2005 Magic Invitational Resident Genius Ballot

更新日 Event Coverage on 2005年 3月 7日

 今回のカテゴリーの説明は「レジデント・ジニアス(この分野の天才)」という表現が一番的確に示してくれるでしょうが、その範囲をどこに設けるかにこれほど悩むカテゴリーも他には無いでしょう。マジックにおける天才とは何なのか? デッキ構築の技術によりゲームを新たな領域へと踏み込ませたプレイヤーなのでしょうか? チーム・ロチェスターにおける達人は? それとも長い間ゲームのトップレベルに君臨し続けている人物なのでしょうか? ひょっとしたら、あなたがいつ当たっても勝てない相手なのかも? 決めるのはあなたです。

 レジデント・ジニアス部門からインビテーショナルに送り込むプレイヤーを決めるために、あなたの一票を入れてください。投票ページへはこのページの一番下から行けます (プロフィール文責はブライアン・デヴィッド=マーシャル)。

カミエル・コーネリッセン(Kamiel Cornelissen)

 マジックのプレイヤーたちに、プロツアーの最終日に最も当たりたくない相手のアンケートをとった場合、そのトップは間違いなくカミエル・コーネリッセンでしょう。誇大広告も何も抜きにして、彼はこのゲームにおいてもっとも恐るべき相手です――まさしく“静かなる殺し屋”さながらです。彼はプロツアーで5度トップ8に残っていますが、彼を止める事ができるのは決勝の席ぐらいでしょう。そして、彼が決勝における呪いを振り切ったのが、プロツアー・シアトルでのチーム“Von Dutch”での戦いでした … … カミエルにとっては実にすばらしいことですね。シアトルでの勝利に向かうため、彼のチームメートはあらゆる弱いカードを彼に流してきました。彼には強力なカードなんて必要無いからです。そしてまさしく彼はやりとげ、岡本尋を下して優勝の座を射止めたのです。

2003-2004 プロポイント: 64 (6位) | 名古屋時点でのプロポイント: 55 (5位)

藤田 剛史

 藤田剛史か、ガブリエル・ナッシフ(Gabriel Nassif)か? 構築戦におけるその議論は、「ニコライか、アントンか?」のようなものでしょう。彼はこれまでにも、ゴブリン召集、赤緑ゴブリン、スタンダードのサイドボードに必須となった《秘宝の障壁/Relic Barrier》などを世に送り込んできましたが、今週末のグランプリ・シアトルのエクステンデッドにおいて、彼は赤単の《騙し討ち/Sneak Attack》デッキという爆弾を投下してきました(同郷の面々は普通のコンボデッキを選んできたのに、です)。彼はデッキビルダーとして優秀なだけでなく、そのプレイングも素晴らしいものです。ゴブリン召集ではグランプリ・バンコクに勝ち、赤緑ゴブリンでは日本選手権を勝ち、今回の“スニーキー・ゴー”ではシアトルのトップ8に入っています。

2003-2004 プロポイント: 32 (45位タイ) | 名古屋時点でのプロポイント: 36 (19位)

デイヴ・ハンフリー(Dave Humpherys)

 デイヴ・ハンフリーは、温血動物の血と握ることのできる手を獲得した恐竜のようなものです。彼は数多くのマジックのプレイヤーたちよりも長くゲームを続け、その間ずっと最高のレベルで戦い続けています。プロツアーの初期のころから現代までプロツアーで成功を収め続けているスタープレイヤーを他に思いつきますか? フィンケル? ドハティ? カッスル? パスティルニック? モショウィッツ? オマホニー=シュワルツ兄弟? オーレ・ラーデ? デイヴ・プライス? リストはどんどん続くでしょう。デイヴは隕石の衝撃をかわしただけではなく、今も進化し続け、生き残っています。他の“大きくなってしまった”人たちとは異なり、デイヴは仕事のせいでその腕を衰えさせることはないようです。それは彼の初期のマジックのキャリアの中で、博士号を取るための努力によってマジックの腕が鈍ることが無かったようなものなのでしょう。

2003-2004 プロポイント: 32 (45位タイ) | 名古屋時点でのプロポイント: 27 (45位タイ)

石田 格

 チーム・ロチェスターで石田と向かい合ったとき、その表情からは何も読み取ることができないでしょう。ひょっとしたらちょっとした満足の笑みをとらえる事ができるかもしれませんが、それすら彼が仕掛けた神経戦なのかもしれません。自分のチームの指揮をしつつ、テーブルのすべてのピックを把握し続け、さらに笑みを浮かべることのできる精神的余裕というのは何なのでしょうか? 手短に言えば、チーム・ロチェスターを石田のようにしきれる人は他にはいないでしょう。岡本尋や池田剛のすばらしい戦績の陰に隠れがちですが、チームをグランプリ大阪やプロツアー・シアトルの決勝へと導いたのは石田のドラフト指示なのです。そのプレイ指示能力はプロツアー・アトランタでも発揮されるでしょうし、チーム“shop-fireball.com”もシアトルでトップの活躍を見せることでしょう。

2003-2004 プロポイント: 50 (14位タイ) | 名古屋時点でのプロポイント: 41 (16位タイ)

フランク・カルステン(Frank Karsten)

 マジックにおけるスイッチヒッターはお好きですか? それなら、フランク・カルステンの構築と限定の両方での得点圏打率なんかはお気に召すことでしょう。彼はグランプリ・チューリッヒで、薬瓶親和でトップ8に入ることで親和の概念を変えてしまい、以降はブロック構築もスタンダードも景色が一変してしまいました。最近ではプロツアー名古屋でトップ8に入りましたが、彼はあらゆる神河物語のカードに関して総合ドラフトピックリストを作成しています。彼はそのリストを18時間にわたる日本までの飛行機の中で作成し、さらに週末の間調整を続けていたそうです。余白に書き付けを行い、カードの評価の上下に関する矢印を記しながらリストを書き直す様は――まさしく――マッドサイエンティストの作業のようです。もっともカルステンにとっては、それは初の日曜日の朝の目覚ましへとつながるものでした。

2003-2004 プロポイント: 42 (24位) | 名古屋時点でのプロポイント: 46 (12位)

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