このマジック:ザ・ギャザリングの世界では、プレインズウォーカーは次元を渡り旅することのできる強力な魔道士です。
多元宇宙には無限の世界があり、プレインズウォーカーは独自の能力を使ってその世界を次から次へと移動しながら、自らの知識を広め、そこでの経験を糧にさらに力を増していきます。

“灯”:百万に一人

知能を持つ生物の百万人に一人の割合で、自らをプレインズウォーカーにすることの可能な驚異的な力、“灯”を持ったものが生まれてきます。
しかし、その“灯”を持った者の中でも、それを“燃やす”ことで次元を渡る自らの力に目覚めることのできるものは、さらに数少なくなります。
ほとんどのプレインズウォーカーは、大災害や精神への衝撃などをきっかけに自らの灯を燃やすに至るのですが、その目覚めは各々で異なっています。
死に直面するような出来事で灯を燃やすプレインズウォーカーもいますし、人生が変わるようなひらめきや、魔道士が究極の真実を掴み取るために行っていた瞑想中の恍惚の中でそれを得るものもいます。 物語は、まさにプレインズウォーカーの数だけ存在するのです。

久遠の闇

“久遠の闇”とは、次元の間の空間を詩的に言い表したものです。
久遠の闇は、混沌とした論理を拒む擬似存在の空間で、霊気と呼ばれる純粋なエネルギーに満ちています。
その中で生き延びることのできるのはプレインズウォーカーだけで、その彼らでも限られた時間しかそこに居られません。
プレインズウォーカーの灯を持たない定命の者がそこに至れば、久遠の闇を満たす純粋な混沌や穢れの無いマナにたちまち粉々にされてしまうでしょう。

プレインズウォーカーの人生

プレインズウォーカーの灯に火が入ると、そのパワーは人一人の人生を、見果てぬ自らの使命に向けてしまうだけの力があります。
プレインズウォーカーの人生は多元宇宙の探索や奇妙な秘密の発見と研究、そして自分自身の神秘的魂の深さの探査に向けられます。
プレインズウォーカーの人生は選択と自己決定の人生です。それは世界や運命などに縛られることはありません。
プレインズウォーカーはそれぞれ、自由に旅し魔法を操る能力を使って、自身の名前を歴史の表舞台に刻んでいくのです。

知られているプレインズウォーカー達