マアヤのマジックほのぼの日記:いい夫婦の日!あの殿堂プレイヤーの奥様とティータイム!!

更新日 Feature on 2014年 11月 24日

By 格内 麻也子

 公式ウェブサイト内で最もほのぼのした不定期連載記事「マアヤのマジックほのぼの日記」にようこそ! この記事では広報の「格内」ではなく、ごく普通のマジックプレイヤーである「マアヤ」が休日に出会った人や出来事を記事にしてお届けします。マジックでつなごう友達の輪!! マジックで世界中の人たちと友達になれたらいいな〜!!

 じつはマジック界にはマジック愛の深いゴールデン夫婦がいらっしゃいます! 殿堂顕彰者の三原槙仁さんと、その奥さまの綾さんです。そして本日は11月22日「いい夫婦の日」です!! ということで今回は三原綾さんとティータイムを過ごしてきましたよ~!! さて、どんな話が飛び出すのか…!?

マアヤ: 今日は美味しい紅茶を楽しみながら、マジック女子として活躍される綾さんの話を伺えたらと思っています! えっとまずは…注文しましょうか?(笑)

綾さん: すごい種類の紅茶ですね!じゃあ紅茶は「キンバリー」にしようかな。…ジャッジ!!

マアヤ: ジャッジコールで店員さんを呼ぶとは、さすがマジック女子!!

マジックと出会ったきっかけは「剣道部」!?

マアヤ: では、綾さんがマジックをはじめた時期ときっかけを教えてください。

綾さん: 私がマジックをはじめたのは中学生の頃で、剣道部に所属していたんです。

マアヤ: わー!! すごい、かっこいい!!

綾さん: まぁ…良く言えば(笑) うちの学校は他校に比べて男性が圧倒的に多い剣道部でした。女子部員は私を入れて4人しかいませんでしたし、私の学年に至っては女子は私一人だけでした…。
『マジック:ザ・ギャザリング』を知ったきっかけは、先輩達が遊んでいるのを見て興味を持ったからです。

マアヤ: じゃあ剣道部の人に教えてもらったんですか?

綾さん: いえ、面白そうだと思って自分で勉強しました。

マアヤ: 誰にも教えてもらわないで、ですか?! 珍しいパターンですね!!(笑) 戦略的なゲームって女性は苦手に思う人も多いですが…、他のトレーディングカードゲームを既に遊んだことがあったんですか?

綾さん: いえ、マジックがはじめてです。家族とトランプや麻雀はしていましたが…

マアヤ: あ、プロプレイヤー同士の麻雀会で一人勝ちしたという話も聞いていますよ(笑)

綾さん: ふふふ、頭を使うゲームは好きな方だと思います。上手いかは別問題ですけど。中学時代は1人でカードを集めて終わりってかんじで、本格的にマジックをはじめたのは高校生の時です。

マアヤ: どこかの大会でセーラー服姿の綾さんがマジックをプレイしている動画はチェック済です!

綾さん: そ、それは忘れてください!! その過去は捨てました(笑)

マアヤ: いやいや、お変わりなくですよ。凛々しいお姿は会場でもひときわ目立っていましたね!

マジックコミュニティーで女子が生き抜くには?!

マアヤ: と、綾さんは関東ご出身ですよね。身近にマジックプレイヤーは多かったのでしょうか?

綾さん: 私の場合はコミュニティーを探しに行っていました。「Chiban Dragon Convention」とか「Lunatic Moon Convention」とか…、千葉近辺で。

マアヤ: その頃、千葉のコミュニティーには女性マジックプレイヤーはいましたか?

綾さん: いえ、私だけでした。

マアヤ: ひとりだけですか! コミュニティーのなかでなにか嫌な思いとかしたことはないですか…?

綾さん: いいえ、年上の方が多かったせいか、みんな優しかったです。でも女性のプレイヤーは珍しいので注目されるのはありますが(笑) 当時は女性のプレイヤーは私だけだったので、男性のなかで上手くやっていこうとはしていました。みんな私が孤立しないように、かつ変に持ち上げられないように気を遣って接してくれていたように思います。

マアヤ: 男社会の中で生き抜くコツを教えてください!(笑) 対戦前は笑顔で握手をするとか、花柄のスリーブを使うとかですか…!?(真剣)

綾さん: ないですね(笑) いや、本当に何もないですが…、コツがあるとすれば男性だから女性だからと意識しないようにするということですかね。意識しないことで上手くいっていたように思います。

マアヤ: 一番思い出に残っている試合はありますか?

綾さん: Lunatic Moon Conventionで初めて優勝した時ですかね。いつも行くコミュニティーのイベントだっただけに自力で優勝できた時は本当に嬉しかったです。たしかそのときは白単アーマーデッキを使っていて、《聖なる秘宝の探索》で《アージェンタムの鎧》をサーチしてドーンと殴り勝てたのは印象に残っています。

マジック女子が増えているという噂は本当?!

マアヤ: にわかにマジック女子が増えているという噂がありますが、綾さんはどう思いますか?

綾さん: プレイヤー人口が増えているので、それに応じて女性も増えてきているとは思いますね。最近はマジックをはじめやすい製品が増えたなと感じています。「エントリーセット」など入門的なものから、「イベントデッキ」みたいなトーナメントレベルのものまであるので、経験者が「とりあえずこれを買えばいいよ」とオススメしやすくなりました。私がマジックをはじめた頃はそういうのがなかったので、本当に羨ましいです…。

マアヤ: 昔も構築済みの製品があるにはあったのですが、初心者向きな内容ではなかったようですしね。

綾さん: あとは晴れる屋さんの 「レディワン!」など女性限定イベントや、「ティーチングキャラバン」なんかも増えてきて、女性がカードショップに行くことも敷居が下がってきているのかもしれないですね。

マアヤ: たしかに綺麗なカードショップも増えてきて女性も入りやすくなってきましたよね。

プロプレイヤーを支えるマジック女子の秘訣は?!

マアヤ: 綾さんはいつから本格的にトーナメントを目指すようになったんでしょうか?

綾さん: 『ゼンディカー』あたりですかね。周りに三田村和弥さんとか、有田隆一さんみたいにプロツアーで活躍されている人とか、グランプリの入賞者も増えてきたんです。で、私もプレミアイベントに出場して勝ちたいなと思うようになりました。その頃にプロプレイヤーで今の旦那の三原槙仁さんと付き合うようになって、私も一緒にマジックをもっと頑張りたいなと。

マアヤ: 恋人同士ながらお互いに切磋琢磨する関係なんですね、羨ましい!!プロプレイヤーとして活躍される旦那さんに対して特別な気遣いなどはありますか…?

綾さん: うーん、あるかな?(笑) でもマジックは練習すれば必ず勝つというものではないので、必要以上に負けを責めるようなことは言わないようにしています。後は、イベント前に「絶対勝ってね!」とプレッシャーをかけるようなことはしないです。とにかく、本人が安心して遠征ができるように練習に付き合ったり、準備の手伝いをしています。

マアヤ: あれ、でも旦那さんはマジックの成績が悪いと家に入れてもらえないって噂が…

綾さん: …あれはネタです(笑) 確か2013年のグランプリ・横浜で、知り合いと食事をしていた時に旦那のグレイビーの話題になって、「これはプロポイントが取れるまで帰れま10だな!」と話をしていたら、それがTwitterに流れて、何故かカバレージにまで書かれていたという…

マアヤ: では玄関の棚に並べられていた旦那さんのトロフィーが、ある日を境に白い人形に変わっていたという噂も…?

綾さん: まぁあれはちょっとしたサプライズというか罰ゲームのつもりで飾りました(笑) いまはトロフィーに戻っていますよ! あとガールズイベントで頂いたFunkoのフィギュアも一緒です!

マアヤ: 楽しいおうちですね(笑) でも2人の愛が深いのは知っていますよ! 夏にあったガールズイベントでも自分の名刺がわりに三原槙仁さんのトークンカードを出して「旦那もよろしくお願いします」と挨拶されていたのが印象的でした。

綾さん: じつは旦那はそのことを知らないんですけどね(笑)

マジックカップルの関係を上手くかせる秘訣は?!

マアヤ: マジックを彼氏とプレイしたりしているとケンカになりませんか? ちょっと手加減してと言ってもマジックはそういうゲームじゃないからって言われて険悪に…とかないですか?(笑)

綾さん: ああ、まったく同じことを旦那が言いますね(笑) ボードゲームでも途中で裏切られて引きずり落とされることがあります。でも個人的には本気でやってくれた方がが後腐れなくていいですね。ゲームだし険悪になってもその時だけですね。

マアヤ: 三原槙仁さんからマジックは教えてもらったりしないですか?

綾さん: プレイングなどは基本的なことはわかるので…、そういうことは教えてもらっていないですね。ただ新セットが出たタイミングなどには新環境について色々と情報交換しています。

マアヤ: 新セットのブースターボックスを開けるときには2人でパックウォーズをするという話も以前に伺いましたよね。2人でマジックを遊ぶ機会は多いですか?

綾さん: じつはあまり多くなくて月2回くらいですかね。プロツアーやグランプリ前など何か目的があるときには2人で集中的にプレイしたりもします。

マアヤ: 夫婦で共通の趣味があるというのは本当に良いことですよね。

綾さん: そうですね。またマジックという特殊な世界のゲームに対して理解がある女性は有り難いと旦那は言います。私自身もプロプレイヤーとして活躍したいという願望があってマジックをやっているからか、『仕事を休んで何故プロツアーに行くの?』という疑問を私は持つことはないですね。

マアヤ: マジックカップルが上手くいく秘訣を教えてください!

綾さん: 自分のマジックのスタンスを押し付けないことでしょうか。カジュアルに楽しみたい彼女に対して、お前もプロツアー予選出ろよ!とか言わないとか…(笑)

マアヤ: お互いのマジックの楽しみ方を理解するってことですかね。マジックって1つのタイトルですが、遊び方や生活に対する関わり方は人それぞれですもんね。

マジックで一番好きなカードは何ですか?

マアヤ: ベタな質問ですが…、今までで一番好きなカードは何ですか?

綾さん: 『神河物語』の《夜陰明神》です。『神河物語』のプレリリースの時に引き当てて、使っているうちにだんだんと好きになったんですよね。で、集め続けているんですよ…今でも。

マアヤ: え!じゃあ《夜陰明神》見かけたら買っているんですか?!

綾さん: そうですね。旦那がコレクター系のプレイヤーに頂戴したりとか…。カードショップに務めている私の知り合いは、私が《夜陰明神》をコレクションしているのを知っているんで、在庫があったら教えてくれたりします(笑)

マアヤ: じゃあ今《夜陰明神》何枚集まっているんですか?!

綾さん: 数えていないので具体的な数字はわかりませんが、100枚以上はありますね。とりあえず1000枚買いを目指しています。

マアヤ: これ記事に書いたら、さらに《夜陰明神》を綾さんにプレゼントする人が増えますね(笑)

綾さん: 期待しています(笑) 神河の世界が好きでカードのイラストの雰囲気が感覚的に好きなんです。《夜陰明神》は、その当時はデッキに1枚差しすることで活躍したカードでもありますね。ただ、トーナメントで使われ始めてから値段が上がり始めて、いまでも統率者戦での需要もあってなかなか値下がらなくて、そのせいか入手しづらくなって少し困ってます。

さて、これからの目標は?!

マアヤ: 綾さんのこれからの目標は何でしょうか?!

綾さん: プロツアー予選を優勝して、本戦に出場したいですね。グランプリのトライアルは2回ほど優勝したことがあるのですが、まだまだ勝てなくて…。やっぱり観戦者としてではなく、出場者のひとりとしてプロツアーのあの空気を味わいたいです。

マアヤ: プロツアーでの夫婦対決を楽しみにしています!!

 いい夫婦、そして女性マジックプレイヤーとして活躍される三原綾さんでした。この記事について感想などありましたらマジック日本公式Facebook内の投稿内にコメントいただけると嬉しいです。

 休日はやっぱりケーキと紅茶、そしてマジック!!

 それでは、またお会いしましょう!

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