グランプリ・神戸2014直前、モダンデッキ攻略!

更新日 Feature on 2014年 8月 12日

By 中島 主税

 皆さん、こんにちは!!

 晴れる屋で店長をしている中島主税と申します。

 一番最初のモダンフォーマットのプレミアイベントだった、プロツアー・フィラデルフィア2011で幸運にもTOP4になることができたことが縁で、この度モダンの記事を書かせていただくことになりました。今後ともよろしくお願いいたします。

 8月22日-24日に行われるグランプリ・神戸2014のフォーマットである「モダン」は、2011年8月に正式フォーマットになってから非常に人気で、全国各地で平日休日問わず大会が行われています。スタンダードよりデッキが多種多様で、レガシーより手軽にできるのが人気の理由です。

 今回の記事では、その中でもグランプリ・神戸2014で多数の人が選択するであろう、「仮想敵」と言える5つのデッキを少し解説させていただきます。

黒緑系

黒緑ジャンク / Ikawa Yoshihiko

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happymtg.com「PTQタルキール覇王譚in土浦」より引用

ジャンド / Andrew Huska

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黒緑ジャンクタッチ白 / Robin Dolar

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デッキの動き

 軽量手札破壊の《思考囲い》《コジレックの審問》によりマッチアップにあまり依存しない安定した動きが見込めます。

 環境最強除去の一角《突然の衰微》を筆頭とする除去によるコントロール、レガシーでも使用される強力な2マナクリーチャー《タルモゴイフ》《闇の腹心》《漁る軟泥》、加えてモダン最強と言われるプレインズウォーカー《ヴェールのリリアナ》による締め上げ、さらには《樹上の村》《怒り狂う山峡》といった各種「ミシュラランド」の潜在的なアドバンテージと、デッキ全体が一級品揃いです。また、ギルドランドやフェッチランドが使える環境ですので、タッチ赤のジャンドや《未練ある魂》を入れたタッチ白も一勢力として存在しています。

相性

 単体除去や手札破壊が多いため「《欠片の双子》コンボ」には明確に強く、単体除去が効きづらい「《出産の殻》デッキ」やこちらより手数の多い「親和」にやや弱いです。手札破壊があるので広く受けられるのですが、黒緑が一番苦手なクリーチャー《ワームとぐろエンジン》を擁する各種「ウルザトロンデッキ」や、手札破壊がほとんど効かない「《死せる生》デッキ」など明確な苦手デッキも存在しています。

「欠片の双子」コンボ

「欠片の双子」コンボ / Jamie Parke

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タルモツイン / Taylor Laehn

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クリーチャー (14)
2 Deceiver Exarch 4 Pestermite 4 Snapcaster Mage 4 Tarmogoyf
ソーサリー (8)
2 Flame Slash 2 Gitaxian Probe 4 Serum Visions
インスタント (12)
2 Cryptic Command 1 Electrolyze 4 Lightning Bolt 3 Remand 2 Spell Snare
エンチャント (4)
4 Splinter Twin
60 カード

デッキの動き

 まずは《血清の幻視》《差し戻し》《稲妻》という軽量スペルで盤面をコントロールします。

 《やっかい児》《詐欺師の総督》をプレイした上で、相手に隙があれば《欠片の双子》や《鏡割りのキキジキ》の瞬殺コンボを目指します。

 《瞬唱の魔道士》によるアドバンテージ&コントロールも強力なため、コンボを決めずとも、《瞬唱の魔道士》と《やっかい児》、《ヴェンディリオン三人衆》だけで殴り切ることもあります。

 また、モダン最強クリーチャーの《タルモゴイフ》をタッチしたタルモツイン、《修復の天使》と《鏡割りのキキジキ》コンボも搭載するトリコツイン等、亜流も多いのが特徴です。

相性

 先程も説明しましたが、単体除去の多い「黒緑系」に対して相性がかなり悪く、また「青白赤コントロール」も同じく除去が豊富な相手も苦手です。ただし「《出産の殻》デッキ」や「親和」などの相手に干渉しづらいデッキに対してイージーコンボなため軒並み有利が付きます。

「出産の殻」デッキ

メリーラポッド / Nathan Holiday

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キキポッド / Brian Liu

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デッキの動き

 マナクリーチャーで加速して、《復活の声》《台所の嫌がらせ屋》のように単体除去に強いクリーチャーで盤面を固めます。

 必要があれば《召喚の調べ》で盤面に合う、CIP(戦場に出たときに誘発する)能力を持つクリーチャーで戦場をコントロール、《出産の殻》をプレイできたなら頑強&CIP能力でアドバンテージの獲得を行なっていきます。

 隙あらば《シルヴォクののけ者、メリーラ》+《台所の嫌がらせ屋》+《臓物の予見者》もしくは《テューンの大天使》+《スパイクの飼育係》で「無限ライフ」、《シルヴォクののけ者、メリーラ》+《残忍なレッドキャップ》+《臓物の予見者》で「無限ダメージ」を狙えます。

 主流は「メリーラポッド」ですが、《修復の天使》+《鏡割りのキキジキ》コンボ搭載の「キキポッド」等、バリエーションは千差万別です。

相性

 デッキの構造上、環境最多と想定される「黒緑系」に対して有利が付きます。またシルバーバレットの豊富さによりメタゲームに合わせて調整が効きます。ただ、相手に干渉する呪文が少ないため「《欠片の双子》コンボ」に対しては多少不利です。

親和

親和 / Vipin Chackonal

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ソーサリー (4)
4 Thoughtcast
インスタント (4)
4 Galvanic Blast
アーティファクト (12)
4 Cranial Plating 4 Mox Opal 4 Springleaf Drum
60 カード

親和(「アーティファクトの魂込め」) / Murae Ryuji

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インスタント (4)
4 Galvanic Blast
アーティファクト (12)
4 Mox Opal 4 Springleaf Drum 4 Cranial Plating
他 (3)
3 Ensoul Artifac
60 カード
ホビーステーション「PTQ『タルキール覇王譚』トップ8デッキリスト」より引用

デッキの動き

 《羽ばたき飛行機械》《メムナイト》《信号の邪魔者》のような軽量アーティフィクトを大量展開したり、《オパールのモックス》《バネ葉の太鼓》という優秀マナ加速を駆使して早いターンに《鋼の監視者》《頭蓋囲い》《エーテリウムの達人》のような脅威を出すデッキです。

 除去を疑似的に無効化する《電結の荒廃者》、対応が難しい《ちらつき蛾の生息地》《墨蛾の生息地》もポイントです。

 『基本セット2015』の《アーティファクトの魂込め》を入れて更に加速したバージョンもあります。

相性

 爆発力があるので「黒緑系」には有利です。ただ、「メイン最強、サイド最弱」と言われるくらい《忍び寄る腐食》や《石のような静寂》、《戦争の報い、禍汰奇》等のキラーカードが豊富にあるため、特にコントロール色が強いアーキタイプには不利になります。

青白赤(トリコロール)コントロール系

青白赤コントロール / Kawakami Kazuto

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