『兄弟戦争』の各種ブースター製品の内容は?
「兄弟戦争」は、神話や伝説として残るだけの物語だった
『兄弟戦争』には、コモンが101種類、アンコモンが80種類、レアが63種類、そして神話レアが23種類収録される。レアのうち3種と神話レアのうち3種は、両面の「合体」カードだ。また、『兄弟戦争』では全10種の基本土地と、全10種のフルアート版「メカ」基本土地が登場する。
旧枠版アーティファクト
兄弟戦争が起きたのは古代のことだ。そこで各パックには、マジックの歴史の一端が収録されることになった。マジックの過去のアーティファクトから全63種が、旧枠仕様で登場するのだ。今回初めて旧枠版になるものもあれば、以前に旧枠版が登場済みのものもあるけれど、どれも君のお気に入りのデッキを彩ってくれるだろう。
旧枠版アーティファクトは、アンコモン18種類、レア30種類、神話レア15種類の合計63種が収録される。各セット/ドラフト・ブースターには、旧枠版アーティファクトが1枚封入されている。 それからコレクター・ブースターにも旧枠版アーティファクトが封入されている。詳しくは後段でご紹介しよう。
「設計図」アーティファクト
今回登場する旧枠版アーティファクト全63種には、それぞれ「設計図」版が用意される。「設計図」アーティファクトにはそれぞれのアートの初期設計図が描かれていて、旧枠版のみの仕様になっている。これもセット/ドラフト/コレクター・ブースターで手に入り、旧枠版アーティファクトにも「設計図」アーティファクトにもフォイル/非フォイルの両方用意されている。
セット/ドラフト・ブースターからは、旧枠版アーティファクトまたは「設計図」アーティファクトが出現する。その枠からはおよそ66%の確率でアンコモン、およそ27%の確率でレア、およそ7%の確率で神話レアのものが出現する。「設計図」アーティファクトは、出現するアーティファクトのレアリティに関わらず、6パックに1枚の割合で出現する。
(なお『兄弟戦争』セット・ブースターでは、「不特定カード」の枠からおよそ24%の確率で旧枠版/「設計図」アーティファクトがもう1枚出現するぞ。)
シリアル番号付きカード
「設計図」カードについては、マジックの歴史の一端として他にないものになるような仕様も用意した。全63種の「設計図」カードそれぞれに、500枚ずつ「シリアル番号付き」のバージョンがあるのだ。シリアル番号付きのカードにはそれぞれ、1から500の番号が振られていて、以下のような「ダブルレインボウ・フォイル仕様」で彩られている。
シリアル番号付きカードは、コレクター・ブースターでのみ手に入る。カードの言語は英語版のみだが、どの言語のコレクター・ブースターでも出現するぞ。また、カードの機能はシリアル番号の付いていないものと同じだ。
トランスフォーマー・カード
『兄弟戦争』で、はあらゆるところで巨大ロボが戦う。「ユニバースビヨンド」でトランスフォーマーのロボットたちを取り挙げる絶好の機会というわけだ。トランスフォーマー・カードは独自の3文字略号「BOT」を持つ。BOTセットには15種類のトランスフォーマー・カードが収録される。それらはすべて神話レアで、どれも独自のカード機能を持っている。BOT収録のカードは、『兄弟戦争』セット/コレクター・ブースターにて、フォイル/非フォイルともに手に入る。
通常版
通常版
セット・ブースターからは、10%の確率でトランスフォーマー・カードが出現する。また、Bundleにも非フォイル仕様のトランスフォーマー・カードが1枚同梱されており、Gift Bundleにはフォイル仕様のトランスフォーマー・カードが1枚同梱されている。
それから、トランスフォーマー・カードにはみんなが知っているトランスフォーマーの世界がすべてひっくり返った、別世界が描かれたバージョンもある――そこでは英雄たるデストロンが悪魔のオートボットと戦うのだ。この真逆の世界は、「シャッタード・グラス」版トランスフォーマー・カードで楽しめるぞ。シャッタード・グラス版カードは機能的には通常のトランスフォーマー・カードと同様だが、特別なアートとカード枠で彩られている。
「シャッタード・グラス版」トランスフォーマー・カードは、『兄弟戦争』コレクター・ブースターでのみ手に入る。出現率はおよそ12%だ。非フォイル仕様の「シャッタード・グラス版」トランスフォーマー・カードは全言語版が存在し、コレクター・ブースターから出現する。フォイル仕様の「シャッタード・グラス版」トランスフォーマー・カードについては、カードの言語は英語版のみだが、どの言語のコレクター・ブースターでも出現するぞ。フォイル仕様の「シャッタード・グラス版」トランスフォーマー・カードを引き当てるのは、容易じゃない。その出現率は、『神河:輝ける世界』での(いずれかの色の)ネオンインク版《貪る混沌、碑出告》と同じくらいなのだ。
シャッタード・グラス版
シャッタード・グラス版
なお「シャッタード・グラス」版トランスフォーマー・カードは、全15種ではなく全14種となっている。アーシーにはシャッタード・グラス版が存在しない。
「メカ」基本土地
ウルザとミシュラは、戦いのために巨大な戦争機械を築き上げた。さまざまな戦争機械の姿を見られるのが、「メカ」基本土地だ。「メカ」基本土地は各基本土地タイプに2種類ずつ、全10種類あるぞ。
『兄弟戦争』セット/ドラフト・ブースターからは、フォイル仕様と非フォイル仕様の「メカ」基本土地が手に入る。およそ4パックに1枚の割合でパックから出現するぞ。『兄弟戦争』コレクター・ブースターには、フォイル仕様の「メカ」基本土地が1枚封入されている。
ボーダーレス版
多くのマジックのセットには別イラストのボーダーレス版カードが用意されているが、『兄弟戦争』もその例外ではない。『兄弟戦争』では、レアのボーダーレス版カードが6種類、神話レアのボーダーレス版カードが2種類登場する。プレインズウォーカーにはボーダーレス版が用意されるのが恒例だが、今回はウルザのプレインズウォーカー・カード(「合体」した姿)にはボーダーレス版は用意されない。代わりに、《マク・ファワを手懐ける者、ミシュラ》と《クルーグ公、ウルザ》にボーダーレス版が用意される。これらのボーダーレス版カードは、セット/ドラフト/コレクター・ブースターで、非フォイル版もフォイル版も手に入る。
非フォイル仕様のボーダーレス版カードは、『兄弟戦争』ドラフト・ブースターから3%の確率で、『兄弟戦争』セット・ブースターから4%の確率で出現する。
拡張アート版カード
『兄弟戦争』コレクター・ブースターからは、53種類のレアと19種類の神話レアの拡張アート版が手に入る。また、『兄弟戦争』ジャンプスタート・ブースターのレア5種類や『兄弟戦争』統率者デッキ収録のレア16種類と神話レア4種類、それから『兄弟戦争』セット・ブースターと『兄弟戦争』コレクター・ブースターで出現する統率者カードのうち、レア5種類と神話レア2種類について、それぞれの拡張アート版が出現する。
『兄弟戦争』のメインセットで手に入る拡張アート版は、すべてフォイル仕様と非フォイル仕様のものがある。ジャンプスタート・ブースター収録カードの拡張アート版と多くの統率者カードの拡張アート版は、非フォイル仕様のみとなっている。ただし、『兄弟戦争』セット・ブースターで出現する統率者カードのうち英雄譚でない5種と、『兄弟戦争』統率者デッキ収録の神話レアの伝説のカード2種については、フォイル仕様のものがコレクター・ブースターから出現する。
『兄弟戦争』収録の「合体」カードおよびボーダーレス版が用意されているカードには、拡張アート版は用意されない。
セット・ブースター
『兄弟戦争』セット・ブースターの内容は、以下の通りだ。
- レアや神話レアのカード少なくとも1枚(およそ42%の確率で2枚、13%の確率で3枚、1%の確率で4枚、1%未満の確率で5枚出現)
- 旧枠版アーティファクトまたは旧枠版「設計図」カード(設計図カードの内容は旧枠版アーティファクトに準ずる)1枚
- フォイル仕様の不特定レアリティのカード1枚(ボーダーレス版のレアやトランスフォーマー・カード、旧枠版アーティファクト、旧枠版「設計図」カード、ジャンプスタート・ブースターのカード、統率者カード出現の可能性あり)
- 不特定のカード2枚(『兄弟戦争』統率者カードやジャンプスタート・ブースターのレア、トランスフォーマー・カード、旧枠版アーティファクト、旧枠版「設計図」カード出現の可能性あり)
- 関連するアンコモン3枚
- 関連するコモン3枚
- 基本土地または「メカ」基本土地1枚(フォイル仕様のもの出現の可能性あり)
- アート・カード1枚
- 「ザ・リスト」のカードまたはトークン、両面カードの補助カード、パンチ・カウンター・カード、あるいは広告カード1枚
ドラフト・ブースター
『兄弟戦争』ドラフト・ブースターの内容は以下の通りだ。
- レアや神話レア1枚(ボーダーレス版カード出現の可能性あり)
- 3パックに1回の割合で、コモン1枚の代わりにフォイル仕様のカードが出現(基本土地、コモン、アンコモン、レア、神話レア、旧枠版アーティファクト、旧枠版「設計図」カード出現の可能性あり)
- 旧枠版アーティファクトまたは旧枠版「設計図」カード1枚
- 基本土地または「メカ」基本土地1枚
- 非フォイル仕様のアンコモン3枚
- 非フォイル仕様のコモン10枚(うち1枚の代わりに不特定レアリティのフォイル仕様のカードが出現する可能性あり)
コレクター・ブースター
コレクター・ブースターの内容は以下の通りです:
- フォイル仕様で特別なカード枠のレアや神話レア1枚(拡張アート版や統率者カードの拡張アート版、ボーダーレス版、旧枠版アーティファクト、旧枠版「設計図」カード、シリアル番号付きの旧枠版「設計図」カード(1%未満の確率)出現の可能性あり)
- 非フォイル仕様の旧枠版アーティファクト/「設計図」カード2枚(各コレクター・ブースターに旧枠版アーティファクト1枚と旧枠版「設計図」カード1枚封入。うち1枚はレアや神話レア。)
- フォイル仕様のアンコモンの旧枠版アーティファクト/「設計図」カード1枚
- トランスフォーマー・カード1枚(21%の確率でフォイル仕様のものが出現、12%の確率で「シャッタード・グラス」版のものが出現、1%未満の確率でフォイル仕様の「シャッタード・グラス」版のものが出現)
- フォイル仕様のレアや神話レア1枚
- 非フォイル仕様のボーダーレス版/拡張アート版のレアや神話レア1枚
- 非フォイル仕様の拡張アート版統率者カードのレアや神話レアまたは、非フォイル仕様のジャンプスタート・ブースターのレア1枚
- フォイル仕様の「メカ」基本土地1枚
- フォイル仕様のアンコモン2枚
- フォイル仕様のコモン4枚
- フォイル仕様の両面トークン1枚
統率者デッキ
『兄弟戦争』で登場する2種類の統率者デッキ(ウルザとミシュラの兄弟それぞれをテーマにしたデッキ)は、マジックの歴史の豊かさを称えたものに仕上がっている。今回の統率者デッキは、どちらも旧枠で飾られているのだ。そう、つまりどちらのデッキも、収録カードがすべて旧枠版になっている。
加えて、『兄弟戦争』統率者デッキには、コレクター・ブースター・サンプルパックも同梱される。中には以下の2枚が封入されている。
- フォイル仕様またはボーダーレス版、拡張アート版のレアや神話レア1枚
- フォイル仕様のアンコモンの旧枠版アーティファクト/旧枠版「設計図」カード1枚
コレクター・ブースター・サンプルパックには、あなたの統率者戦のデッキに入っているカードを特別な1枚にするカードや、誰かの統率者戦のデッキにぴったりな1枚が入っているかもしれません。多くの『兄弟戦争』統率者デッキには、デッキと同じ言語のコレクター・ブースター・サンプルパックが同梱されている。イタリア語版、ポルトガル語版、スペイン語版の統率者デッキには、英語版のコレクター・ブースター・サンプルパックが同梱されています。
Bundle
Bundleでは、『兄弟戦争』セット・ブースター8パックがカードの収納や整理に最適なデッキ・ボックスに収められている。他にも以下のアイテムが同梱されているぞ。
- フォイル仕様の基本土地20枚
- 非フォイル仕様の基本土地20枚
- フォイル仕様のプロモカード《カイラ・ビン・クルーグ女王》(ハワード・リヨン/Howard Lyonによる限定アート)1枚
- 非フォイル仕様のトランスフォーマー・カード1枚
- 『兄弟戦争』をテーマにした大型スピンダウン・ライフカウンター1個(ウルザとミシュラの2種類あり)
それからちょうどホリデーシーズンだから、『兄弟戦争』では12月2日にGift Bundleも発売される。セット・ブースター8パックに加えて、コレクター・ブースター1パックとフォイル仕様のトランスフォーマー・カード1枚、それからトランスフォーマーをテーマにしたスピンダウン・ライフカウンターも同梱される。
プレリリース・パック
プレリリース・パックは、『兄弟戦争』が発売される11月11日より1週間早く開催される「プレリリース」イベントで手に入る。お近くのプレリリース開催店舗で『兄弟戦争』ドラフト・ブースター6パックをいち早く開封し、初めての『兄弟戦争』シールドのデッキを組み上げよう。今回、プレリリース・パックはウルザとミシュラそれぞれをテーマにしたパッケージに分かれている。ともに戦う兄弟を選んで参戦しよう。
プレリリース・パックの内容:
- ドラフト・ブースター 6個
- 『団結のドミナリア』のレアか神話レアの、箔押しスタンプ入りフォイル仕様カード 1枚
- 『兄弟戦争』のメカニズムに関わるパンチアウト・カードやカウンターが入ったプレリリース用パック 1個
- スピンダウン・ライフカウンター 1個
ジャンプスタート・ブースター
『兄弟戦争』では『団結のドミナリア』に続き、スタンダードで使用できるカード入りのマジックのテーマが詰まったジャンプスタート・ブースターが発売される。ジャンプスタートは、マジックのリミテッドを最も早く気軽に楽しめる遊び方です。ジャンプスタート・ブースターを2パック開封して、中身を混ぜ合わせるだけでプレイできるのです!ジャンプスタートは、新規プレイヤーから長年のマジック・ファンまで誰にでもおすすめだ。デッキ構築を省いてすぐにマジックのゲームをお楽しみいただけます。
『兄弟戦争』ジャンプスタート・ブースターでは10のテーマが登場する。それらを組み合わせて、何が起こるかわからない戦いを楽しもう!『兄弟戦争』のジャンプスタートを少し体験すれば、墓地に縛られたギックス派がウルザのパワーストーンを使う姿や、ミシュラの強力な戦争機械がティタニアのアルゴスを守る力と手を組む様子が見られるだろう。今回はどの色にもジャンプスタート用にデザインされたレアのカードと、メカニズムを共有する2つのテーマが用意されている。
- 白:歩兵(2種類)
- 青:パワーストーン(2種類)
- 黒:蘇生(2種類)
- 赤:溶接(2種類)
- 緑:巨機(2種類)
各『兄弟戦争』ジャンプスタート・ブースターには、レアや神話レアのカードが2枚封入されている。1枚はその色のテーマにあったレア、もう1枚はそのテーマのカラー・パイに合ったカードの中からランダムに選ばれるメインセット収録のレアだ。(詳しくは近日公開予定の『兄弟戦争』ジャンプスタート・ブースターの記事でお伝えする。)
『兄弟戦争』ジャンプスタート・ブースターの内容は以下の通りだ。
- そのパックのテーマを示すテーマ・カード1枚
- プレイに使用するカード合計20枚
- レア2枚――1枚はメインセット収録のものからそのテーマの色に合ったものがランダムに出現。もう1枚はジャンプスタート・ブースター独自のレア
- フォイル仕様の土地2枚
- 非フォイル仕様の土地6枚
ウェルカム・ブースター
お近くの店舗で初めてマジックをプレイするプレイヤーは、ウェルカム・ブースターを受け取れるぞ。『兄弟戦争』では、マジックの歴史と2023年のマジックの未来をめぐる旅が始まる。今こそ友人にマジック:ザ・ギャザリングを紹介する絶好のチャンスだ!