アモンケットへようこそ!

アモンケットのような次元は見たこともないだろう。古代エジプトをモチーフにしたこの次元には屈強な戦士たちが暮らし、平穏の中に殺伐とした雰囲気をたたえている。荘厳なピラミッドが立ち並ぶ一方で、強打を交わし合う戦いが繰り広げられるのだ。ここでは、強さこそがすべて。試練を乗り越える覚悟はあるか?

ならば「5つの試練」に挑みたまえ――もちろんお近くのプレリリースでね!

ではそのプレリリースはどこで楽しめるんだろう? そこでは一体何が行われるんだろう?ぜひこのまま読み進めてくれ!

プレリリースにそびえるピラミッド

プレリリースは最高のイベントだ。

私はこれまでの人生の中で、その時々で世界中のどこにいても、近くで開催されるプレリリースに参加してきた。何も私だけの話じゃない――きっとマジックを長年にわたって愛するプレイヤーたちは同じことを言うだろう。

それはなぜかって?プレリリースはマジックを楽しむ最高の手段のひとつだからさ!

全員が一斉に席について、新しいカードの数々を手に取り、それらの使い道を見出す。みんながカジュアルな雰囲気で楽しみ、マジックの最新セットへの興奮と溢れんばかりのエネルギーを共有するんだ!

私が初めてプレリリースに参加したのは11歳のときで、このイベントはたちまち私を夢中にさせた。それから15年を経た今でもまだ、その想いは変わらないよ!

このイベントの素晴らしいところは、使われるセットがまったく新しいもので、参加者は初めてそのセットに触れることになるため、スタート地点が全員同じになる点だ。それから、心からリラックスした気持ちで新しいカードの探究を楽しめるのも最高だね。初心者にとっても経験者にとっても、たっぷりと楽しめるものなんだ!

すでにシールドデッキの経験を積んでいる方は、次の項まで読み飛ばしてくれても構わない。そこでは、最寄りのお店で楽しめるであろう『アモンケット』ならではの特別なことについて語ろう。だがシールドデッキのお祭りが初めてだという方や、もうちょっとアドバイスが欲しいという方は、ぜひこのまま読み進めてくれ!

オーライ。それじゃあ、まずは一番大事なことからいこう。プレリリースを開催している場所を見つけるんだ!何はともあれ、プレリリースへ行けなければ楽しめないからね。さてどうすればいいのだろう?

まず特に行きつけの店舗がないなら、店舗・イベント検索を使って、最寄りの店舗を探すのをお忘れなく!店舗では事前登録も行なわれているかもしれない。プレリリースは私たちが提供するイベントでも最も人気のあるもののひとつなので、その店舗で参加するのに事前登録が必要かどうかを確かめておくことをお勧めしよう。イベントが満員だとわかるのが、会場を訪れてプレイできないことを知ってからというのでは全くもって遅すぎるので、先を見ておくに越したことはない。

参加できる店舗が見つかったようだね。素晴らしい!

そうしたら、次は『アモンケット』に備えよう。このイベントではその場で手に入れたカードを使ってデッキを組むことになるのだが、それだけではなく、やれることはたくさんある。

アモンケット次元で生き抜くために必要なものをすべて用意するんだ!例えば、ラウンドの合間に遊ぶためのスタンダードのデッキやトレード・バインダー、ライフを記録するためのペンと紙、そして飲料水もあるといいかもしれない。(砂漠の次元では特に喉が渇くだろうからね!)

プレリリースの1回のイベントは約4~5時間を要するから、当日はイベントを最後まで楽しめるように、しっかり時間を確保しておこう。それから、「腹が減っては戦はできぬ」と言うし、リンゴやグラノーラ・バーのような軽食を持っていくのもいいアイデアだね。(軽食については、行く予定の店舗の確認もしておこう――もしかしたら会場で販売しているかもしれないぞ!)

うん、こんなところかな。行くべき店舗は見つけたし、必要なものはすべて詰め込んだね。最新の「Magic Story -未踏世界の物語-」も読んだだろうし、あとはマジックそのものの知識を更新しておくといいだろう。それからもちろん、『アモンケット』カードイメージギャラリーには目を通しておこう。

これで全部揃ったね!それじゃあ次は、実際にパックを開封しよう!

試練に挑め

プレリリース会場へ行き、戦いの舞台に座ると、この素敵なアイテムが手渡される!今回のデッキ・ボックスを見てみよう。

いやあ、ゴージャスだね。なんか角とか見えるけれど、心配することはない――たぶん深い意味はないよ。

箱の中にはいくつかのグッズが収められている。例えばこの、「ラゾテプ」のデザインがあしらわれた可愛らしい20面スピンダウン・ライフカウンター。プレリリースの限定グッズだ。

そして特に大事なのがこれだ。アモンケットの「5つの試練」が書かれたカードに注目してくれ!

ほらここ、プレリリースに参加するだけで「活力の試練」を達成できるんだ!簡単だね。達成の証としてチェックを入れる準備をしておこう!

それから、他の試練にも目を向けてみてくれ。プレリリースに友人を連れて行けば「結束の試練」も達成できることを覚えておこう!試練を達成すれば、こちらもラゾテプのデザインがあしらわれた可愛らしい4面ダイス(ピラミッド型だね)がもらえるぞ。

過酷な試練に向けては、どれだけ備えても備えすぎることはないだろう。今週は私たちからも、ソーシャルメディアを通して君たちの鍛錬を手助けしよう。ぜひパズルに挑戦してみてくれ。昨日公開された「トレーニング・パズル:結束の試練」を含め5つすべてのトレーニング・パズルを解いた人には、プレリリースの会場でフォイル仕様フルアート版基本土地を1枚お贈りするぞ。君たちのコレクションが一層華やかになることだろう。ぜひその素晴らしさを余すところなく堪能してくれ。

さて、アモンケット次元と同様に、プレリリースでも「試練」を達成した者には報酬が授けられる!さまざまな試練を乗り越えて褒賞を手にしてくれ。

マジック・プレリリースでは、毎回必ず課される試練があるね。勝つために乗り越えなければならないものが。それは……

デッキ構築の試練

プレリリース・パックの中身でも特に大きな鍵となるのは、シールドデッキを作成するために必要なカードが収められた6個のブースターパックと、輝かしいプレリリース特製カードだろう。(プレリリース特製カードは、このセットのすべてのレアと神話レアの中から選ばれるぞ!)

まず最初にすることは、パックの開封だ!そうすると、カードの束を手にすることになる。

さて、それから何をする?

もちろん、デッキを作成する時間だ!

シールドデッキは、普通のデッキ作成とは少し違うところがある。目の前にあるカードのみを使ってデッキを作成し、そこへ基本土地を好きなだけ加えて完成させるんだ。また、最少枚数が60枚である普通の構築デッキと異なり、デッキは40枚以上であればいい。

はじめに取り組みたいのは、使う色を見極めることだ。私からは2色で組むことをおすすめしよう。

使う色を決める基準としては、以下のようなものが挙げられるだろう。

  • 心惹かれる本当に強力なレアがある
  • 対戦相手のクリーチャーに対処できる、「除去」カードが多くある
  • 優秀なカードがたくさんある
  • 「マナ・カーブ」が優れている――つまり、さまざまなコストのクリーチャーが豊富にある

これら4つがすべて満たされていれば理想的だけれど、2つか3つでも十分だろう。

さて、方法はさまざまだが、いずれにしても使うカードは絞る必要がある。プレリリース中に困ったことがあったら、周りのプレイヤーに気軽に声をかけて教えてもらおう。(プレリリースでは周りのプレイヤーに教えてもらうことができるんだ――このイベントに参加しているプレイヤーは、みんなでイベントを楽しむために力を尽くしてくれるはずさ!)

さて、どのような方法であれ使う色は決まった。では、すべてのカードを精査して、デッキに採用したい22~23枚のカードを決めるためにはどうしたらいいだろう?

デッキを絞り込む助けになる方法を伝授するぞ!

まずは、クリーチャーをマナ・コスト順に並べてやろう。こうすることで、ゲームのどの段階でそれぞれのクリーチャーを唱えることになるかが分かりやすくなる。(この時点では、必要なマナに届いたらすぐにプレイしたいようなカードでなければ、クリーチャーでないカードを並べないほうがいい――例えば、《用心深いナーガ》は通常3ターン目に唱えることになるが、《明日からの引き寄せ》は2ターン目の行動として優先されるものではないだろう)。

クリーチャーの「マナ・カーブ」を整えるのは、うまく動くシールド・デッキを作るにあたって極めて重要なものだ。カーブの1か所に大量のカードが偏らないようにしよう。重要なことは、序盤で軽いものを、終盤で重いものをプレイできるような良い配合にすることだ。リミテッドのごく一般的な基準として、私は以下のようにクリーチャーを採用したいと考えている。

  • 1マナ: 0~2枚
  • 2マナ: 4~6枚
  • 3マナ: 3~5枚
  • 4マナ: 4枚
  • 5マナ: 3枚
  • 6マナ以上: 1~2枚

これが絶対というわけではないが、良い出発点にはなる。お気に入りを選んで、これらの数になるまでクリーチャーを絞り込もう。

さて、核となるクリーチャーの基盤を見定めたね。次は呪文を加えよう!選んだ色からお気に入りのカードを抜き出し、デッキを22~23枚にしていく。これで、呪文の準備もばっちりだ。

数々の呪文の中でも、「除去呪文」と呼ばれるものは一番欲しいところだ――除去呪文とは、対戦相手のクリーチャーを恒久的に無力化するもののことだ。ダメージによって破壊するものでもいいし、タップし続けるものでもいいし、もちろん直接破壊するものでもいいぞ。マジックのシールドデッキの中心になるのは、やはりクリーチャーだ。だから、選んだ色に合うカードで対戦相手のクリーチャーに対処できるものは、ぜひ採用しよう。

もっとヒントが必要かな?以下に、デッキ作成の際に心に留めておきたい事項をいくつか挙げておこう。

  • 40枚を超えたデッキを使うこともできるが、可能な限り40枚ちょうどに強くこだわるべきだ。41枚目以降のすべてのカードは、デッキに入れた素晴らしいレアを引く確率を下げてしまうだろう!
  • 検討すべき土地の比率は、概ね土地17枚と土地以外23枚にすべきだ。100%当てはまるものではないが、ほとんどのリミテッドのデッキはこの比率に収まり、大抵の場合、私もそうしている。
  • 低コストのカードと高コストのカードを組み合わせよう。全部を軽く、小さいクリーチャーにした場合、たった1枚の大きなクリーチャーで止められてしまう。また全部を重く、大きなクリーチャーにした場合、それらを唱える前に勝負を決められてしまう恐れがある。2マナ、3マナ、4マナ、5マナのクリーチャーが含まれている構成にこだわろう。シールドデッキの勝ちゲームの多くは、第2~3ターンから毎ターン続けてクリーチャーを唱えることによって得られるのだ。
  • 回避能力が重要だ!シールドデッキのゲームでは、両方のプレイヤーが大量のクリーチャーを持ちながらも、しかしどちらもうまく攻勢に出られない、という膠着状態に陥ることがある。飛行のような能力を持つクリーチャーは、こうしたクリーチャーによる膠着状態を打破できるようにしてくれる。

シールドデッキについてさらに深く探求したいなら、読むと学べる記事として以下を挙げる(各記事のリンク先は英語)。

双頭巨人戦

いくつかの店舗では、シールドデッキの中でも「双頭巨人戦」と呼ばれる形式を開催している(しばしば略して「2HG」とも)。これは2人のプレイヤーがチームを組んで、他のペアと対戦するものだ。各ペアは2個のプレリリース・パックを受け取り、そこからデッキを構築する。

どうやって作ればいいかって?

チームメイトと一緒に40枚のデッキをふたつ作るようにすれば、きっと楽にできるだろう。デッキ構築が終わったら、他のペアと1ゲーム先取の試合をする。

双頭巨人戦のゲームはどうやって進めればいいのかって?難しいことはないよ。クリーチャーや土地はチーム内で共有されないけれど、ライフは30点を共有する。ターンはふたり同時に進めることになり、それから攻撃やブロックもチーム単位で行うんだ!双頭巨人戦の魅力は、勝つためにチームメイトとの協力が不可欠なところだ。

双頭巨人戦について、もっと詳しく知りたい?ぜひこちらをクリックして詳細を読んでみてくれ。

オープンデュエル

一日中イベントでプレイするのは君のマジックの楽しみ方と合わなかったり、あるいは『アモンケット』のカードを使ったゲームを自分のペースで楽しみたかったりするなら、オープンデュエルに参加するという方法もあるぞ!

この併催イベントでは、すぐに対戦できるカード60枚入りのプレインズウォーカーデッキを受け取り、それを使って他のオープンデュエルの参加者や、次のラウンドを待っているメイン・イベントの参加者と対戦できるのだ!これは、プレリリースが自分に合うイベントかどうかわからないなら、ちょっと試してみるのにいい方法だ。あるいはプレリリース・イベントに5時間いられない場合にもおすすめだぞ。オープンデュエルは好きなときにプレイできる。これも楽しいよ!

お近くの店舗にプレリリースでオープンデュエルを開催するかどうか確認して、戦いに備えよう!

『アモンケット』のメカニズム

『アモンケット』には、君たちが自在に操れるユニークでワイルドな力が満載だ。とりわけこのセットは「墓地」に重きを置いているため、できることはたくさんあるぞ。ぜひメカニズム記事を読んで、そのすべてを把握しておいてくれ。また、こちらの短い動画も観てさらに深く理解しておくといいだろう。

ハロー、『アモンケット』

この最新ブロックを楽しむのに、プレリリース以上の絶好の機会はないよ!もう一度カードイメージギャラリーを見て、お近くの店舗で事前予約をして、万全の準備で楽しもう!

さて、これでプレリリースまでの道は示したぞ!いざ行かん。試練へ挑み、勝ち取るのだ。

何かご意見、ご質問はあるかな?どうぞ気軽に私まで送ってくれ!いつものようにツイートを送るかTumblrで質問してくれれば、必ずお答えするよ。だいたいいつもいるからね!

願わくは、アモンケットでの君たちの戦いが勝利と褒賞に満ちたものでありますように!新たな次元が君たちを待っているぞ。

Gavin
@GavinVerhey
GavInsight