プロツアー『タルキール覇王譚』直前、おさらい最新スタンダード! 《後編》

更新日 Feature on 2014年 10月 10日

By 金子 真実

 皆さんこんにちは! というか昨日ぶりかと思います。明日、というか日本的にはもう今日の深夜という感じかもしれませんが、ついにプロツアー『タルキール覇王譚』が開催されます!


ホノルルのビーチを眺めながら。

 本記事では、昨日に続いて、引き続きハワイより新環境のスタンダードのデッキを簡単ではありますが紹介していきましょう。

 前回、赤系のビートダウンデッキついては触れましたが、その他の色のビートダウンについては触れませんでした。今回は、赤じゃないビートダウンやコントロール、コンボデッキも含めて一気に紹介していきましょう。


「黒単ビートダウン」サンプルデッキレシピ
FireServant98(3-1) 2014-10-06 Standard Daily #7515471
スタンダード


 『テーロス』ブロック構築でも活躍した、黒単ビートダウンデッキです。『タルキール覇王譚』からは、強力な1マナクリーチャーである《血に染まりし勇者》が採用されています。

 豪華12枚の1マナパワー2クリーチャーと、《モーギスの匪賊》による突破力は侮れません。《思考囲い》で、相手の妨害も多少なら可能です。


「ジェスカイ・テンポ」サンプルデッキレシピ
PresuntoJublay 2014-10-07 Standard Daily #7515480
スタンダード


 《ゴブリンの熟練扇動者》《道の探求者》《カマキリの乗り手》という、低コストで優秀なクリーチャーで攻めながら、ジェスカイカラーの強力な呪文でサポートするデッキです。

 呪文は相手のデッキに合わせて攻守を切り替えられるような呪文が多く、例えば相手がビートダウンデッキなら、火力呪文は相手クリーチャーに打って身を守りつつ優秀なクリーチャーで攻めるように動きます。逆に相手がコントロールデッキなら、プレイヤーに火力を打ち込みながら最速でのビートダウンを目指すのです。

 『タルキール覇王譚』の氏族の色であり、3色の強いカードを詰め込んだデッキですので、デッキパワーはかなり高いと思います。


「青黒コントロール」サンプルデッキレシピ
mtgSage(4-0) 2014-10-06 Standard Daily #7515471
スタンダード


 わりといつの時代にも存在する、青黒コントロールデッキです。

 『タルキール覇王譚』からは、フェッチランドを始めとした土地カードだけでなく、《時を越えた探索》《残忍な切断》という2種類の「探査」呪文と、軽量手札破壊として《蔑み》、フィニッシャーとしての《真珠湖の古きもの》が採用されています。

 どちらも見た目よりもずっと軽いコストで唱えることができますし、前述のフェッチランド、このデッキだと《汚染された三角州》と非常に相性が良いです。

 《蔑み》は軽量手札破壊として、《思考囲い》と枠を争うことになるのでしょうか。こういった守るデッキではライフを大切にしたいですし、ありかもしれませんね。

 《真珠湖の古きもの》は単純にフィニッシャーとしての役割でしょう。瞬速かつ打ち消されず、手札に戻れる効果、そして果敢と、能力はいっぱい。強い相手には強そうなカードです。

 《悲哀まみれ》までメインに2枚取ってるのが、環境にビートダウンが多いことを物語っていますね。


「ジェスカイの隆盛・コンボ」サンプルデッキレシピ
Andrew Baeckstrom / StarCityGames.com - Standard Open 2014/09/28 Indianapolis
スタンダード

StarCityGames.comより引用


 モダンで大暴れの《ジェスカイの隆盛》ですが、スタンダードにもコンボがあります。必要なパーツは4つ。《ジェスカイの隆盛》、《撤回のらせん》、そしてクリーチャーと手札に戻すクリーチャー以外の呪文です。

 回りはじめると、《ジェスカイの隆盛》でアンタップしつつ《撤回のらせん》で付けた能力で《ドラゴンのマントル》や、《贈賄者の財布》などの低コストまたは0マナの「クリーチャー以外の呪文」を手札に戻してはアンタップし、無限にクリーチャーを強くしていきます。

 意識していないと、突然パワーが20を越えたクリーチャーに攻撃されることになります。また、途中でマナをひねりだして《ジェスカイの隆盛》2枚体制になれば、相手の土地以外のパーマネントは全て手札に戻ってしまうので、簡単に攻撃は通りますね。

 もちろんコンボデッキだけあり脆いところもありますが、もしかしたらプロツアーでもロマンにあふれたコンボが決まる光景が見られるかもしれませんね。

もういくつ寝なくても、プロツアー!

 前後編に渡ってデッキをざっくり紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

 もちろん、プロツアーはプロプレイヤーが新しいデッキを考えぶつける場でもあります。紹介したデッキなんてもう負け組で、実際はもっと強いデッキだらけだ!という可能性ももちろんありえます。

……、いや、そうなったほうが面白いですよね、正直。

 プロプレイヤーの新デッキ、期待しましょう!

 もう今夜の深夜にはプロツアーですよプロツアー!

 今からいったん寝るのも十分にありですね! ともあれ、今夜からの生放送を見逃さないでくださいね!

1日目(予選ラウンド) 10月11日(土) 4:00〜16:00 放送ページ
2日目(予選ラウンド) 10月12日(日) 4:00〜16:00 放送ページ
3日目(決勝プレイオフ) 10月13日(月・祝) 4:00〜15:00 放送ページ

※終了時間は進行により前後することがございます。

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