『兄弟戦争』への第一歩
『兄弟戦争』は、この多元宇宙で最も重大な出来事を壮大なスケールで語り直すセットです。現在にも広く伝わるこの一大事は、今日のマジックを構成するほぼすべての始まりとなりました。マジック最大の悪として知られるファイレクシアが解き放たれるきっかけとなったのも、この出来事なのです。
『団結のドミナリア』での一件の後、我らが英雄たちは未来を救うために過去を覗く必要に迫られ、そこで彼らはウルザとミシュラの兄弟による衝突の真相を明らかにします。生きとし生けるものの運命を決める前例のない激突に備えましょう――もう一度体験することになるかもしれませんよ。
知っておくべき日程
本日私たちは『兄弟戦争』の第一歩を踏み出しましたが、まだまだこれからです。以下にセットのロゴや製品詳細、各種情報や物語の公開タイミング、そしてもちろん最新のカードをプレイできる機会など、『兄弟戦争』の重要な日程と情報を掲載します。
各種イベントページや情報発表のリンク先は「DailyMTG」をご確認ください(リンク先は英語。日本語での情報は日本公式サイトをご確認ください)。各種配信はtwitch.tv/magicをご覧ください(配信アーカイブは後日YouTubeでも公開されます)。
『兄弟戦争』 3文字略号:BRO
『兄弟戦争』 統率者デッキ3文字略号:BRC
ウェブサイト:『兄弟戦争』特設ページ
- マジック30周年開幕記念放送:10月4日
- 『兄弟戦争』ストーリー記事公開:10月20~26日
- 世界構築についてのパネルディスカッション:10月20日
- お披露目動画公開とプレビュー開始:10月27日
- 「Magic30」での『兄弟戦争』 プレビュー:10月28~30日
- その後のプレビュー期間:10月31日~11月4日
- WPN店舗開催の「プレリリース」イベント:11月11~17日
- MTGアリーナおよびMagic Onlineでのリリース:11月15日
- 『兄弟戦争』公式発売日:11月18日
- WPN店舗開催の「コマンダー・パーティー」イベント :12月16~18日
兄弟間での戦争
ドミナリアの過去には多くの物語がありますが、中でも特に今のマジックを形作るものは、今回のセット名にも冠される「兄弟戦争」でしょう。それは時空が乱れる以前、この多元宇宙が「大修復」を迎える以前の物語です。(初めての)ファイレクシアの侵略により大地が引き裂かれるよりも、この次元を凍りつかせた氷河期よりも前のお話です(兄弟戦争の終結がこの次元を凍らせるきっかけになりました)。
ドミナリアに度重なる破壊と試練をもたらしたこの出来事はエゴの対立に端を発し、強大な戦争機械が激突するものでした。当時の巨大兵器の姿は「メカ」基本土地に見受けられます――このフルアート版基本土地には、戦場の風景とそこで戦った巨大メカが描かれているのです。
後日公開となるフルアートでない通常の基本土地もありますが、これらの「メカ」基本土地はドラフト/セット/コレクター・ブースターで手に入ります。
そしてウルザとミシュラの兄弟なしに『兄弟戦争』は語れないでしょう。今回のセットでは、この伝説の兄弟がさまざまなバージョンで登場します。この2人(それぞれの物語における主役と悪役)は、歴史を通して数々の伝説が語り継がれる対立の両極に立ちます。特にウルザほど大きな存在感を示す者はいません――文字通りに。
プレインズウォーカーとしてのウルザの壮大さを捉えるために、「合体」メカニズムが再録されます。(弟のミシュラの姿は、10月4日にtwitch.tv/magicにて配信予定の30周年開幕記念放送にて公開します。)
それから、最近のセットと同様に、『兄弟戦争』でも統率者デッキを発売します。2つのデッキは、セット名に冠される「兄弟戦争」中の戦いにタイムスリップするようなコンセプトで作られました。新バージョンのウルザとミシュラが(フォイル仕様のカードやエッチング・フォイル仕様の提示用統率者カードとして)デッキを統率するだけでなく、収録されるマジックのカードはすべて、旧枠版となっています。
それぞれのデッキの収録カードすべてが旧枠です。新規カードも旧枠ですし、再録カードも(その多くが初めて)旧枠版で登場します。土地も旧枠版です。とにかく全部旧枠なのです。ここでいくつかお見せしましょう。
旧枠版カードのファンの皆さんにとって、絶対に見逃せない統率者製品になりますね。
加えて、こちらに収録されるバージョンのウルザとミシュラにも(現代のカード枠を用いた)拡張アート版が用意され、『兄弟戦争』コレクター・ブースターで手に入る可能性があります。
プロモ
『兄弟戦争』のプロモも、お近くのゲーム店で商品を購入したりイベントに参加したりとさまざまな方法で手に入ります。
まずは11月11日から始まるWPN店舗開催のプレリリースにご参加いただいた方には、マジック30周年記念プロモが1枚配布されます。
それからまだご存知ない方にお伝えしますと、今回皆さんはプレリリース期間中に数量の制限なく、このセットの全製品を購入していただけます。セット・ブースターが欲しい?店舗でお買い求めいただけます。コレクター・ブースター?いち早くコレクションを始めましょう。ドラフト・ブースターやBundle、統率者デッキ、ジャンプスタート・ブースターも?どれも手に入ります。
セット/ドラフト/コレクター・ブースター・ボックスをご購入いただいた方には、ボックス購入特典プロモの《ミシュラの鋳造所》をお贈りします(数量には限りがあります)。
ボックス購入特典で受け取れなくても、《ミシュラの鋳造所》は通常版と拡張アート版がこのセットに収録されます。
Bundleにも限定版のプロモが入っています。兄弟戦争の当事者の1人である伝説のキャラクター、《カイラ・ビン・クルーグ女王》です。
《カイラ・ビン・クルーグ女王》も、通常版と拡張アート版が『兄弟戦争』に収録されます。
時を遡って
最後に、我らが英雄たちが時を遡るのですから、もちろん私たちもご一緒したいと思います。そこで私たちはマジックの始まりまで遡り、歴史上のアーティファクトを揃えた旧枠版カードのシリーズを作り上げました。
独自のシンボルが用意される旧枠版アーティファクト・シリーズのカードは、ドラフト/セット/コレクター・ブースターで手に入ります。
さらに、今回はもうひと工夫加えます。旧枠版アーティファクトにはそれぞれ、それを作るための設計図を思わせるアートのバージョンもあるのです。
こちらも通常はドラフト/セット/コレクター・ブースターで手に入ります。
「通常は」?
鋭いですね。入力装置が詳細を省いたみたいです。今回、マジックのブースター製品に初めてシリアル番号付きのカードを導入することにしました。シリアル番号は、そのカードの総枚数と何枚目のものなのかを示します。例えばシリアル番号付きの旧枠版「設計図」カード(「ダブルレインボウ・フォイル」と呼ばれる仕様で彩られます)は500枚印刷され、『兄弟戦争』コレクター・ブースターに封入されます。それらは1枚1枚に500枚中の何枚目なのか番号が振られており、コレクター・ブースターでしか手に入りません!(コレクター・ブースターではシリアル番号付きでない「設計図」版カードも入手できます。)きっとコレクターの皆さんにエキサイティングな瞬間をお届けできるでしょう。
残りの情報は、『兄弟戦争』のプレビューが本格的に始まる10月27日から存分に公開していきます。威容を誇る戦争機械や私たちが踏み入れることになる戦場から、素晴らしいカードの味わい深い解説までお届けしますので、お楽しみに。
もう待てないという方もどうかご安心を。「Hasbro Pulse Con 2022」でも、私たちの友人が『兄弟戦争』の情報を皆さんに共有してくれます。どうかお見逃しなく!