グランプリ・京都2015に向けて:第2回 レガシーの主要なデッキたち

更新日 Feature on 2015年 4月 7日

By 小山 和志

 皆さんこんにちは! 第1回の記事はお読みいただけたでしょうか? 前回はレガシーの代表的なカードを見てきましたが、本記事からは、グランプリ・京都2015に向けていよいよレガシーのデッキについて見て行きたいと思います。

 第2回目となる今回ご覧いただくのは、現在の環境を支配する主要なデッキたちです。とはいえ、スタンダードやモダンよりカードプールが広いこともあり、トーナメントを勝ち抜く可能性のある強力なデッキは非常に多く存在します。そんなたくさんのデッキから、現在のレガシーを代表するデッキたちをご紹介していきます。

奇跡コントロール

 古き良き青白コントロールの系譜を継ぐ、現レガシー環境最強の万能コントロールデッキと言って差し支えないのが、ここでご紹介する奇跡コントロールです。『アヴァシンの帰還』で《天使への願い》と《終末》を手に入れたことで、一躍レガシーのトップシーンに躍り出ました。

高橋優太の「奇跡」デッキ

レガシー
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クリーチャー (1)
1 ヴェンディリオン三人衆
ソーサリー (5)
2 天使への願い 3 終末
アーティファクト (4)
4 師範の占い独楽
エンチャント (4)
4 相殺
60 カード

中村修平の「デイリー・デッキ」:高橋優太の「奇跡」デッキ(レガシー)より(2014年10月17日掲載分)

デッキの動き

 基本的には《師範の占い独楽》や《渦まく知識》で状況に応じて必要なカードを探し、《Force of Will》や《剣を鍬に》といった多彩な妨害呪文で序盤を凌いで、盤面が落ち着いたら《精神を刻む者、ジェイス》や《天使への願い》といった強力なカードでフィニッシュを決める、これぞコントロールと言った動きをするデッキです。

 このデッキのキーカードは何と言っても《師範の占い独楽》です。《天使への願い》や《終末》の「奇跡」を好きなタイミングで唱えることができるようライブラリーを操作したり、《相殺》との組み合わせ、いわゆる「独楽相殺」と呼ばれる状況を作り出して対戦相手の呪文をシャットアウトしたりと八面六臂の活躍を見せます。

 ビートダウンデッキを相手にした時の《終末》は、インスタントタイミングで、しかもたったWで唱えられる全体除去として無類の強さを誇りますし、ドローや妨害を1マナの呪文に頼りがちなコンボデッキに対しても、上述の「独楽相殺」さえ決まってしまえばほぼ完封できてしまいます。

 サイドボードもメタゲームに合わせて幅広く採ることができ、弱点の少ない万能デッキと言えるでしょう。

弱点

 そんな奇跡コントロールの弱点は、カードごとの役割分担がはっきりしているため、「噛み合わない手札を引いてしまうと何もできない」ことです。クリーチャーデッキ相手に打ち消し呪文を多く引いて押し潰されてしまったり、逆にクリーチャーが入っていないコンボデッキに対して《剣を鍬に》や《終末》がたくさん集まってしまい相手のコンボを眺めることしかできない、といったことも少なくありません。

 また、苦手としている戦略としては「対処しなければいけないカードを連打してくるコンボデッキ」「アドバンテージを稼げるカードばかりで構成されているミッドレンジデッキ」などが挙げられます。対戦相手の脅威を全て捌ききる前提のデッキなので、対処漏れがあるとそこから一気に決壊してしまうのです。

 奇跡コントロールは、序盤をいかに凌いで、《精神を刻む者、ジェイス》に繋げられるかというゲームが多くなります。相手をコントロールしきりたい方にはオススメのデッキです。

《実物提示教育》デッキ

 ウルザズ・サーガの《実物提示教育》で強力なカードのマナ・コストを踏み倒し戦場に出すことで勝利を狙うコンボデッキです。レガシーではこの《実物提示教育》を使ったデッキが長い間存在し、形を変えながら現在も一線級のデッキとして活躍を続けています。

masao (3-1)

Legacy Daily #8107843 (2015/3/28) / レガシー
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エンチャント (4)
4 全知
他 (4)
3 狡猾な願い 1 直観
60 カード

Magic Online Legacy Daily結果ページより

デッキの動き

 先ほどご説明した通り、このデッキは《実物提示教育》を唱えることを目的としたデッキです。 基本的には、《思案》《定業》《渦まく知識》といった軽く優秀なドロー呪文でコンボパーツを探し出し、準備が整えば《実物提示教育》からフィニッシュ手段を戦場に出すという動きになります。

 最近は《実物提示教育》で《全知》を戦場に出し、《引き裂かれし永劫、エムラクール》を唱えるか、《渦まく知識》などで《引き裂かれし永劫、エムラクール》をライブラリーの一番上に積み込んだ上で、《狡猾な願い》でサイドボードから《蟻の解き放ち》を持ってきて、対戦相手のライフが無くなるまで唱え続けるといった形で勝利する構成が主流となっています。特に後者は《全知》さえ戦場にあれば、インスタントタイミングで勝利することができ、対戦相手にとって対処するのは簡単なことではありません。

 コンボに必要なマナが実質《実物提示教育》の3マナのみと軽く、多彩なドロー呪文のお陰で《Force of Will》や《呪文貫き》といった打ち消し呪文を構えながらコンボを開始することが容易である、速度と強さを兼ね備えたコンボデッキなのです。

弱点

 コンボデッキらしく《思考囲い》や《強迫》などの手札破壊呪文が非常に苦手です。《実物提示教育》に頼りきったデッキなので、手札からこのカードを捨てられてしまうだけでコンボのスピードが一気に落ちてしまいます。また、《実物提示教育》が打ち消されてしまうことも敗北につながりかねないため、青いデッキ相手には慎重な立ち回りが要求されます。手札破壊呪文と打ち消し呪文の両方を兼ね備えたデッキが相手だと、厳しい戦いを強いられることになります。

 また、《実物提示教育》から《全知》を戦場に出すことに成功しても、勝利手段を探している間に《全知》を《解呪》などで破壊されてしまうという負けパターンもあります。《ギタクシア派の調査》などで安全確認を行いながら、確実にコンボ達成が可能なタイミングを見計らうことが大切になってきます。

 レガシー環境を代表するこの《実物提示教育》デッキ。お手軽にコンボで勝利したい方はこのデッキを使ってみてはいかがでしょうか?

《秘密を掘り下げる者》デッキ

 《秘密を掘り下げる者》で対戦相手を殴り倒すことを主眼としたデッキで、色や他の要素によって「○○デルバー」と呼称されます。《昆虫の逸脱者》に変身してしまえば1マナ3/2飛行と抜群のコストパフォーマンスを誇る《秘密を掘り下げる者》が『イニストラード』で登場してからというもの、このカードをレガシーのトーナメントで見かけないことはありません。青を主体としていくつかのパターンがあるデッキですので、それぞれについてご紹介していきます。

ティムール・デルバー(青赤緑)

 「カナディアン・スレッショルド」とも呼ばれ、《秘密を掘り下げる者》が加わってから一世を風靡したデッキです。かつてほど支配的なデッキではありませんが、今もその強さは健在です。

bocci (3-1) Subtitle: Legacy Daily #8107930 (2015/3/31) / レガシー

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Magic Online Legacy Daily結果ページより

デッキの動き

 《不毛の大地》で基本でない土地を破壊したり、《もみ消し》でフェッチランドの起動を打ち消して対戦相手のマナを縛る「マナ否定戦略」をベースとしています。主戦力となるクリーチャーは主に3種類、《秘密を掘り下げる者》と《敏捷なマングース》、そして《タルモゴイフ》です。これらの軽くてコストパフォーマンスの良いクリーチャーを召喚し、上述の《不毛の大地》や《もみ消し》でマナを足止めしている間に、対戦相手のライフを削りきるのが基本的な動きです。

 この「マナ否定戦略」を《目くらまし》や《呪文貫き》などの呪文でバックアップし、対戦相手がクリーチャーを召喚すれば《稲妻》や《二股の稲妻》といった火力呪文で排除しながら押し切り勝ちを狙います

弱点

 カードパワーが比較的低いため、一度盤面で不利な状況になった場合、逆転するのが困難です。序盤に強い《目くらまし》や《もみ消し》は対戦相手のマナが潤沢になってしまえば意味をなさなくなってしまいますし、火力呪文で対処できないクリーチャーが並んでしまえば、それを突破するのは容易なことではありません。

 また、序盤に対戦相手のライフをできるだけ減らし、最後の数点を無理矢理押し込むパターンが多いので、《殴打頭蓋》や《梅澤の十手》という装備品が機能することを許してしまうと一気に敗北が近づきます。勝つ時は対戦相手の盤面を更地にしてしまい圧勝することもありますが、1枚のカードで簡単に負けてしまうこともある繊細なデッキなのです。

 ハマってしまえば対戦相手に何もさせないこともあるティムール・デルバー。コンボデッキにも比較的強く、「絶対に勝てない」という相手も少ないので、クロック・パーミッションがお好きな方は使用を検討してみてはいかがでしょうか。

スゥルタイ(青黒緑)・デルバー

 『ラヴニカへの回帰』で《死儀礼のシャーマン》と《突然の衰微》を手に入れたことで、一気に強化されたカラーリングの《秘密を掘り下げる者》デッキです。

Jim Davis

StarCityGames.com Legacy Open(2015/1/31) 優勝 / レガシー
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デッキリスト:StarCityGames.comより引用

解説:中村修平の「デイリー・デッキ」:スゥルタイ・デルバー(レガシー)(2015年3月4日掲載分)

デッキの動き

 《思考囲い》《Hymn to Tourach》といった強力な手札破壊呪文で対戦相手の動きを妨害、出てきたパーマネントは《突然の衰微》で排除、そのまま《秘密を掘り下げる者》や《タルモゴイフ》で対戦相手を蹂躙するというのが主な勝ちパターンです。

 手札破壊呪文と打ち消し呪文をともに擁することからコンボデッキに対してめっぽう強く、《死儀礼のシャーマン》の能力を存分に発揮できるため、通常メインデッキでは対処しづらい墓地を活用するデッキ相手にも比較的有利に試合を運ぶことができます。また、致命的なパーマネントを出されても《突然の衰微》である程度対処できるのが大きな魅力です。

弱点

 明確に《安らかなる眠り》のような墓地対策カードが苦手です。《死儀礼のシャーマン》《タルモゴイフ》という主戦力が無力化されてしまうと一気に勝ち手段が乏しくなってしまいます。また、除去耐性のないクリーチャーカードばかりで構成されているため、環境に多い奇跡コントロール相手は不利な戦いとなるでしょう。基本的には1枚のカードで対戦相手のカード1枚に対処していくことになるので、クリーチャーを大量展開するビートダウンデッキにも苦労します。

 また、《秘密を掘り下げる者》デッキの中では採用されているカードのマナ・コストが重く比較的速度が遅いため、《不毛の大地》を複数枚引かれてしまうと展開が止まってしまうこともあります。デッキの構造上、基本土地を投入することも難しいため、盤面を構築する前に《血染めの月》や《基本に帰れ》といった基本でない土地を咎めるカードを出されてしまうと何もできず敗れ去ってしまうこともあります。ティムール・デルバーと異なり、最後の数点を火力呪文で押しこむこともできないのが辛いところです。

 色の組み合わせもあって妨害呪文を数多く採用できますので、コンボデッキ相手に理不尽な負け方をしたくない方はぜひスゥルタイ・デルバーを使ってみてはいかがでしょうか?

青赤/グリクシス(青黒赤)・デルバー

 《秘密を掘り下げる者》に加え、軽量ドロー呪文と相性の良い《僧院の速槍》《若き紅蓮術士》といった軽いクリーチャーたち、さらには《稲妻》等の火力呪文で対戦相手のライフを速やかに削っていくデッキです。

CalebD (3-1)

Legacy Daily #8107914 (2015/3/30) / レガシー
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Magic Online Legacy Daily結果ページより

mazizy (3-1)

Legacy Daily #8107876 (2015/3/29) / レガシー
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Magic Online Legacy Daily結果ページより

デッキの動き

 《僧院の速槍》《若き紅蓮術士》などを展開しながら、《思案》《ギタクシア派の調査》《渦まく知識》で墓地を肥やし、《時を越えた探索》で戦力を補充していくのが基本的な戦略となります。これらのクリーチャーは、クリーチャーでない呪文を唱えれば唱えるほどダメージ量が増加していき、場合によっては1ターンで10点以上削ることも珍しくありません

 もともとは『タルキール覇王譚』で《宝船の巡航》が出現したことにより、バーンデッキに青をタッチするような形でレガシーに現れました。《宝船の巡航》が禁止になった今、その部分を《時を越えた探索》に変えて、ご紹介したような形に落ち着くこととなりました。

 最近は青赤の組み合わせに黒をタッチし《陰謀団式療法》や《思考囲い》を採用することで、苦手だったコンボデッキへの耐性を上げたデッキが流行の兆しを見せています。

弱点

 青赤のバージョンは妨害呪文を絡めたコンボデッキを苦手としています。このデッキがMagic Onlineで爆発的な流行を見せた時は、アンチデッキとして後ほどご紹介する「むかつきストーム」が一気に数を増やしました。黒をタッチしたグリクシスバージョンは、そういったコンボデッキへの相性が改善していますが、色を増やしたことにより安定性は失われています

 採用しているクリーチャーのサイズが小さいため、《罰する火》と《燃え柳の木立ち》のコンボを相手にするとクリーチャーを片っ端から除去されてしまいます。また、《不毛の大地》を採用せず土地をギリギリまで切り詰めていますので、《The Tabernacle at Pendrell Vale》などの致命的な土地に対処することが叶いません。なんとか序盤のリードを保って押し切りましょう。

 《若き紅蓮術士》や《僧院の速槍》と大量の呪文の組み合わせで、みるみるうちにダメージ量が増加していくさまは圧巻です。一度試してみてはいかがでしょうか。

 以上が、《秘密を掘り下げる者》デッキの主なアーキタイプとなります。《秘密を掘り下げる者》を使ったデッキとしてまとめてご紹介しましたが、それぞれ異なった動きをするデッキです。お好みのタイプは見つかったでしょうか?

むかつきストーム

 先ほどご紹介した《実物提示教育》デッキと並んでレガシーを代表するコンボデッキです。デッキの名前にもなっている《むかつき》から、呪文を唱えれば唱えるほど威力を増す「ストーム」を持つ《苦悶の触手》まで繋げることを目標としていますが、そこに至るまでにとても多彩なパターンがあります。

高橋 優太

第3回 BIGMAGIC OPEN SCG Invitational Challenge 優勝 / レガシー
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インスタント (9)
4 渦まく知識 4 暗黒の儀式 1 むかつき
他 (12)
4 陰謀団の儀式 4 水蓮の花びら 4 ライオンの瞳のダイアモンド
60 カード

デッキリスト:第3回 BIGMAGIC OPEN StarCityGames.com Invitational Challenge TOP8 Deck Listより引用

解説:中村修平の「デイリー・デッキ」:ストーム(レガシー)(2015年3月2日掲載分)

デッキの動き

 基本的には《暗黒の儀式》や《陰謀団の儀式》などのマナ加速呪文、《思案》《渦まく知識》に代表される軽量ドロー呪文で呪文の数を稼いで、何らかの方法で《苦悶の触手》を持ってきてフィニッシュ、という動きです。それに加えて、《強迫》や《陰謀団式療法》などの手札破壊呪文は対戦相手の致命的な呪文を捨てさせつつストームを増やすことができるので自然にデッキに組み込めます。

 最も一般的な勝ちパターンは、大量のマナ加速呪文に加え、《ライオンの瞳のダイアモンド》を戦場に出してから《冥府の教示者》を唱え、それに対応して《ライオンの瞳のダイアモンド》の能力を起動し手札を0枚にすることで好きなカードを持ってくる動きでしょう。ストームが足りなければ《むかつき》や《炎の中の過去》を、十分に呪文を唱えた後ならば直接《苦悶の触手》を持ってくれば勝負あり。運が良ければ1ターン目にして勝利してしまうことすらありえるデッキです。

弱点

 《スレイベンの守護者、サリア》、《エーテル宣誓会の法学者》のようなデッキそのものを否定されてしまうようなカードが環境に多く存在するのは非常に辛い点です。またコンボデッキの常として、手札破壊呪文や打ち消し呪文に弱く、両者を組み合わせたデッキを相手にコンボを決めるのは困難です。

 また、《むかつき》経由で勝ちを狙う場合、ライフが少ないと必要なカードを手に入れる前にライフが無くなってしまう、いわゆる「むかつき死」と呼ばれることも起こります。コンボデッキであるにも関わらずライフにも気を使わなければいけないのです。

 むかつきストームは使い込めば使い込むほど味の出てくるコンボデッキです。上手く《苦悶の触手》まで繋げた時の爽快感はたまらないものがあります。一人で回すのも楽しいデッキなので、一度組んでみてはいかがでしょうか。

エルフ

 かつてエクステンデッドで開催されたプロツアー・ベルリン2008で猛威をふるい、トップ8に6人ものプレイヤーを送り込んだデッキがありました。それがエルフデッキです。レガシーのエルフはそれをアップデートしたものとなっており、グランプリ・京都でも十分に上位に食い込める強さを持っています。

戸塚 公太

第3回 BIGMAGIC OPEN Legacy 優勝 / レガシー
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デッキリスト:第3回 BIGMAGIC OPEN Legacy TOP8 Deck Listより引用

解説:中村修平の「デイリー・デッキ」:エルフ(レガシー)(2015年3月3日掲載分)

デッキの動き

 エルフを並べて《垣間見る自然》を唱え、《遺産のドルイド》でマナを生み出し、エルフを追加していくことで加速度的に手札とマナを増やしていきフィニッシャーにたどり着くという動きはプロツアー・ベルリン2008時代のものと変わりません。

 必ずしも《垣間見る自然》を唱える必要はなく、マナクリーチャーを並べて、《自然の秩序》や《緑の太陽の頂点》で《孔蹄のビヒモス》や《威厳の魔力》を呼び出せばそれだけで勝負ありです。加えて、レガシーには《ガイアの揺籃の地》というエルフデッキのために作られたような土地があり、普通にマナを支払ってフィニッシャーを唱えることも可能なのです。

 また、コンボが達成できずとも、大量に召喚したエルフたちで殴り倒すビートダウンデッキとしての側面も持っており、相手にした場合一筋縄ではいかないデッキです。

弱点

 クリーチャーに依存しきったデッキなので、全体除去呪文、例えば奇跡コントロールの《終末》を打たれればそれだけで敗北に直結します。個々のクリーチャーを見てみると貧弱なものばかりですので、《紅蓮地獄》のような呪文でも戦線が壊滅してしまいます。他にも、《仕組まれた爆薬》や《仕組まれた疫病》といった明らかなアンチカードが存在し、特にサイドボード後はその種の呪文に気をつけなければいけません。

 また、お世辞にも妨害手段が豊富とは言えず、自分より速度の速いコンボデッキが相手だと先に勝負を決められてしまうことがほとんどです。コンボデッキ相手にはサイドボードで何とかするしかないのが現状です。

 一撃必殺だけでなくパズル的な要素も持ち合わせ、エルフデッキは様々な勝ち手段を提示してくれます。慣れるまでに時間が必要なデッキですので、このデッキを使いたい方は今のうちから練習しておきましょう。

青白《石鍛冶の神秘家》デッキ

 スタンダードを圧倒的に支配し、2枚もの禁止カードを生み出した超強力デッキ、「Caw-Blade」をレガシー版にチューンしたデッキです。スタンダード時代から《戦隊の鷹》は抜けてしまいましたが、《石鍛冶の神秘家》のカードパワーはレガシーでも随一で、《殴打頭蓋》《梅澤の十手》のような強力な装備品とともに使われています。

uppal (3-1)

Legacy Daily #8088801 (2015/3/23) / レガシー
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Magic Online Legacy Daily結果ページより

peso (4-0)

Legacy Daily #8107876 (2015/3/29) / レガシー
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