『兄弟戦争』プレリリース入門
『兄弟戦争』プレリリース入門へようこそ!
君のメカを整備して、マジックの歴史上最も有名な戦いの1つに備えるときだ!プレリリースは、マジック初心者にも長年のベテランにもおすすめな、私のお気に入りのイベントだ。最新セットのお祝いを楽しめるこのイベントは、初めて参加するマジックのイベントとしてもうってつけだ。『兄弟戦争』では11月11~17日にプレリリースが開催される。この絶好の機会にぜひ参加してみてくれ!
マジックの遊び方を学びたい方は、以下のページをご覧いただきたい。
加えて、イベントを楽しむ店舗をお探しの方には、便利な「店舗・イベント検索」をおすすめしよう。お住まいの場所を入力するだけで、近くの店舗が表示されるぞ。
店舗が見つかったら、必ず連絡をして事前予約について聞いておこう。プレリリースは人気イベントだから、事前に席を確保しておきたい!
プレリリースについて動画で学びたい方は、この記事に私が出演する「Good Morning Magic」という入門動画を置いておくから、そちらを観てみてくれ。
プレリリースの素晴らしい点は?なぜみんなに行ってみてほしいのか?もう少し詳しく語っていこう!
プレリリースの準備
最新セットの新鮮なカードを操る体験は、他では味わえないプレリリースならではのものだ。ここでは誰もが同じ立場だ。プレリリースの前に最新セットのカードを手に取った人はいないし、みんなで一緒に探検の第一歩を踏み出すんだ。
プレリリース会場には活気がある。リラックスした楽しい雰囲気の中でプレイヤーたちはカードを開封し、クールな発見に声を上げ、初めてのカードの組み合わせを探す。
プレリリースの素晴らしいところは、初めてのイベントでも安心して参加できるその素晴らしい環境だ。君がマジック初心者でも、お店にいる人たちがみんな君のことを助けてくれるし、最高の体験を味わえるよう力を貸してくれるんだ。
では今回のセットではどんな風になるだろう?今回は時を遡り、マジック:ザ・ギャザリングの歴史n中でも特に象徴的な物語を見ていくことになる――「兄弟戦争」だ。対立するウルザとミシュラの兄弟は、互いにアーティファクトの軍勢を築き上げてどちらが上回るか争っている。それは長きにわたる戦いなのだ!
デッキは持っていく必要があるのかって?必要ないよ!プレリリースは、 「シールドデッキ」と呼ばれるフォーマットで行われる。それは『兄弟戦争』を6パック開封して出てきたカードだけでデッキを構築する、というシンプルなものなんだ。だから本当に最新セットとパックの中身を存分に楽しめるイベントなのさ。コモンからレアまですべてのカードに目を通して、最高のデッキを組み上げよう。
具体的にどうすればいいのかって?私がここですべて教えよう。
シールドの取り決め
プレリリース当日に会場に着くと、君は「プレリリース・パック」を1つ受け取る。今回は「ウルザ」バージョンと……
「ミシュラ」バージョンがあるぞ!
どちらを選んでも、ゲーム体験に違いはない。それぞれをテーマにしたカードが特別に入っているとかそういうのもないよ。見た目が違ってちょっと楽しいからぜひ注目してほしいけれど、どうか気軽に選んでくれ。
そして中には色々なものが入っている。ライフ総量の記録に使えるスピンダウン・ライフカウンターに、マジックについての情報やヒントが書かれた小冊子……そして一番大事なのが、6個のドラフト・ブースターだ。
これらをすべて開封すると、カードの束が手に入る!それから日付が印刷されたプレリリース・プロモカードも使えるから、袋から出しておこう。さて、次はデッキを組むぞ。
どこから始めれば良いんだろう?
まずは君が取り組むことについて知っておこう。シールドでは、60枚でも100枚でもなく、40枚のデッキを構築することになる。基本土地は店舗から提供されるので、好きなだけ入れられるぞ。
目安として、土地は17枚が良いとされる。ということはつまり、 パックを開封して出てきたカードの中から 土地でないカードを23枚選べばいいってことだ。それが君の目標だ。対戦で使う23枚を選び抜こう。
うん、少し楽になったね。じゃあどうやって選ぼうか?
私が最初にするのは、カードを色ごとに分けることだ。各色1つずつと多色のカード、アーティファクト、そして土地で合計8つの束に分けよう。カードを仕分けながら、それぞれに目を通して興味を引かれるものがないか確認しよう!
デッキは2色にまとめたいところだ。2色をベースにしつつ、強力なカードを加えたり別の色の追加コストを支払えるようにしたりするために3色目を「タッチ」できるときもあるけれど、とにかくこの段階では2色に絞ろう。色の選択は、まあ単にその色の組み合わせが好きだからとか、自由に決めてもいいけれど、以下の3つに気をつけてみてくれ。
- 心惹かれる強力なレアがある
- 対戦相手のクリーチャーに対処できる、「除去」カードが豊富にある
- 回避能力を持つカード――シールドデッキのゲームでは、飛行をはじめとするブロックしにくいカードが勝負を決めることが多い
それからもう1つ、大きな要素がある。良いシナジーと多色のカードだ。『兄弟戦争』では、2色の組み合わせすべてにテーマがあり、それぞれのテーマを知ればどの色でプレイするか決める助けになるだろう!色の組み合わせについては、プレリリース・パックに付属の小冊子に書かれているぞ。
使う色を決めたら、「マナ・カーブ」と呼ばれるとても大事な部分に取りかかろう。マナ・カーブを整えれば、クリーチャーを毎ターン唱える助けになる。全部6マナではクリーチャーをプレイするのが遅れてしまい、全部2マナでも今度はゲーム後半に不利な状況になるだろう。
マナ・カーブのチェックは次のようにやるんだ!まず、クリーチャーをすべてマナ・コスト順に左から並べていく。1マナのクリーチャー、2マナのクリーチャー……という風に。クリーチャー以外のカードについては、必要なマナが用意でき次第プレイするものだけ同じように並べておこう。例えば2ターン目にプレイしたい装備品は2マナのクリーチャーと一緒に並べる。でも除去呪文なんかは2ターン目にすぐ使いたいものではないだろう。
『兄弟戦争』には「試作」メカニズムがあるから、ここが少し難しい。試作を持つカードの例を見てもらおう。
試作を持つカードは、軽いコストで小さなクリーチャーとしてプレイすることができ、元のマナ・コストを支払って大きなバージョンでプレイすることもできる。私の場合は通常、これらが一番早くプレイできる軽い方のコストを優先してマナ・カーブ上に置く。とはいえ、判断は君に任せるよ。例えば君のデッキでは試作で唱えられそうにないなら、通常のマナ・コストが優先されるだろう。
リミテッドのごく一般的な基準として、私は以下のようにクリーチャーを採用したいと考えている。
- 1マナ:0~2枚
- 2マナ:4~6枚
- 3マナ:3~5枚
- 4マナ:2~4枚
- 5マナ:1~3枚
- 6マナ以上:0~2枚
クリーチャーのマナ・カーブを整えたら、そこへクリーチャー以外の呪文を加えていこう。対戦相手のクリーチャーに対処できる除去呪文は全部入れたいくらいだ。あとは、インスタント・タイミングでクリーチャーを強化できるカードや、ドロー呪文などを添えよう。でももちろん、君のデッキに合いそうなカードで自由に味付けしてもいいよ!
よし、これで完成だ!40枚のデッキが手元にあるはずだ。40枚より多くすることもできるけれど、おすすめは絶対にしない。41枚目以降のカードは、デッキに入れた素晴らしいカードを引く確率を下げてしまうんだ!
さて、デッキの組み方は以上だけど……今回のメカニズムはどうかな?簡単に紹介しよう。
『兄弟戦争』のメカニズム
『兄弟戦争』では、再録メカニズムの「蘇生」からまったく新しい「試作」まで新旧さまざまなメカニズムが登場する。
さらに「合体」と呼ばれる刺激的なメカニズムでは、2枚のカードを両方コントロールしているとそれらを合わせて1枚の巨大なカードにすることができるんだ!《護国卿、ウルザ》と《マイトストーンとウィークストーン》をご覧あれ。
各メカニズムの詳しい挙動については、マット・タバック/Matt Tabakによる「『兄弟戦争』のメカニズム」記事を確認してくれ。
壮大なプレリリース
『兄弟戦争』プレリリースは11月11~18日開催だ。いよいよそのときが迫ってきた。お近くのゲーム店で参加登録を済ませ、『兄弟戦争』カードイメージギャラリーでこのセットについて学んだら、あとは楽しい時間を過ごせるよう君自身の準備を万全にしておこう。
おっと、もう1つだけ。プレリリースでは、ブースターボックスもいち早く購入できる!『兄弟戦争』を持ち帰りたい方は、行く予定のゲーム店に購入できるか確認してみよう。
この記事が君たちのプレリリースへの旅の助けになるなら幸いだ!何か質問があったら、TwitterやInstagram、TikTok、YouTubeで(英語で)気軽に声をかけてくれ。私はみんなの声を聞くのが大好きなんだ。
それでは、過去の出来事をめぐる旅を大いに楽しんでくれ!
Gavin
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