ダスクモーンの扉が間もなく開き、これまでにない恐怖がマジックの多元宇宙へ解き放たれます。モダンホラーのテーマと墓地に注目したデザインの『ダスクモーン:戦慄の館』では、まったく新しい形でマジックを楽しめます。そして新たなセットの登場をお祝いするのに、お近くの店舗で開催されるプレリリース以上に良いイベントはありません。

プレリリースでは新セットの新たなカードにいち早く触れることができ、カジュアルな雰囲気の中でコミュニティのマジック愛をさらに高める体験をお楽しみいただけます。100回目のプレリリースでも初めてのプレリリースでも、新たなセットへ飛び込みお気に入りのカードを見つけるのにうってつけのイベントなのです。

『ダスクモーン:戦慄の館』プレリリースの詳細

『ダスクモーン:戦慄の館』のプレリリースに参加登録すると、イベント当日にプレリリース・パックを受け取ります。プレリリース・パックには、マジック仲間とともにイベントを楽しむために必要なものがすべて入っています。

『ダスクモーン:戦慄の館』プレリリース・パック
『ダスクモーン:戦慄の館』プレリリース・パック

『ダスクモーン:戦慄の館』プレリリース・パックの内容は以下の通りです:

  • 『ダスクモーン:戦慄の館』プレイ・ブースター 6パック
  • 日付が箔押しされたフォイル仕様のレアや神話レア 1枚
  • MTGアリーナで使用できるコードが書かれたカード(一部地域のみ) 1枚
  • デッキボックス 1つ
  • スピンダウン・ライフカウンター1つ

プレリリースは基本的に「シールドデッキ」と呼ばれるフォーマットで行われます。このフォーマットでは、プレイ・ブースター6パックと日付が箔押しされたプロモカードと基本土地を用いて40枚のデッキを構築します。基本土地は店舗から提供されますので、用意しなくても大丈夫です。

豪華賞品を懸けた競技志向の戦いは不安だという方も、プレリリースは安心です。プレリリースでは、リラックスした雰囲気の中で新セットを楽しめるのです。新規もベテランも一緒になってデッキのアイデアを共有し合い、過去のイベントの話に花を咲かせながら、同じゲームを愛する新たな友人との出会いを楽しめるでしょう。

また我らが神童ジモーンが、プレリリースで見受けられるカードをすべてまとめたリストを作成しています。『ダスクモーン:戦慄の館』カードイメージギャラリーを訪れ、強力なクリーチャーやスペルについて学びましょう。あえて館に挑もうという方は続きを読んで、『ダスクモーン:戦慄の館』プレリリースやドラフト戦略についての情報をご覧ください!

プレリリースでデッキを作る 

プレリリース・キットの中身を見ていると、圧倒される気分になるかもしれません。それはダスクモーンの怪物や殺人鬼たちのせいだけではありませんよね。恐怖を軽減する一番の方法は、カードを色ごとに分けて特に強そうな2色を決めて、その色でデッキを作ることです!

『ダスクモーン:戦慄の館』のようなスタンダードのセットでは、基本的に2色でプレイしたいところです。プレイ・ブースターには各色のカードが同じ枚数封入されていますが、中には特に目立つものがあるはずです。《ホーントウッドの大主》のような強大なクリーチャーであれ、《タミヨウの物語》のようにバリューを生み出すパーマネントであれ、それがあなたのデッキの核となるでしょう。

0194_MTGDSK_Main: Overlord of the Hauntwoods 0075_MTGDSK_Main: The Tale of Tamiyo 0153_MTGDSK_Main: Razorkin Needlehead

例えば別々の色で3枚ほど飛び抜けた脅威があったとしましょう。そこから2色へ絞るには、各色の除去呪文を確認してみてください。「除去呪文」とは、対戦相手のカードに対処できる呪文のことです。クリーチャーを破壊したり、パーマネントを手札に戻したりするものが当てはまります。『ダスクモーン:戦慄の館』の除去はアンコモンに集中しています。開封したカードを確認し、必ず確保しましょう。

脅威への対抗手段は5色すべてにありますが、得意な色と不得意な色があります。例えば白と黒はクリーチャーの破壊や追放に優れており、効率的にクリーチャーに対処できます。

0028_MTGDSK_Main: Seized from Slumber 0110_MTGDSK_Main: Murder

また『ダスクモーン:戦慄の館』ではエンチャントやエンチャントに関連するカードがテーマとなっているたえ、緑のエンチャント破壊や青のパーマネントを手札に戻す効果も有効かもしれません。

0167_MTGDSK_Main: Anthropede 0080_MTGDSK_Main: Unnerving Grasp

赤が得意とする除去手段は、クリーチャーにダメージを与えて破壊するカードや戦闘をひっくり返すインスタントです。ときにはプレイヤーを攻めることが最善の除去になることもあります

0149_MTGDSK_Main: Pyroclasm 0164_MTGDSK_Main: Violent Urge

脅威と除去のバランスが良い2色が、あなたのデッキの基礎になるでしょう。そこから40枚のデッキを仕上げていくことになりますが、ちょっとしたコツを掴めばデッキはすぐに作れますよ。 

マナ・カーブ 

「マナ・カーブ」は、デッキ内の各マナ域にあるカードの枚数を示す昔ながらの概念です。マナ・カーブに気をつけてデッキを組めばカードを並べたときに綺麗な曲線を描き、安定してカードをプレイできるのです。ゲームの序盤は土地が少なく、使えるマナには限りがあります。マナ総量の小さなカードを多く採用することで、ゲーム全体を通して安定してカードをプレイできるでしょう。

だからといって、高コストのカードが使えないというわけでは決してありません!『ダスクモーン:戦慄の館』で特に強力なクリーチャーやスペルはコストが重くなっていますが、それにふさわしい理由があるのです。それらのカードのバランスはしっかり取りましょう。マナ・カーブの一般的な形は以下の通りです。

  • 1マナ:1~2枚  
  • 2マナ:7~8枚  
  • 3マナ:5~6枚  
  • 4マナ:3~4枚  
  • 5マナ:2~3枚  
  • 6マナ:0~1枚  
  • そして土地17枚! 

Mana Curve

これはあくまで基準です。あなたのデッキの戦略によって、攻撃的な戦略寄りならもっと低マナ域に寄せ、コントロール寄りなら高マナ域に寄せるのも良いでしょう。あなたが組み上げるアーキタイプによって変わります。

『ダスクモーン:戦慄の館』ドラフト・アーキタイプ 

マジックのセットは、2色の組み合わせごとに独自の戦略が設定されています。その内容はセットごとに異なり、そのセットにおけるその色の組み合わせが注目するテーマを中心に構築されています。『ダスクモーン:戦慄の館』では、エンチャントと墓地が特に重要なテーマとなっています。

0014_MTGDSK_Main: Glimmer Seeker 0135_MTGDSK_Main: Fear of Burning Alive

各色の組み合わせともこのテーマのどちらかに沿っており、そこへそれぞれの組み合わせ独自のひねりが加えられています。各色の組み合わせには「サインとなるアンコモン」が用意されていますので、そちらにもご注目ください。その色の組み合わせを体現する2色のアンコモンのクリーチャーです。以下に、各色の組み合わせについてサインとなるアンコモンや勝利のためのプランをご紹介します。

違和感テンポ(白青)白マナ・シンボル 青マナ・シンボル

「違和感」は、あなたがコントロールしているエンチャント1つが戦場に出たり、あなたが部屋1つを完全に開放したりするたびに誘発する新たな能力語です。多くのデッキが館の部屋を駆使しようとしていますが、中でも白青はエンチャントを次々と繰り出し、対戦相手をクリーチャーの軍勢で圧倒しようとしています。

0215_MTGDSK_Main: Gremlin Tamer 0217_MTGDSK_Main: Inquisitive Glimmer

不気味コントロール(青黒)青マナ・シンボル黒マナ・シンボル

白青の鏡のような青黒は、部屋カードでゲームをコントロールし、対戦相手をダスクモーンの終わりなき廊下へ閉じ込めようとします。クリーチャーを何度も手札に戻すことで対戦相手を出し抜き、一発を狙いましょう。

0234_MTGDSK_Main: Skullsnap Nuisance 0214_MTGDSK_Main: Fear of Infinity

生け贄(黒赤)黒マナ・シンボル赤マナ・シンボル

黒赤は、勝利のためならいかなる犠牲も払います。まずは部屋カードをプレイして、それらを生け贄に捧げて対戦相手のライフを削りましょう。このアーキタイプは、『ダスクモーン:戦慄の館』におけるエンチャントと墓地のテーマを股にかけています。生け贄の効果は部屋に関連したものでありながら、あなたの墓地へカードを送るのです。

0231_MTGDSK_Main: Sawblade Skinripper 0212_MTGDSK_Main: Disturbing Mirth

昂揚ストンピィ(赤緑)赤マナ・シンボル緑マナ・シンボル

あなたの墓地に4種類以上のカード・タイプがあると恩恵を得られる「昂揚」が帰ってきます。アーティファクトやクリーチャー・エンチャントを積極的に墓地へ送り、昂揚能力でクリーチャーを強化しましょう。

0239_MTGDSK_Main: Wildfire Wickerfolk 0210_MTGDSK_Main: Beastie Beatdown

生存者(緑白)白マナ・シンボル緑マナ・シンボル

生存者たちはダスクモーンの恐怖から生き残るための戦略を持っています。緑白は、第2メイン・フェイズの開始時にクリーチャーをタップ状態にし「生存」能力の誘発を狙う、攻撃的な戦略です。エンチャントや装備品、それから攻撃せずにクリーチャーをタップできる呪文を駆使して、生存者たちを生還させましょう。

0232_MTGDSK_Main: Shrewd Storyteller 0209_MTGDSK_Main: Baseball Bat

リアニメイト(白黒)白マナ・シンボル黒マナ・シンボル

館は特に熱心な信奉者たちに、人間の理解を越えた怪物を授けます。手札を捨てる効果や自身を切削する効果で大型クリーチャーを墓地に貯め、それらをヴァルガヴォスの邪悪な儀式で戦場に戻しましょう。強大な脅威をリアニメイトできるまで時間はかかりますが、白と黒が誇る除去呪文で対戦相手を動きを封じましょう。

0233_MTGDSK_Main: Shroudstomper 0229_MTGDSK_Main: Rite of the Moth

部屋(青赤)青マナ・シンボル赤マナ・シンボル

部屋を大いに広げ、館を我が家としましょう。エンチャントとのシナジーや複数の部屋をプレイすることを推奨するカードで、館にあまたあるドアをじっくりと開放していきましょう。 

0218_MTGDSK_Main: Intruding Soulrager 0235_MTGDSK_Main: Smoky Lounge

昂揚消耗戦(黒緑)黒マナ・シンボル緑マナ・シンボル

チェーンソーの回転を高め、手斧を研ぎましょう。今こそ黒緑が輝くときです。「昂揚」が帰ってきたことで、黒緑は素早く墓地に4種類以上のカード・タイプを揃え、墓地活用のシナジーで圧倒的な盤面を築き上げる古典的な戦略で戦います。赤緑のアグロ戦略と対照的にミッドレンジ戦略をとるこの色の組み合わせは、『ダスクモーン:戦慄の館』の墓地テーマをよりじっくり戦う形に仕上げています。 

0211_MTGDSK_Main: Broodspinner 0213_MTGDSK_Main: Drag to the Roots

アグロ(赤白)白マナ・シンボル赤マナ・シンボル

サーカスにいらっしゃい!赤白のおもちゃやピエロ、小さなクリーチャーたちは、家族みんなでいつまでも楽しめます。ただしご注意を。パワー2以下のクリーチャーに関連する呪文でおもちゃを強化すると、それらは意思を持つようになりますよ。数は力です。おもちゃ箱にはできるだけ多くの奇怪なクリーチャーを集めておきましょう。q 

0208_MTGDSK_Main: Arabella, Abandoned Doll 0222_MTGDSK_Main: Midnight Mayhem

戦慄予示(緑青)青マナ・シンボル緑マナ・シンボル

恐ろしいクリーチャーを予示し、対戦相手を飛び上がるほど驚かせましょう。はじめはただの2/2ですが、戦闘中に表向きにすれば対戦相手はきっと驚くはずです。あなたがコントロールしている裏向きのパーマネントの数に関連するカードもありますので、それらを駆使して素早く勝利を示しましょう。 

0225_MTGDSK_Main: Oblivious Bookworm 0216_MTGDSK_Main: Growing Dread

『ダスクモーン:戦慄の館』の高度な戦略

プレリリースで実際にプレイして『ダスクモーン:戦慄の館』のメカニズムを理解したら、さらに奥深い戦略を探求していきましょう。自分の力で戦略を見出すのもリミテッドの醍醐味ですが、イベントを最大限に楽しめるよう、いくつかヒントをお伝えします。

色のタッチ

例えば黒と赤に除去や脅威が豊富で、この2色がベストだとします。ですがあなたは、《厭世的案内者、ウィンター》も引き当てていました。この強力なクリーチャーは対戦相手を縛りつけられますが、あなたが選んだ色と合いません。そこで3色目を「タッチ」すれば、《厭世的案内者、ウィンター》も追加できます。

0240_MTGDSK_Main: Winter, Misanthropic Guide

3色目のマナを加えられる土地を少量採用して、メインの2色以外にも強力なカードを使えるようにしましょう。3色目のタッチに大いに役立つのが、『ダスクモーン:戦慄の館』のコモンの2色土地10種です。

《三度呼ばれ、アルタナク》をドラフトで召喚する

《三度呼ばれ、アルタナク》は、通常であれば7マナかかる強力なクリーチャーです。しかしながら、《その名を言え》を複数回プレイし墓地を肥やせば、この昆虫・ビーストを素早く繰り出せます。

0166_MTGDSK_Main: Altanak, the Thrice-Called 0197_MTGDSK_Main: Say Its Name

《三度呼ばれ、アルタナク》をシールドで引き当てるのは難しいかもしれませんが、ドラフトならこのユニークな戦略にうってつけです。《三度呼ばれ、アルタナク》と《その名を言え》を複数枚ドラフトし、他では味わえないユニークな墓地戦略のデッキを組み上げましょう。

別の勝ち手段を探求する

リミテッドのゲームに勝つには、戦闘ダメージを与えるのが一般的です。しかし対戦相手を打ち倒す方法は他にもたくさんあります。構築に少々頭を使いますが、《掻き回す頭蓋蟹》が余分にあれば、特に白青や青黒の対戦相手を切削しきって勝つことも可能です。

0071_MTGDSK_Main: Scrabbling Skullcrab

もっとユニークなものをお求めですか?第1パックで《中央エレベーター // 確実な階段》を引き当てたら、刺激的な「部屋」デッキを実現できるかもしれません。青赤で複数の部屋を駆使するデッキは、8つ以上のドアを開放できればあなたのアップキープの開始時に勝利できるのです。強力なエンチャントを揃え、住宅市場へ売り込みましょう!

0044_MTGDSK_Main: Central Elevator

『ダスクモーン:戦慄の館』で恐怖に立ち向かえ

これで、必要な知識をすべて備えましたね。今こそダスクモーンの深淵へ向かうときです。友人たちとお近くのプレリリースに集まり、館の恐怖に挑んでください!味方になってくれる人もこのセットのメカニズムの知識もありますから、もうお近くのゲーム店を恐れることはありません。

『ダスクモーン:戦慄の館』プレリリースは、9月20日より開催されます。『ダスクモーン:戦慄の館』の各種製品は現在、お近くのゲーム店Amazon、その他マジック製品を取り扱う場所にて予約受付中です。