金子と塚本の「勝てる!マジック」第6回:デッキの種類・その2「コントロール」

更新日 Feature on 2015年 4月 16日

By 塚本 樹詩

登場人物:

金子 真実:ウィザーズ・オブ・ザ・コーストの人。塚本に押しかけられ突然弟子をとることになった。カレーを食べる時には福神漬けがマスト。最近はスープカレーが好きになってきた。

塚本 樹詩:マジック初心者。マジックの大きな舞台での活躍を夢見て、金子に弟子入りした。とにかく元気。最近はカレーを食べるときにルーにソースをかけることを覚えたぞ!

前回の勝てマジ!

デッキの種類を覚えることになった塚本が最初に勉強したのは、「ビートダウン」という「攻め」のデッキタイプ。次に勉強する「守り」のデッキタイプ「コントロール」を自分で組んでみるために、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト東京オフィスの会議室で瞑想を開始した塚本だが............?


金子「おかしい......入り口に隠れている訳でもなく、会議室にもいない......瞑想していたはずの塚本さんは一体どこに......?」

塚本「ふっふっふ、待っていましたよ金子さん。そして見てください、僕の作った最強の『コントロール』を!

金子わ!びっくりした!

塚本作成 「最強コントロール」

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金子「これは............恒例の『なんじゃこりゃー!』もできませんね......。」

塚本「金子さんの精神状態しかコントロールできなさそうですね!」

金子「こうなることはわかっていたのに、なぜ自由に作らせたんでしょうか! 今回も1から教えていきますね。とりあえずちょっとこわい顔をしてみましたが、自由にデッキを組むことは良いことです。ただ、この企画は『勝てる!マジック』なので、少しずつ基本を覚えていきましょう。まずは前回のコントロールの説明を、再度確認しますね。」

コントロール

相手のクリーチャーを破壊する呪文など、相手の行動に合わせて効果的なカードを選択し、ゲームをコントロールしながら勝つ「守り」のデッキ。じっくり時間をかけて戦うので、「ビートダウン」と比較するとマナコストの重いカードも使う。

塚本「レッツ・コントロール!」

金子「『コントロール』は読んで字のごとく、自分の優位な状態になるように試合をコントロール(支配)して勝つことを目的としています。このタイプもまた、色の特性によってコントロールの方法が変わるのですが、ビートダウンと違い単色でコントロールできる範囲には限界があるので、複数の色の組み合わせのデッキになることが多いですね。

塚本「僕のデッキ、4色ですよ!」

金子「今回のデッキ、カード選択方針は悪くないですね。クリーチャーを全て破壊できるような呪文を集めたんですよね? でもこのデッキ、5ターン目まで何をするんですかね?

塚本カレーを食べてます。むしろカレーを食べるのに5ターンで足りるかが心配ですね!」

金子「いや、マジックはそういうゲームじゃねえから!」

塚本「......えっ? 違うんですか!?」

金子「......では、前回と同じように色ごとに『コントロール』向きのカードを何枚かピックアップしていきましょう。ゲームを決めるカード、通称『フィニッシャー』なども提示していますので参考にしてみてください。カードに合わせて、その色の得意なことも説明していきますね。」

塚本「わーい! 僕も話の流れを金子さんにコントロールさせていますね!」

金子「いえ、コントロールしているのは私です!」

金子白はクリーチャーを一度に全て破壊できる呪文がいつの時代にもあるので、その呪文の性能次第では主役の色になることもあります。エンチャント、アーティファクトといったパーマネントを対処できる呪文もありますし、1枚で試合に勝てるようなカードもあるので、コントロールする色としては文句ないですね。

塚本「白! 最強じゃないですか!」

金子「まだ1色しか説明してないですよ! しかし実際、白は防御的な側面も強い色なので、コントロール向けのカードが豊富なのも事実です。」

塚本「攻めるも良し! 守るも良し! こんな万能が色が今まであったか! おお......神よ!!」

金子「どの色にも攻めるカード・守るカードが用意されているので、白だけが特別万能というわけではありませんよ?」

塚本「やはり白最強か......。」

金子「塚本さん?」

金子青は相手の呪文を打ち消す呪文で相手の切り札を打ち消したり、カードを引く呪文で手札を増やしたりして、コントロールしていきます。極端な話をすれば、打ち消し呪文を引き続け、相手の唱える呪文を全て打ち消せば、そのうち相手が息切れしてしまいますね。」

塚本「ずっと俺のターン!」

金子「ある意味そんな感じですよね! ただ小粒のクリーチャーでいっぺんに攻められるのは苦手で、ゲームを決定付けるカードも少ないので、その部分の他の色にお願いすることが多いです。」

塚本「カードを引く呪文さえあれば、他の色のカードが手札に来る機会が増えるので、手札を増やすことも重要なんですね!」

金子「そうですね、戦場をコントロールすることも大事なのですが、手札が多ければ多いほど選択肢が増えていくので、コントロールのデッキを組む時に青は採用される色になることが多いです。」

塚本「やはり青最強か......。」

金子黒は色のイメージ通り、クリーチャーを破壊することが得意です。他にも相手の手札を捨てさせる呪文もあるので、相手の切り札も捨てさせてしまえば怖くないですよ!

塚本「あれ? なんだか前回、似たような呪文を見たような............。」

金子「使い勝手の良い呪文はデッキタイプに関係なく活躍するので、『ビートダウン』と選択するカードが似ることがあります。他の色にも同じような傾向はありますが、黒は特にそれが顕著に出ていますね。」

塚本「そこまで便利だと逆に何が苦手なんですか?」

金子アーティファクトやエンチャントといった特殊なパーマネントに触りにくいのがこの色の弱点ですね。」

塚本「手札から捨てられなかった時に大変そうですね! でもそんな時は他の色に任せちゃうのがいいんですよね? まるで僕と金子さんのように役割分担して!」

金子負担的には9:1で倒れそうですけどね!

塚本「やはり黒最強か......。」

金子「誤魔化した!」

金子赤はクリーチャー単体や全体にダメージを与える呪文に加えて、青ほど便利ではないのですがカードを引く呪文もあったりします。採用されるクリーチャーに関しても、何かしらにダメージを与える能力を持つカードが選ばれることが多いですね。」

塚本「クリーチャーをいっぺんにどうにかする呪文はどの色にもあるのですか?」

金子「色によってアプローチが違うだけで、クリーチャー全てをどうにかするような呪文は各色に用意されていることが多いです。どう違うかを自分で比較して把握するのも大事ですよ。」

塚本「確かに赤は他の色と違って焼き払え!って感じがしますね!」

金子「印象の話になってる!? ......あ、赤も最強なんて言いませんよね?」

塚本「やはり緑最強か......。」

金子「まだ紹介していないのに!?」

金子緑だけ少しアプローチが違って、マナをサポートするカードが選ばれることが多いです。
 2色以上でデッキを組む場合はやはり、マナが出せない色があると唱えられない呪文が出てきますので、複数の色のマナを生み出せるカードは重宝されることがありますね。
 また『コントロール』用のカードはマナ・コストが大きいものが多いので、単純に土地の枚数を増やすカードも大事になってきます。他にはアーティファクトやエンチャントを壊すことも得意ですね。」

塚本「ずるい!」

金子「え?」

塚本「みんな我慢して1ターンに1枚だけしか置いていなかったのにずるい!」

金子「え?えっと......他の色もその分他のところでずるい?ことしているので大丈夫ですよ?」

塚本「うわーん、やっぱり緑が最強なのかよお......。」

金子「言い方変えただけ!?」


塚本「金子さんのおかげで『ビートダウン』に加えて『コントロール』もばっちりです!今の俺は鉄壁!!

金子「プレイヤー自身が鉄壁になる必要全然ないですからね!!」

塚本「そして......残すところはアレだけになりましたね......!」

金子「そうですアレです。っと、その前にお腹すいたので続きは次回にしますか。」

塚本「では......次回まで僕とコンボする何かを見つける旅に出てきます。自分探し的な。」

金子「そうなんですか、残念ですが仕方ないですね。せっかくなので一緒にご飯でもと......。」

塚本「!!! ......今見つかりました。僕との最高のコンボカード......それは金子さんです!

金子僕が塚本さんとコンボするなんて嫌だあああああああ!!

塚本「そんなことないですよ。さ、行きましょうご飯!カレーが食べたいです!」

塚本「というわけで次回はコンボについて!」

続く

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