

チャンドラの憤怒》 アート:Volkan Baga



ダク・フェイデン

最近獲得したものに夢中になっている。

 ダク、フィオーラと呼ばれる次元の生まれでありIDW社から出版されているマジックのコミックの主人公は、盗みをとても好み、そのためにトラブルに巻き込まれている。残忍なプレインズウォーカー、シファ・グレントを打ち倒した後、彼はラヴニカを訪れ、魅惑的な力を持つ篭手をボロスギルドから盗み出した。ごく最近、彼はテーロスを訪れ、その篭手のもう片方を探し求めている。そのアーティファクトを完成させ、莫大な古の秘密を解き明かすために。



ドムリ・ラーデ

成人を迎え、道を探し求めている。

 ラヴニカ生まれの若者は灯の爽快な点火とともに、グルールの埋葬の儀式から抜け出し、アラーラへとプレインズウォークした後にラヴニカへと戻ってきた。既知のプレインズウォーカーの中では最年少の一人として、ドムリは次元渡りの重要性をわかり始めたにすぎない――奇妙な見た目、圧倒的な自由というスリル、そして自身の経験を説明することは、他者から狂人だと思われる可能性があるという実感。現在、ドムリは感受性豊かに、その身を投じる新たな冒険と探検を求めている。



エルズペス・ティレル

テーロスの死の国にて、死者達の中にいる。

 太陽の神ヘリオッドの勇者として、エルズペスは神送りの武器にて簒奪者のゼナゴス神を打ち倒す責務を果たした。しかしながら、ヘリオッドは彼女の偉業に対して過酷な審判で報い、その武器で殺害した。エルズペスは死の神エレボスと取引をし、命と引き換えに彼女が愛する相手、ダクソスを死の国から返すことを求めていた。そしてエルズペスはテーロスの死の国へと下り、取引を全うした。エレボスはダクソスを解放したが、それは蘇りし者として、彼の記憶を取り去ってだった。エルズペスは今もテーロスの死の国におり、黄金の仮面を形作りながら、死の神の手から逃げ出せる日が来ることを待ち望んでいる。



野生語りのガラク

呪いを受け、プレインズウォーカー達を狩っている。

 鎖のヴェールと呼ばれる邪悪なアーティファクトで武装した屍術師リリアナ・ヴェスとの短いいざこざから、ガラクは黒マナの呪いに冒された。その呪いは彼の自然との繋がりを鈍らせ、一方で彼の狩りへの欲求を高めるばかりだった。イニストラードにおいてガラクはアヴァシンの助けを求めたが、最終的に呪い黙らせは彼を救うことはなかった。そして呪いは悪化した。今、ジェイス・ベレレンは、その呪いがガラクを圧倒し、プレインズウォーカー達へと死の危険をもたらすのではないかと警戒している。

アート:Brad Rigney



ギデオン・ジュラ

エルドラージを打ち倒すための仲間を探し求めている。

 貪欲なるエルドラージの覚醒から二年、ギデオンはプレインズウォーカー達を集め、それらを止めるべく動いている。ゼンディカーはギデオンの故郷の次元ではないが、エルドラージは多くの次元の生命を脅かすだろうと彼はわかっている。彼は正面から挑むことを望んでおり、つまりは彼には傍らに強力な仲間が必要になるということだ。最近、ゼンディカーにてエルドラージの巨人たちはほとんど目撃されておらず、それらは実際に久遠の闇へと去ってしまったのかもしれない。だがエルドラージの落とし子達は今もその次元を脅かしており、ギデオンはできる限り早く戻るつもりでいる

臨死体験》 アート:Dan Scott



ジェイス・ベレレン

生けるギルドパクトとして重大な局面を切り盛りしている。

 ジェイスはラヴニカの謎めいた「暗黙の迷路」を解いた(リンク先は英語)。彼の「報酬」は「生けるギルドパクト」に、ギルド間に法を実施する、神秘的な契約の体現となることだった。彼はギルドの紛争を裁定しながら、大部分の時間をラヴニカで過ごしている。 ラヴニカにおける彼の影響力に腹を立てているヴラスカをはじめとして、彼は敵も増やしていっている。一方、彼は多元宇宙にて増大する他の脅威、呪われた狩人ガラクやゼンディカーにおけるエルドラージの状況などにも目を光らせている。



解放された者、カーン

多元宇宙を旅している。

 トレイリアの「裂け目」を修復すべく灯を捧げた直後、銀のゴーレム、カーンは久遠の闇へと姿を消した。彼はミラディン、大昔にアージェンタムとして創造した次元へと辿り着いていた。だがファイレクシアの堕落が彼の中に広がっているのを感じた。ミラディンにて興った新たなファイレクシアの文明はカーンの心を歪め、彼に正気の僅かなひらめきだけを残して、彼を最悪の悪夢に据えた――新たなファイレクシアの長へと。プレインズウォーカー・ヴェンセールがその身を犠牲にしてカーンの心と灯を修復した後、銀のゴーレムは新ファイレクシアを去った。堕落の源を追跡し、何らかの解決策を見つけるために。ファイレクシアの隆盛において重大な役割を演じたという知識は彼を苦しめており、そして彼は知っている、その務めはファイレクシアが打ち負かされるまで、決して終わらないと。



キオーラ

テーロスの海にて、巨大な生物を狩っている。

 マーフォークのプレインズウォーカー、キオーラはエルドラージがもたらす破壊を見てきた。そしてそれらに対抗するには強力な武器が必要だと知った。彼女は強大なクラーケン、リバイアサン、その他の深みの怪物を求めてテーロス次元へと旅をしてきた。それらの行動を学んでいつの日かそのような生物を召喚できるように、そしてこの世のものと思えないような、自然を蹂躙するエルドラージと戦うために。だが 我々がキオーラを最後に見た時、彼女は海の神タッサと事を構えようとしていた。タッサはテーロスの海でのキオーラの探索を良くは思っておらず、また現地のトリトンの一部がキオーラを神と崇めるようになったことを喜んではいない。



コス

新ファイレクシアにて、希望を捨てず生き延びている。

 我々が最後にコスを見た時、彼は新ファイレクシア、かつての故郷の次元ミラディンにて勢力を増大させ続けているエリシュ・ノーンの軍勢と戦っていた。ヴェンセールの犠牲とカーンの出発の後、エルズペスが彼の隣で戦い続けたが、コスは彼女を確実な破滅から守るべく、その次元から追いやった。その後彼は強力な呪文爆弾を爆発させ、エリシュ・ノーンに、彼は死んだと信じるよう仕向けた。だがコスは溶鉱炉階層の奥へとどうにか生きて逃げることができた。いつの日かコスは、その金属次元を去るか死ぬかの選択に直面するかもしれない。だが今、彼は希望を抱き続けている。ぼろぼろになりながらも残ったミラディン人が、どうにかファイレクシアに打ち勝つことを。

マグマのしぶき》 アート:Mathias Kollros



リリアナ・ヴェス

次に狙うデーモンについて調査している。

 リリアナは百年以上に渡り、野望を追いかけてきた。魂を四体のデーモンと交換し、屍術師としての力を増大させた。彼女は今や鎖のヴェールを支配しており、それは彼女がコソフェッドと、後にグリセルブランドを殺す助けとなった。彼らはリリアナの魂の所有権を主張するデーモンのうち二体であり、後者は、破壊された獄庫から逃げ出した。だが鎖のヴェールは彼女から対価を取り立てている。彼女は現在イニストラードにいて、ヴェールの力の反動から回復しながら、肌に刻まれた契約の文章を精査している。最終的に、彼女はもう二体のデーモンの所在を把握し、契約から自由になることを望んでいる。だが先の道は危険だ。彼女が対峙したデーモンは、そしてヴェールの影響も、更に強力になってきている。

アート:Todd Lockwood



ニコル・ボーラス

秘密の目的に向け、操り紐を引いている。

 古のドラゴンのプレインズウォーカー、ニコル・ボーラスは何よりも力を切望してきた。そして彼の抜け目のない陰謀は時代を跨ぐ忍耐力によってのみ達成される。ボーラスは近年の多元宇宙における幾つかの出来事に影響を及ぼしている。そこには、チャンドラにドラゴンの巻物を発見させ、ゼンディカーにおけるエルドラージ解放の引き金となる手助けとしたことも含まれている――それがどのように終わるかは、まだ知られていない。ボーラスは多次元間計略の工作員としてテゼレットとサルカンを評価しており、今は更に多くのプレインズウォーカーの下僕を求めることに心を傾けているように思われる。

残酷な根本原理》 アート:Todd Lockwood



ニッサ・レヴェイン

宇宙的脅威を止める手段を探し求めている。

 ニッサは故郷の世界ゼンディカーにおいて、エルドラージの解放がもたらした破壊を見てきた。彼女はプレインズウォーカーとしての経験がまだ浅く、世界を脅かす危険に気をとられた。そしてエルドラージをその虜囚から解放すればそれらは久遠の闇へと去り、ゼンディカーは守られるだろうという希望を抱いた。だがエルドラージ達は彼女の故郷に頑固に居座る脅威だと証明された。ニッサはそれらを決定的に止める手段を探し求めている。



ラル・ザレック

 イゼット団のラヴニカ支配を成し遂げる方法を考えている。

 ラルは愛するギルド、ラヴニカのイゼット団のために「暗黙の迷路」に勝利することを望んだ。だがジェイス・ベレレンが最初に迷路を解き(リンク先は英語)、生けるギルドパクトとなってギルド間紛争を仲裁する力を得た。負けてなるものかと、ラルはギルドマスター、ニヴ=ミゼットのために何かしらジェイスに勝る力を得る方法を見つけ、彼を失脚させ、イゼット団が勝利するための輝ける計画を目にすることを願っている。



サルカン・ヴォル

ドラゴンの声を聞き、ドラゴンの栄光を追い求めている。

 灯が点火した後、魔道士サルカンはその崇敬に値するドラゴンを探すために故郷の次元タルキールを離れた。邪悪なるニコル・ボーラスへと忠節を誓った後、ゼンディカー次元、ウギンの目の間にて孤独に考え込み、サルカンの精神は解きほぐされていった。狂気の中、彼は精霊ドラゴン、ウギンの声を聞いているのだと、どうにかして彼の心へと囁いているのだと信じ込んだ。ボーラスはこれをサルカンの狂気の一部だと切って捨てたが、サルカンは心の中の声に取りつかれた。いつか彼を新たな運命へと導いてくれると、ボーラスから解放してくれると、そして今ひとたび、凶暴なドラゴンの栄光に浴し、歓喜することができると。

アート:Karl Kopinski



ソリン・マルコフ

イニストラードを気にかけている。

 何千年にも渡って生き、血を吸ってきた吸血鬼であるとはいえ、ソリンは故郷の次元イニストラードへの義務を感じている。彼は次元を監視し、この世界の暗黒の勢力がその地の人間を圧倒してしまわないように大天使アヴァシンを創造した。我々が最後にソリンを見た時、彼はアヴァシンの謎めいた失踪を調査すべく戻ってきた所だった。リリアナ・ヴェスが獄庫の破壊をもたらし、アヴァシンは出現し、世界の危機は防がれた。ソリンの興味は今やより大きな脅威へ、近頃解放されたエルドラージへと移っている。精霊ドラゴンのウギン、石操術師と呼ばれる何者かとともに、ソリンはエルドラージをゼンディカー次元へと封じた三人のプレインズウォーカーの一人である。彼らとともに、ソリンの古の秘密の幾らかも、明らかになるかもしれない。



タミヨウ

熱心に、神秘を研究している。

 タミヨウは心を捕えられた物事を調査するために次元を旅している。特に、イニストラードの銀の月は彼女の注意を惹いた。彼女はそれがイニストラードの生物へと与える影響を研究するために、ネファリア州の天文学者ジェンリクと組んだ。獄庫の解放とアヴァシンの帰還の後、タミヨウの研究は新たな章に入った。ジェンリクの助力で、彼女はこの次元へのアヴァシンの影響について、そしてその月との関係についての理論を構築している。


テゼレット

ドラゴンの工作員。

 目下、ニコル・ボーラスの工作員として、テゼレットはミラディン世界にてファイレクシアの影響が拡大する様子を監視すべく送り込まれていた。彼はファイレクシアの機械文明と金属による自己の完成という彼らの哲学に興味を抱き、カーンの支配を奪って新ファイレクシアの支配を得る好機を窺った。だがエルズペス、コス、ヴェンセールがカーンを救い出し、テゼレットの野望を終わらせたことで、その試みは結局、失敗だったことが証明された。ニコル・ボーラスはテゼレットを彼の下へ呼び戻し、何処か別の地にて新たな任務を与えた。



ティボルト

他の次元にて、その物騒な気まぐれを追求している。

 ティボルトの衝動は常に、苦痛と苦悩を与えることにある。それはケッシグの森林地帯の森の羊飼い達を恐怖に陥れることであったり、スレイベンにて悪魔殺しを務める聖戦士を逆に狩り立てることであったりもする。彼は自身の気まぐれに導かれるままに、イニストラードの無辜の民を苦しめてきた。だが今や彼は、他の次元では更に大規模な悪戯をする機会があるかもしれないのではと思っている。粋な苦痛魔道士がどこで目撃されようとも、恐慌の叫びがその後に続くことは確かである。



ヴェンセール

新ファイレクシアにて、英雄的な死を遂げた。

 ヴェンセールはかつての師カーンを追ってミラディンへと向かい、ファイレクシアがその金属次元を汚染していることを発見した。彼はカーンをミラディンの核内深くにて発見したが、カーンはファイレクシアの油に堕落させられ、新たな「機械の父」として据えられていた。堕落が彼自身の身体に沁み入り始め、抵抗が失われるのを感じながら、ヴェンセールは気高く犠牲となった。その生命をカーンの灯の修復へと捧げ、彼をファイレクシアの掌握から解放した。

造物の学者、ヴェンセール》 アート:Eric Deschamps



ヴラスカ

ラヴニカにて、ギルドパクトを試している。

 ラヴニカにおいて、ジェイス・ベレレンがギルドパクトの生ける顕現となった。ゴルゴンのヴラスカはその知らせを良いものとは受け取らなかった。ラヴニカにて自身の影響力を広げる計画を抱くゴルゴンのプレインズウォーカーにとって、ジェイスは重大な障害となっている。近頃、彼女は生けるギルドパクトとの遭遇を設定し、彼の能力について何ができるかを学ぼうとした。だがギルドへの会合へと干渉するという計画を明らかにされ、彼女は逃走した――だが学んだ、学ぶために必要なのは何かを。そして彼女の野望は消えていない。



ゼナゴス

殺された。もしかしたら、永久に。

 混沌を追い求めるサテュロスのプレインズウォーカー、ゼナゴスは強力な魔法的大歓楽を煽り、神々の領域へと押し入って神の一員となった。エルズペスは彼の不敬罪に対し、ニクスでの劇的な戦いの末に《神送り》をもって彼を打ち倒した。死亡し、打ち負かされて、ゼナゴスの身体はニクスから転げ落ち、テーロス世界の地面へと墜落した。ヘリオッドが望んだように彼が完全に死んだか、もしくはテーロスの生者達が通常そうなるように、彼の真髄はテーロスの死の国へと渡ったのか、それは不明である。そのため、 ゼナゴスの真の運命は今のところ定かではない

神討ち》 アート:Jason Chan


 君はマジックの物語に興味を持っていたものの、多くの方面に広がったそれを追えていなかっただろうか。それとも君は精通した物語探偵で、自分の調査についてただ確認したかっただけだろうか。どちらにしても、今日、君が探していたものを見つけられたことを願う。我々にはもっとできることがあると思う? ならば、私まで意見を送ってくれないだろうか。私のブログ、dougbeyermtg.tumblr.comに連絡してほしい。私は君からの意見をよく読んで、クリテイティブ・チームの皆と議論する。もしこの記事が好評だったなら、我々は今回のような記事をもっと掲載するかもしれない。

 最後に、この考えを伝えておこう:我々はマジックの現在進行中の物語を熱心に創造している。そして私達が最終的に求めるのは、物語を知ることに興味のある者達のために、それらを隠しておくことだ。献身的な読者は常に、何気なく興味を持ったファンよりもずっと多くの、ずっと深い知識を見つけられるだろう。だが我々は皆に知る機会を持って欲しいし、マジックの物語の要点を楽しんで欲しい。こういった要点をより明確に、より簡単に目にすることができるような革新のため、我々にはいくつかの計画がある。だけどそれまでは、今回のような記事が助けになってくれることを願う。マジックの、多くの世界に広がる物語に興味を持ってくれて、本当にありがとう。

(Tr. Mayuko Wakatsuki / TSV Yohei Mori)

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