ゼンディカーの種族

更新日 Feature on 2009年 8月 17日

By Wizards of the Coast

ゼンディカーの種族


吸血鬼

吸血鬼はグール・ドラズでは普通に姿を見せ、その退廃的で倒錯した生き方で名をはせている。華やかなる都市マラキールを支配しているのは、この種族の古き先祖である血の長達だ。吸血鬼社会は「一族」への忠誠に基づいて分かれていて、それぞれが自分達の血の長を崇めている形だ。一族はそれぞれ小さな領地や街道を治めているが、彼らにとって最も重要な通貨は互いの関係にあると言えよう。血の長の嗜好や情熱は、そのまま生み出した吸血鬼に刻まれる傾向にある。

グールドラズには、中でも偉大なる一族が五つある。ニルカーナ、カラストリア、エメヴェラ、ウルナーフ、そしてゲトだ。他の数十の小一族はグール・ドラズ全域に広がり、それぞれが吸血鬼社会における自身の地位にふさわしいアンデッドの一団を抱えている。

吸血鬼が生き物の外身を破壊することなくその血をすべて吸い尽くしたとき、その身体から吸血鬼の虚身が生み出される。虚身ば他の吸血鬼の命ずるままに動くが、その命じの無い場所では、見つけた生命あるものを狩っては殺そうとする。


コー

コーは流浪の日々を送っている種族だ。彼らの旅の荷物は過酷なほど軽く、本当に基本的な物しか持ち運ばない。彼らは「固定的な」効果よりも、個々の技術の価値や人物の持つ力を重んじているのだ。「我々は根を下ろすよう定められてはいない」と彼らは言う。「心臓は常に動き続けているではないか」 常に動き続けているにもかかわらず、コーは特定のいくつかの場所に深い崇敬を持っている。彼らは小さな隊商を組み、いくつかの巡礼路を経由して、ゼンディカー全土にちらばる数多くの聖地を訪れ続けている。巡礼は一周に数十年を要し、その道のりの中で、多くはゼンディカーの持つ危険に命を落とす。

コーは縄と鉤の使い手である。彼らはそれを旅の移動や狩りに用い、そこに霊的な価値を見出している。彼らが弩弓のような信頼の置けない道具を使うことは稀だ。彼らは岸壁を登り、鳥を射落とすために鉤つきの縄を頭上に振り回す。彼らが信頼を置くのは、単純で頑丈な縄と、彼らの腕の持つ技術なのだ。また、鉤形はコーの社会的な、また神聖な象徴であり、互いの、そして自らの周りの世界との繋がりを意味している。


マーフォーク

マーフォークが最も多く住んでいるのはタジームだが、彼らは実際にはゼンディカーのどこでも見ることができる。マーフォークは水中で生まれるが、彼らは地上の生活にも適応している。思慮深く、好奇心旺盛で分析好きなマーフォークは、生粋の冒険者だ。マーフォークは他の種族に比べて個別行動を好み、大きな社会を形成することは無い。しかし探検に多くの時間を費やすマーフォークですら、自分の本拠地と言うものを持っている。そこは次の準備をするために戻る場所なのだ。

マーフォークの学者が管理している海門の灯台は、あらゆる種族にとって探検の何たるかを学ぶ中心となる場所である。ゼンディカーの失われた文明に関する巻物や地図や書き付けで埋められたその図書館は、まさしく消えた先祖に関する知識の集積所にふさわしい場所だ。


ゴブリン

ゴブリンはアクームやムラーサやオンドゥなど、あらゆる場所に存在する。彼らの集落はたくさん存在するが、中でも大きなものはタクタク族とグロータグ族だろう。ゴブリンの人生の多くは、廃墟を見つけて宝物を盗み出すことに捧げられる。ゴブリンの族長は、その熱心さを基準に選ばれる。すなわち、廃墟からもっとも強力で面白そうなブツを見つけてきた者がリーダーとなるのだ。アクームでもっとも大きな居住地であるアーファでは、多くのゴブリンが自身をガイドや罠探しとして売りに出している。もちろん、彼らが狙っているのは、価値あるものを見つけ、罠をわざと踏みつけて、ブツを盗んで逃げ出すことだ。


エルフ

バーラ・ゲドはジョラーガのエルフとプレインズウォーカーのニッサ・レヴェインの本拠地である。ジョラーガのエルフは他の種族にほとんど敬意を払わない。それは他のエルフに対してすら同じだ。彼らにとっては自身の民を守り、自らの伝統を守ることが第一目的なのだ。多くのよそ者にとっては、彼らの遊牧氏族はうろつきまわる人殺しの集団にしか見えないが、その敵対的な見せ掛けの背後には、複雑な文化が存在している。

ジョラーガの民の多くはオラン=リーフの森のそびえ立つ樹の中に住処を持ち、彼らの生活する村も樹の頂上からぶら下がっている形だ。ジョラーガの民から袂を分かったタジュールのエルフは、ムラーサやタジームに居を構えた。噂によれば、タジュールはゼンディカーにおける最高のガイドだとのことだ。

彼らは木々や崖の間を、渡り綱と登攀の技術を駆使して恐れることなく渡っていくのだ。


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