コンスピラシー:王位争奪』では、私たちは再びパリアノに戻り、できる限りの陰謀、裏切り、策謀を駆使することになります。それらは元祖『コンスピラシー』でも人気の要素でしたが、今回はもっと増えています。共謀者を見つけて手を組みましょう。これはそういうドラフトなのです。それでは、玉座を奪いあう争いの中で遭遇する新しいメカニズムを備えた、エキサイティングな新カードを見ていきましょう。

コンスピラシー・ドラフト

コンスピラシー:王位争奪』はこのシリーズから名前を取ったフォーマット、コンスピラシー・ドラフト用にデザインされています。コンスピラシー・ドラフトは、当然ですが、まずブースタードラフトから始まります。各プレイヤーはブースターパックを3個ずつ持って、無作為の順番でテーブルを囲みます。パックを1つずつ開け、カードを1枚ずつドラフトしてカードプールに入れていきます。ドラフト自体が初体験の方のために、こちらに詳しい説明があります

その後、プレイヤーはグループに分かれて無差別多人数戦のゲームを行います。ゲームの席順も無作為に選びます。ドラフト中の席順とは関係ありません。戦闘では、同時に複数の対戦相手や対戦相手のプレインズウォーカーを攻撃できます。ライフは20点から始まり、残りプレイヤーが1人になるまで総力戦を繰り広げます。最後に残ったプレイヤーが玉座につくというわけです。次のゲームまでのわずかな時間ですが。

コンスピラシー・ドラフトはプレイヤー8人で行うのが最適ですが、何人でも楽しめます。目安として、ドラフトは8人以内で行い、ゲームは3人~5人ずつに分かれて行うことをお勧めしています。

ドラフト能力

玉座を勝ち取るためには戦力が必要になります。その戦力をドラフトで手に入れるわけです。『コンスピラシー』シリーズの独特な点は、ドラフトをしている最中に効果のあるカードの存在です。

各プレイヤーは紙と鉛筆を用意してください。(もちろんコスプレして羽ペンというのもOKですよ。)いろいろ書く必要があります。カードの中には、ここに示した《パリアノの先兵》のように、ゲーム中に必要になる情報を記録するように指示するものがあるのです。記録する情報は、カード名やクリーチャー・タイプなど様々です。同じ名前のカード同士は区別しないという点に注意してください。たとえば、あなたが《パリアノの先兵》をドラフトして、「人間、兵士」と記録したとします。(ありがちですね。)その後《パリアノの先兵》をもう1枚ドラフトして、「エルドラージ、魚」と記録したとします。(これはめずらしい。)ゲーム中には、どちらの《パリアノの先兵》からも、あなたがコントロールする人間、兵士、エルドラージ、魚がどれもみな修整を受けることになります。それどころか、あなたが他のプレイヤーの《パリアノの先兵》のコントロールを得れば、それからもこの4種のクリーチャー・タイプが修整を受けるのです。

他のカードも、ドラフトの方法を変えたり、もっと別の愉快な一風変わった形でドラフトに影響を与えます。「表向きの状態でドラフトする」と書いてあるカードをドラフトしたら、ドラフトしたカードの束に裏向きに重ねるのではなく、あなたの前に表向きに置きます。それが表向きである間は、ドラフトに関連するそのカードの能力が作用します。ドラフト中にそれを裏向きにすることで効果が発生するカードもあります。その種のカードは見ればわかるはずです。カードをドラフトするに際しそれを公開するという指示があれば、そのカードを他のプレイヤーに見せ、他の指示があればそれに従います。その後、あなたのドラフトしたカードの束に裏向きに重ねます。

コンスピラシー・ドラフトでは様々なことが起きます。ドラフトに参加するプレイヤーは互いのコミュニケーションに努めましょう。特にドラフト能力の処理は明確にしてください。誰かのところにブースターパックが「溜まる」ような状況は避けるべきです。ドラフト中にあなたがパックを渡そうとしているプレイヤーがまだブースターパックを見ているようなら、根気よく待ちましょう。もうすぐ叩き潰せるのですから問題ありませんよね。

策略

策略は前回のエキスパンションで登場したカード・タイプです。そのセットの名前は何でしたっけ?まあ、すごいセットだったのは間違いありません。策略はゲームの開始時点で統率領域に置かれ、そこから愉快な一風変わった形でゲームに影響を与えます。(あれ、聞き覚えがありますか?)

策略はデッキには入れません。デッキに必要な最小40枚の数には入らないのです。単に、ゲーム開始前に統率領域に置きます。《防衛線の維持》は、素早く戦いの準備を整え防御を固める役に立つでしょう。すべての策略が最初から表向きではありません。ちょっとした秘密を持つものもあります。

秘策を持つ策略では、ゲーム開始前に秘密裏にカード名1つを指定します。そのための、おそらく一番簡単な方法は、そのカード名を紙片にメモして、裏向きに置いた策略・カードと一緒にしておくことでしょう。指定するカード名は、できれば複数ドラフトしたカードがいいでしょう。ゲーム中にあなたが優先権を持っているときならいつでも、その策略を表向きにして選んだ名前を公表し、その策略が付与するボーナスを明らかにすることができます。策略の中には、《自然な団結》のように特定の色に関連した能力を持つものもあります。すべてのデッキで有利に働くわけではありません。それでドラフトが一層面白くなるわけです。

カード名1つでは物足りないですか?そんなあなたにお勧めの変種があります。両策です。

なお、策略は構築フォーマットでは使用できませんが、キューブのような事前にカードを選ぶリミテッド・フォーマットにはうってつけです。

統治者

王位につく者の責任は重大です。絶大な権力を振るわねばなりませんし、付届けを受け取る責任だってあります。統治者とは、マジックの新しい概念であり、ゲーム中にプレイヤーが持つことのできる称号です。ゲームの開始時点では、統治者はいません。統治者になる方法は3つあります。最も直接的な方法は、《黒薔薇の騎士団》のようなカードです。

統治者になる2つ目の方法は、現在の統治者を攻撃することです。あなたがコントロールするクリーチャーが統治者に戦闘ダメージを与えたなら、あなたが統治者になります。ただし、マルチェッサも「女王を襲うなら、失敗せぬことだ。」と言っていますよ。注意しましょう。

統治者になる3つ目の方法は、現在の統治者をゲームから除外することです。その場合は、現在のターンを進行しているプレイヤーが統治者になります。統治者のターン中に統治者がゲームから除外された場合は、ターン順でその次のプレイヤーが統治者になります。

いったん誰かが統治者になったなら、それ以降そのゲームには常に1人だけの統治者が存在することになります。それは、あるプレイヤーが統治者になると、(統治者がいた場合)それまでの統治者は統治者でなくなるからです。

ところで、人はなぜ統治者になりたがるのでしょうか?統治者の地位に伴う役得が2つあるのです。1つ目は、「統治者の終了ステップの開始時に、そのプレイヤーはカードを1枚引く。」というものです。これは相当有利です。2つ目は、このセットの中にはあなたが統治者であることで強化されるカードがあるという点です。

統治者になる2つ目の方法は、現在の統治者を攻撃することです。あなたがコントロールするクリーチャーが統治者に戦闘ダメージを与えたなら、あなたが統治者になります。ただし、マルチェッサも「女王を襲うなら、失敗せぬことだ。」と言っていますよ。注意しましょう。

統治者になる3つ目の方法は、現在の統治者がゲームから除外されたときです。その場合は、現在のターンを進行しているプレイヤーが統治者になります。統治者のターン中に統治者がゲームから除外されたなら、ターン順で次のプレイヤーが統治者になります。

いったん誰かが統治者になったなら、それ以降そのゲームには常に1人だけの統治者が存在することになります。それは、あるプレイヤーが統治者になると、(統治者がいた場合)それまでの統治者は統治者でなくなるからです。

ところで、人はなぜ統治者になりたがるのでしょうか?統治者の地位に伴う役得が2つあるのです。1つ目は、「統治者の終了ステップの開始時に、そのプレイヤーはカードを1枚引く。」というものです。これは相当有利です。2つ目は、このセットの中にはあなたが統治者であることで強化されるカードがあるという点です。

動議

このセットにも謎多きパリアノの評議会が登場し、考え得るすべての権益に首を突っ込もうとしています。最初の『コンスピラシー』セットで人気のメカニズムだった投票が、新しく動議カードとなって帰って来ました。まず《護衛隊の副官》をご覧ください。

動議カードでは投票の1つ1つが最終的な効果に影響します。ゲームの人数が多いほど、これらのカードは力を発揮します。対戦相手が多ければ投票の数も増えるからです。どちらの選択肢もあなたに有利ですが、どちらか一方が欲しい場面もあるでしょう。そういうあなたにはこのカード。

動議カードはすべて同じ基本パターンに従います。まず、あなたから始めて各プレイヤーが投票します。各プレイヤーは、自分が投票する前に、先に投票したプレイヤーの投票を知ることになります。その後あなたは1つ目の効果を処理し、続いて2つ目の効果を処理します。動議の呪文や能力の解決が始まった後では、誰も優先権を持たないので、あなたは投票やその結果発生する効果の途中で何かをすることはできません。

もちろん、動議の呪文や能力が解決され始める前であれば、それに呪文や能力で対応できます。その結果、注意の必要な状況が生じます。あなたが《護衛隊の副官》を唱えたとします。それが戦場に出て、その動議の能力が誘発します。これに対応して、卑劣な対戦相手が《護衛隊の副官》を除去します。なんてこった!《護衛隊の副官》は死亡したので、あなたは《護衛隊の副官》の上に+1/+1カウンターを置くことはできませんが、それでも対戦相手は「質」に投票できます。

使嗾

やる気か?くらえ!使嗾は新しい能力で、「しそう」と読み、クリーチャーに攻撃を強制するものです。正確に言うと、あなた以外の誰かを攻撃するように、クリーチャーを強制します。

使嗾されたクリーチャーは、可能ならあなた以外のプレイヤーを攻撃しなければなりません。「プレイヤーを」に注意してください。プレインズウォーカーではありません。そのクリーチャーで誰を攻撃するかを決めるのは、使嗾されたクリーチャーのコントローラーです。「可能なら攻撃する」という効果が通常そうであるように、実際に攻撃が可能である必要があります。タップ状態では攻撃できません。攻撃するために何らかのコストが必要なら、それのコントローラーはそのコストの支払いは強制されず、そのプレイヤーがコストを支払わないなら、そのクリーチャーは攻撃しなくても構いません。防衛を持つクリーチャーを使嗾しても、何も面白いことは起きません。

そのクリーチャーがあなた以外のプレイヤーを攻撃できないのであれば、可能ならあなたかプレインズウォーカーを攻撃しなくてはなりません。ゲームが進みプレイヤーが2人まで減ると、そういうことになるでしょう。もう1つの注意点は、使嗾されたクリーチャーはあなたの次のターンまで使嗾されたままだという点です。そのため、あなたの次のターンになる前に他のプレイヤーがそのクリーチャーのコントロールを得た場合には、そのクリーチャーは同じ条件のもとで可能なら攻撃します。

会戦

ゲームに参加している他のプレイヤーは、あなたの活躍を願う信頼おける友であり師でもある……なんてことはありません。さっさと攻撃しましょう。会戦は新しい能力で、会戦を持つクリーチャーが攻撃するたび誘発します。ターン終了時まで、そのクリーチャーはあなたがその戦闘で攻撃した対戦相手1人につきそれぞれ+1/+1の修整を受けます。

個々のプレイヤーを何体のクリーチャーで攻撃したのかには関係ありません。たとえば、プレイヤー5人のゲームで、ある対戦相手をクリーチャー3体で攻撃し、他の対戦相手を会戦を持つクリーチャー1体で攻撃したなら、ターン終了時までその会戦を持つクリーチャーは+2/+2の修整を受けることになります。クリーチャーがプレインズウォーカーを攻撃したときにも会戦が誘発します。ただし、修整の量は、あなたが攻撃した対戦相手の人数のみを考慮します。多くの隣人に手を差し伸べたいものですね。

いざ、ゲーム

コンスピラシー:王位争奪』のメカニズムは以上です。これであなたは、知るべきことをすべて知りました。このセットの名前にあるように、王位を争奪するときです。対戦の場を見つけて、テーブルに着きましょう。それでは、幸運を祈ります。