Quarterfinal Feature Match Ryan Fuller VS Chris Benafel

更新日 Event Coverage

By 松井健治

PT 東京準々決勝。
奇しくも予選ラウンド 1 位抜けの Fuller は、 1 回戦で同じチームメイトの Benafel と当たってしまうことになった。
この二人のデッキを他の記事を見てもらっても解るように赤緑である。
細部が違うとはいえ、この同デッキ対決を制したものが準決勝に進出することができる。やはりこういう赤緑対決は”先手必勝”のゲームとなるのか…

Game 1

お互いマリガンからこの試合は始まる。
Benafel は土地が《シヴのオアシス》しかなく、マリガン。
だが 6 枚になった手札には結局 1 枚の《オアシス》が帰ってきただけで、仕方が無いのでこの手札をキープ。
Fuller が初手に 2 枚の山しかなく、緑マナがないと序盤のクリーチャーを展開できないために、躊躇しながらこちらもマリガンを宣言。
Fuller のマリガン後の手札は良いもので、お互いデッキ中に含まれる《ケルドの死滅都市》を初手ゲット! 他にも山、《オアシス》と早い展開を期待できる手札。

ゲームはスタートし、まずは Fuller の《荊景学院の使い魔》がキャストされる。
そこへ、 Benafel が 1 点の《ギトゥの火》が。
このように、《疾風のマングース》は《マングース》同士で相打ちになったり、普通に出したクリーチャーは焼きカードで除去される消耗戦が続く。
この間に Fuller は《カヴーのタイタン》を引き、 5 枚目の土地を引いたところでキッカーでこれをキャスト。

kavu titan

赤緑同士の決め手は”デカいクリーチャー”を呼ぶこと。
この環境での素晴らしい 2 対 1 クリーチャー、《火炎舌のカヴー》が優秀であることはもう周知の事実と認識している。
4 マナ で、パワーが 4 あるクリーチャーで、場に出てくるに際しクリーチャーに対して 4 点を与えるクリーチャーの何処が弱いであろうか? だが、 この《火炎舌》の4 点程度では倒すことの出来ないクリーチャーなどごまんと存在する。
この赤緑対決同士では、キッカーでキャストされた《タイタン》もその 1 枚である。

この《タイタン》をどうする事も出来ない Benafel は、自分も何とかキッカー付きの《タイタン》を召喚。
にらみ合いを続けるのかと思ったら Fuller から 5 点の《ギトゥの火》が Benafel の《タイタン》を燃やし、優位に立つ。
ここでもう一度キッカー《タイタン》をキャストした Benafel に対して、キッカー《スキジック》で攻撃。
その《スキジック》をまた《火炎舌》で除去するなど、一進一退が繰り返される。
だがより多くのアドバンテージカードを引いていた Fuller は、気が付いたらとどめの《ギトゥの火》を本体に放っているところだった。

Fuller 1 - 0

Game 2

より大きなクリーチャーを引いた側が勝利する。
だが大きなクリーチャーを呼ぶためには多くのマナがかかるので、序盤は早めに殴りに行くカード達と、それに対する除去を行うことが勝利への前提条件である。

序盤の細かい攻撃や除去が行われている Fuller の 4 ターン目、《翡翠のヒル》を召喚。
《タイタン》の様にトランプルなどの特殊能力がついている訳ではないが、 4 ターン目に出てくる 5 / 5 クリーチャーは非常に優秀。
だが《ヒル》防御に使わなくてはいけなくなったところから、ダメージを食らった《ヒル》に Benafel の《火炎舌》が飛んできて、この後 Fuller がだす 《荊景学院の使い魔》等を《荊景学院の戦闘魔道師》によって除去され、 2 ターン後にはクリーチャーの数が 4 対 0 になり、どうしようも無くなった Fuller は投了する。

Benafel 1 - 1

Game 3

このゲームも 2 戦目とほぼ同じような内容。
ただ、 Fuller は 2 戦目よりも土地を引かず、たった 7 ターンで勝負は決着してしまった。

Benafel 2 - 1

Game 4

4 戦目は Fuller の先行。

今回の PT で私は多くの Fuller の試合を見てきたが、初手に《ギトゥの火》を構えてスタートした Fuller の勝利の笑顔は幾度となく見ている。
今回、この男を語るには《ギトゥの火》というカードのことを避けて通れないだろう。

序盤はお互い《使い魔》から始まり、先手である Fuller が《火炎舌》で相手の《使い魔》を除去するという、典型的な先手勝ちパターン。
この出しては除去のラリーがいつまで続くのだろうと思ったら、なんと Benafel の土地が 4 枚でストップ。
Fuller のクリーチャーに殴られつづけ、キッカーで呼べば確実に勝利を呼ぶことになる、 Benafel の手札にある 2 枚の《タイタン》。
そこで Fuller はまだ押しつづけるべく《翡翠のヒル》をキャスト。
Benafel は 2 ターンほど土地を引かないでいると、《ヒル》のこともあるので少し考えてキックなしで《タイタン》を 2 体とも召喚。
まだまだ《ヒル》で押し切れる Fuller はキッカー付きの《タイタン》までキャスト。
何とか土地を引き、キッカー《タイタン》を Benafel も呼ぶが、このあとに呼んでくる Fuller の《使い魔》や《怒り狂うカヴー》の大群の足を止めることは出来なかったのだ。

Fuller 2 - 2

Game 5

もう 3 戦目を開始する頃には回りの試合が全て終わっており、この試合も残すところ あと 1 試合。

お互い初手は順調。
まだ勝負の行方はわからなかったが、後手の Fuller の 4 ターン目。
セットランドが行われない…… 次の Benafel の 5 ターン目にはキッカー付きの《カヴーのタイタン》。
もう土地を引かなくてやぶから棒にいろんなクリーチャーをただ、置いていくだけの Fuller 。
それを丁寧に 1 匹ずつ《火炎舌のカヴー》で除去する Benafel。

ここに予選ラウンド全勝を誇った男がとうとう土をつくことになってしまったのである。

Fuller 3 - 2

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