コラボ企画! ロード オブ ヴァーミリオンIIIをやってみた!! ~修行編~

更新日 Feature on 2014年 12月 15日

By 浅原 晃

 ゲームとは楽しさの共通言語である。一緒にやる仲間が居れば、何でも楽しく、そして、そのゲームが面白ければ言うことはない。

 ここは、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト東京オフィス。『マジック:ザ・ギャザリング』(以下、マジック)のスタンダードの対戦中だ。

浅原:《カマキリの乗り手》の華麗なダッシュアタックで3点。ターンエンド。おっと、その攻撃は《包囲サイ》のガーディアンスタイルで防御。こちらのターン、《ギルドパクトの体現者、ジェイス》のスプレッド攻撃! ふははは、兵士がゴミのようだ!

金子:何か、浅原さん、いつもにも増してキレてますね。何言っているか分からないのは、いつものことですが、カードの動きが尋常じゃないです。

浅原:やっぱ、分かっちゃうか。

金子:ええ、土地とデッキ配置も変ですし、《ギルドパクトの体現者、ジェイス》に至ってはトップローダーに入っていますからね。

浅原:これに入れておくと、くるくるっと回しやすいんだよね。

金子:さっきから回していますけど、それ何か起きるんですか?

浅原:範囲攻撃で金子さんの兵士トークンと蜂トークンが全部死にます。

金子:死にません! それ何のゲームですか!?

格内:浅原さんの動き、何か見たことある動きなんだけど……あ、あれ、まさか、ロード オブ ヴァーミリオンIII(以下LoV3)じゃないかしら? マジックとも今回コラボして、ガラクとジェイスが参戦しているアーケードゲームの…。

POINT 1 LoV3にマジックが参戦!

『ロード オブ ヴァーミリオンIII Twin Lance』は全国のゲームセンターで好評稼働中。ガラクとジェイスも参戦しているぞ!

格内:よし、聞いてみよう! 浅原さん浅原さん。

浅原:何でしょう。

格内:LoV3ってやってます?

浅原:はてさて、初めて聞く名前ですねぇ……。

格内:そういえば、LoV3やっている人がマジックやると、土地が引きたいときに引けるらしいですよ。

浅原:えっ、マジで。土地引け土地引け!

浅原:ちっ、嘘じゃねーか!

格内:…やっぱり。

浅原:はっ……しまった。渋いねー、格内さんまったく渋いです。実はちょっと前から、LoV3にハマっていまして、定期的に暇を見つけてやってるんですよ。

格内:えっ、ちょうど良かった。私と金子さんも、しっかりとやってみたいって話していたのですけど、どう取っ掛かりをつけていいのか分からなくて。

金子:それなら、ぜひ、教えて欲しいです。

格内・金子:ねー!

浅原:分かりました。では、ガチンコで行かせてもらいます。じゃあ、会議室でLoV3の基本的な部分を教えましょう。

浅原:では、これから座学を行うわけですが、2人はどのくらいLoV3のことを知ってます?

金子:マジックとコラボしていることと、実際のカードを使って、ゲームセンターでやるゲームってことくらいです。

格内:デッキを作るといった、トレーディングカードゲームの要素もあるんですよね。

浅原:なるほど、では、プレイ自体は初心者ということですね。

金子:でも、僕達もTCGの元祖である、マジックに携わって長いですから、同じカードゲームですし。すぐにコツとか掴んじゃったりして。

格内:だよねー。

浅原:バカヤロー(熊パンチ)!

浅原:違うゲームであれば、誰もが最初は初心者。初心、いや、《灰色熊》の心、忘れるべからずだろうがー!

金子:すびばせんでした。

浅原:では、まずは概要から、LoV3は大まかにはRTS(リアルタイムストラテジー)と呼ばれるジャンルで、マジックとの違いは時間がリアルタイムで進行するという点です。格内さん、例えば、相手が《カマキリの乗り手》で攻撃してきたらどうします?

格内:うーん、ちょっと考えますね。防御すべきか、呪文を使うべきか。

浅原:はい、考えている間に、格内さんはカマキリに食べられてしまいました。

格内:えーーーー!!

浅原:まあ、これは極端ですが、マジックと違って、こちらの動作を相手が待ってくれないため、時間内に考えをまとめて戦うのが重要になります。また、LoV3は多人数戦、4vs4のチーム戦なので、仲間と連携を取りつつ戦うのも大事なんですよ。

金子:なるほど。あ、あと、カードを使って戦うってことは、マジックで言うところの、クリーチャーを召喚して戦うゲームなんですか?

浅原:イグザクトリー(その通りでございます)! LoV3では使い魔と言いますが、これを7枚選び、さらに自身の分身である、プレイヤーカード1枚を合わせた8枚で1つのデッキになります。

金子:それは、自由に組んでいいんですか?

浅原:自由にも組めますが、金子さんはマジックのデッキを組むとき、基本的な部分では何を注意して組みます?

金子:マナカーブとか、土地の枚数ですかね。

浅原:そうですね。クリーチャーと同様、LoV3も使い魔を召喚するのにマナが掛かります。LoV3のマナは蓄積型で基本的には時間が進んだり、使い魔がマナ吸収という動作を行うことで得られます。

格内:それじゃあ、最初からマナコストの大きい使い魔は出せないから、まずは小さい使い魔で、マナを確保したりするのが必要なのかしら?

浅原:ディモールトべネ(良い)! 使い魔の最小コストは10コストで、最大は90コスト、そして、デッキには10コストの使い魔が大体4枚入ります。10コストの使い魔はマナ吸収要員なので、土地みたいなものですね。後の枠に戦いの中心となる使い魔を入れます。

10コストの使い魔

浅原:例えば、ガラクを使ったデッキ例、としてはこんな感じに。10コス4枚に、序盤戦を戦う20コスト、30コストの使い魔、70コストのガラクはフィニッシャーの役割です。

ガラクなどを追加してデッキに。

金子:ふむふむ、デッキ内の使い魔の役割は分かりましたが、このゲーム、パラメーターというか、書いてあることが多いですね。

浅原:そこが、このゲームの面白さでもある部分です。

格内:この、右上に書いてある「アタッカー」ってどういうことですか?

浅原:そこ重要! これ、テストには出ませんが、戦いの勝敗に直結します。これは「ジョブ」といって、LoV3には、アタッカー、ディフェンダー、マジシャンの3つのジョブがあります。それぞれが3すくみになっていて、以下のような相性があります。

POINT 2 使い魔のジョブ3種類

●アタッカー

  • 足が速い。
  • 敵を弾いたりできる。
  • マジシャンに強い。

●ディフェンダー

  • 自分の施設を守れる。
  • 敵の移動を遅くする攻撃ができる。
  • アタッカーに強い。

●マジシャン

  • 遠くを攻撃できる。
  • 複数の敵を狙える範囲攻撃ができる。
  • ディフェンダーに強い。

金子:なるほど、じゃんけんみたいになっているんですね。

浅原:そうです。例えば、ガラクならアタッカーなので、マジシャンのジェイスには強いですが、大きなディフェンダーに挑んだりするとクリティカル攻撃で通常より大きなダメージをくらうので、結構あっさりやられたりします。

格内:相性の悪い相手にはあまり挑まないと?

浅原:基本はそうなりますね。このゲームは多人数戦なので、苦手な相手を味方に任せて、自分は得意な部分で戦うというのも重要です。

金子:そういえば、LoV3ってどうやったら勝利になるんですか?

浅原:勝利条件は、お互いの陣地の両端と中央にある「アルカナストーン」という施設を全部破壊した方の勝ちになります。使い魔でそこに行くと壊す動作が行えます。

格内:いきなり、そこに向かうってアリですか?

浅原:それは、1ターン目に相手プレイヤー本体に《ショック》を打つようなものですね。そこの感覚はマジックと近いかもしれません、序盤はマナを溜めて自分の軍隊を完成させたりと、戦場のリソースを大事にして、終盤になればライフ、つまりアルカナストーンを大事にという流れになります。

金子:ふむふむ。

浅原:あと、大事なのは「マナタワー」と呼ばれる、マナを吸収できるエリアです。使い魔はここでしかマナを溜められないので、中盤まではアルカナストーンよりも、マナタワーを中心にした戦いになります。

POINT 3 2つの施設

●マナタワー

この施設を使い魔で占拠した後、エリア内でマナを溜めることができる。10コストがマナを溜めている様子はマナ畑とも言われる。序盤はこの小型の使い魔が相手から狙われることが多い。

●アルカナストーン

勝敗を判定するための石。ここに使い魔を派遣することで耐久度を減らせる。そして耐久度が0になると破壊できる。3つある相手のアルカナストーンを破壊するとチームの勝利となる。

浅原:大体ゲームの流れも分かったことろで、ゲームセンターへ実地と行きますか。

金子:え、もうですか!?

浅原:ぶっちゃけ、細かい動作に関しては、タッチパネルを使ったゲームなので、口で言うよりも習うより慣れろというところはあるので、行きましょう。チュートリアルの機能があるため、まずはそれをやれば、基本的な動作は分かります。LoV3公式ウェブサイトでも同様の動画が見られるので、そちらを見てから行くのもありですね。

格内:了解です、さっそく、準備してきます!

浅原:そうそう、マジックではプレインズウォーカーですけど、今回の我々は紅蓮の子です。なんで、そういった気分で居てください。

金子:どういう気分ですかね?

浅原:そこは、あれ、多分、グッ……片目がうずく……とかそういう奴。

格内:じゃあ軽くそれっぽいポーズ取ってみましょう!

金子:これ、ただのジェスカイのポーズですよね……?


 こうして、ゲームセンターでの修行が開始された。

 修行中にはお互いが敵同士となる一面もあったが、2人は試行錯誤しながら、それなりに成長していった。

金子:ちょっとずつですが、使い魔が動かせるようになってくると、面白くなってきました。そういえば、ギルドってあるじゃないですか、これは一体なんですか?

浅原:これは、チームですね。一緒のギルドだと、お互いの戦績が分かったりとかします。ギルド毎のランキングも出ますし。

金子:浅原さんどこかギルド入ってるんですか?

浅原:ギルド入ってますよ、むしろ、ギルドマスターです。KP-funclub(かねぴーフンクラブ)っていうギルド。

金子:………

格内:おー、それって他にどんな人が居るんですか?

浅原:1人ですね。

格内:えっ

浅原:ぼっちです。

格内:それ、ギルドとしての意味ないんじゃ……。

浅原:ガーーーーン。それは確かに……。でも、ここで2人が入れば3人になりますよ! 立派なチームだ!!

金子・格内:いや、ちょっとごめん。

浅原:ガーーーーーーーーーン。

POINT 4 ギルドに入ってみよう

この記事を見て、これから始めようというマジックプレイヤーの方でKP-funclubのギルドに入ってみたい方、申請してみてください(別途LoV3.netに登録料が必要になります)。もし、上限一杯になったりしたら、ごめんなさい。

格内:そうだそうだ、修行の成果を示すために、LoV3の開発チームにケンカ売ってきましたよ! 俺たち頂点捕食者がお前らを叩き潰してやる、マナタワーごとな!って。

浅原:えっ。

格内:てへぺろ。

金子:あ、でも浅原さんもいますし。

浅原:いや、僕は偉そうなこと言ってますが、LoV3の実力をマジックで例えるなら、「フライデー・ナイト・マジック」で勝ち越せるかも? くらいなんですよね……。

格内:でも、あれです、場所も貸し切ったので、もう、引けません。押してだめなら、もっと押してみな! って言いますし、3人力を合わせれば勝てますよ!!!

金子:ここは、桃園の誓いですね。生まれたときは違えども死滅するときは一緒と。

浅原:でも、このゲームって、4人で1チームなんで……。

格内・金子:あっ!

浅原:はぁ~、どこかに孔明、いや、郭嘉のような軍師が居ないものか……。

4人目を探して奔走する3人に、なんと衝撃の展開が!? 次回、バトル編へ続く!

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