『指輪物語:中つ国の伝承™』のメカニズム
J.R.R. トールキン氏が紡ぐ壮大なファンタジー小説に登場するキャラクター、場所、そして名シーンをマジックを通じて旅しましょう。『指輪物語:中つ国の伝承™』には、新たなカードはもちろん、注目のキーワードやメカニズムも登場します。旅の仲間を集め、レンバスを携え、この新しいセットについて学びに行きましょう。
『指輪物語:中つ国の伝承』カードイメージギャラリーでさらなるカードを閲覧し、中つ国の伝承』中つ国の伝承』コレクション概要でカードの集める方法を確認しましょう。
指輪
人々を意のままにしようと、一つの指輪はあなたに語りかけます。本セットの一部のカードには、「指輪があなたを誘惑する。」という能力を持つものがあります。
そのゲーム中に初めて指輪があなたを誘惑したとき、あなたは「指輪」という名前の紋章を得ます。あなたの統率領域に置いておける補助カードを使うことで、あなたが指輪を持っていることとその作用を確認することができます。この指輪は当初一番上に書かれている能力だけを持っています。しかし、1回あなたを誘惑するごとに、新しい能力が解放されていきます。
指輪があなたを誘惑するたび、2つのことが起きます。1つ目が、あなたの指輪所持者とする、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を選びます。すでにあなたの指輪所持者がいるなら、そのクリーチャーをあなたの指輪所持者のままにすることも、他のクリーチャーにその負荷を負わせることもできます。指輪所持者とは新たな性質であり、クリーチャー・タイプや能力ではありません。あなたが選んだクリーチャーは、あなたが別のクリーチャーを選ぶか、そのクリーチャーが戦場を離れるか、他のプレイヤーがそのクリーチャーのコントロールを得るかしないかぎり、あなたの指輪所持者であり続けます。各プレイヤーの指輪所持者はそれぞれ1体だけで(各プレイヤーの指輪も1個だけで)、同時に複数のクリーチャーがそのプレイヤーの指輪所持者になることはできません。
2つ目が、可能であるなら指輪はその次の能力を得ます。4つの能力をすべて得た指輪はその力をすべて発揮しており、再び指輪があなたを誘惑しても追加の能力を得ることはありません。また、あなたがクリーチャーをコントロールしていない状態(指輪所持者が居ない状態)で指輪があなたを誘惑した場合も、指輪は次の能力を得ます。
呪文や能力があなたの指輪所持者を参照する場合があります。もちろん、指輪にはあなたの指輪所持者に影響を及ぼす能力があります。指輪保持者はただちに伝説となり、自身より大きなパワーを持つクリーチャーにはブロックされなくなります。次第に、指輪の新しい能力が強力な戦闘ボーナスを与えてくれるようになります。また、「死人占い師、サウロン」などのカードは、あなたの指輪所持者を参照します。
指輪があなたを誘惑することで誘発する誘発型能力があります。それらの能力は、指輪があなたを誘惑しさえすれば、あなたがクリーチャーをコントロールしていないため指輪所持者を選ばなかったとしても誘発します。また、これらの能力の一部には、特定のクリーチャーを指輪所持者に選んだときにのみ誘発するなどの条件がある場合があるため、注意が必要です。
オーク動員
目的を達成するためにまじないや秘術を駆使することもあれば、オークを動員し、数の暴力で袋叩きにすることもあります。動員は再録メカニズムですが、ちょっとした変更が加えられています。
オーク動員Nを行う場合、最初にあなたが軍団・クリーチャーをコントロールしているかを確認します。コントロールしていないなら、黒の0/0のオーク・軍団・クリーチャー・トークン1体を生成します。その後、あなたがコントロールしている軍団・クリーチャー1体の上に+1/+1カウンターN個を置きます。それがオークでないなら、そのクリーチャーは他のタイプに加えてオークになります。
ほとんどの場合、あなたがコントロールしている軍団・クリーチャーは、動員を利用して生成したトークンのみです。ただし、軍団も普通のクリーチャー・タイプなので、多相の能力を持つクリーチャーなど、トークンでない軍団をコントロールしていることもありえます。あなたが動員するときに複数の軍団・クリーチャーをコントロールしている場合、あなたはその中の1体を選び、それの上に+1/+1カウンターを置きます。
従来は、動員はゾンビに設定されていました。従来のカードは、「ゾンビ動員N」に更新されます。それらのカードの機能への変更点は、+1/+1カウンターを置く軍団・クリーチャーがゾンビでないなら他のタイプに加えてゾンビになる、ようになっただけです。
従来の動員カードと新しいカードを組み合わせることで、新たな活用方法を見出すことができます。ゾンビ動員を行うと、あなたは+1/+1カウンター数個が置かれたゾンビ・軍団・クリーチャーを生成することになります。その後でオーク動員をした場合、そのゾンビ・軍団はオーク・ゾンビ・軍団となり、さらに+1/+1カウンターが置かれることになります!
再録メカニズム
初めてマジックをプレイする方や久しぶりに復帰した方は、旅の途中で見慣れない景色に出会うことがあるかもしれません。ここでは、本セットでしばしば登場するメカニズムを紹介します。あなたの次の旅路の参考になるかもしれません。
食物・トークン
本セットでは、食物・トークンを生成するカードが登場します。
食物・トークンは、「{2}, {T}, このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」の能力を持つアーティファクト・トークンです。食物を食べる……
土地サイクリング
カード上には、この起動型能力は「平地サイクリング」、「島サイクリング」、「沼サイクリング」、「山サイクリング」、「森サイクリング」として記載されています。手札にこれらの能力を持つカードがある場合、記載されたコスト(本セットでは{1})を支払い、そのカードを捨てることができます。これにより、該当する基本土地タイプを持つカードをライブラリーから探し、公開し、手札に加え、その後ライブラリーを切り直すことができます。
いかに強力なクリーチャーでも必要なマナが足りずに手札に眠っているのでは役に立ちませんから、終盤で力を揮うために必要となる土地を積極的に集めるようにしましょう。
英雄譚
英雄譚とは伝説や伝記を表すエンチャントであり、数ターンに渡って1章ずつ展開するようになっています。
各英雄譚は、伝承カウンター1個が置かれた状態で戦場に出て、1つ目のⅠの章能力が誘発します。あなたの最初のメイン・フェイズが開始するとさらに伝承カウンター1個が追加され、次の章の能力が誘発します。最後の章の能力が完了するまで、この動作は続きます。それが起きた後、英雄譚を生け贄に捧げます。
歴史的
「歴史的」とは、アーティファクト、英雄譚、それに伝説の特殊タイプを持つものを指す用語であり、本セットに豊富に含まれています。
戦場にある歴史的なパーマネントや、墓地にある歴史的なカードや、歴史的な呪文などを参照する能力があります。歴史を知ることで、未来の勝利をもたらすことができるでしょう。
麻痺カウンター
対戦相手のクリーチャーを行動不能にしてアンタップできない状態にし、一方的に攻撃できたらどんなにいいでしょう。麻痺カウンターを活用すれば、これも実現できるかもしれません。
1個以上の麻痺カウンターが置かれていてタップ状態であるクリーチャーがアンタップする場合、代わりにそれはタップ状態のままであり、麻痺カウンター1個が取り除かれます。これはアンタップ・ステップにも、呪文や能力がクリーチャーをアンタップしようとする場合にも発生します。ただし、麻痺カウンターが取り除かれるのはクリーチャーがタップ状態である場合のみであることを忘れないようにしましょう。
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