Some Near Misses

更新日 Event Coverage on 2003年 11月 2日

By Paul Sottosanti<break />Translated by Keita Mori

プレイヤーたちは...自分がいかに酷い負け方をしてしまったかということを仲間に愚痴るのが好きなようです。ここではこの週末に起こったいくつかのそういった衝撃的な勝利(敗北)についてお話してみましょう。

Final Fantasy

final fortune

《修繕/Tinker》デッキでトーナメントに参加していたGary Wiseは同じ《修繕/Tinker》カテゴリーのデッキをプレイしていたTony Rungeeとマッチアップされました。

Garyは《マイアの保育器/Myr Incubator》をプレイして6マナをそろえており、ここで《修繕/Tinker》から《金粉の水蓮/Gilded Lotus》を調達して相手のターンに《マイアの保育器/Myr Incubator》を起動するか、はたまた即座に起動してから《からみつく鉄線/Tangle Wire》によってロックアップするかという二つの選択肢を持っていました。そして、Gary Wiseは《金粉の水蓮/Gilded Lotus》を調達するほうをここで選択します。

すると、対戦相手のTony Rungeeはおもむろに《狡猾な願い/Cunning Wish》をプレイし、なんと《最後の賭け/Final Fortune》を調達しました。そして...続くメインステップにTonyは《等時の王笏/Isochron Scepter》でこの《最後の賭け/Final Fortune》を刻印し...《修繕/Tinker》から場に《白金の天使/Platinum Angel》を呼び出したのです。

そう、無限ターン!?

必ずしも先手有利というわけではない?

Neil Reevesは《等時の王笏/Isochron Scepter》+《ドルイドの誓い/Oath of Druids》デッキをプレイしており、ほとんど完璧といってハンドをキープしました。対戦相手となったのは日本人のゴブリンデッキで、Reevesのハンドの詳細は《金属モックス/Chrome Mox》、《島/Island》、《森/Forest》、2枚の《火+氷/Fire+Ice》、《グールの誓い/Oath of Ghouls》、《等時の王笏/Isochron Scepter》という内容です。彼は先手の開幕ターンにセットランドから《金属モックス/Chrome Mox》をプレイし、《等時の王笏/Isochron Scepter》で《火+氷/Fire+Ice》を刻印するという最高のたちあがりを果たしました。...しかし、Nei Reevesはこの試合に敗北することになるのです。

...え?どうやって?

対戦相手はなんと開幕ターンにこのようなスタートをきったそうです。彼は《古えの墳墓/Ancient Tomb》セットから《金属モックス/Chrome Mox》をプレイして《煮えたぎる歌/Seething Song》をキャスト。そして、そこから《ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter》と《スカークの探鉱者/Skirk Prospector》をプレイし...《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher》を設置したというのです! 

Reevesは《氷/Ice》で《古えの墳墓/Ancient Tomb》をタップアウトさせることでわずかばかりながらえたそうですが、結局2枚目の《古えの墳墓/Ancient Tomb》が出てきて終幕となってしまったそうな。

2ターン目に《精神隷属器/Mindslaver》...のはずが...

日本の藤田修とマッチアップされたKai Buddeは《修繕/Tinker》デッキとしては満点のハンドを初手としてキープしました。《裏切り者の都/City of Traitors》から《厳かなモノリス/Grim Monolith》を出し、そこから《金属細工師/Metalworker》を開幕ターンに呼び出せるという内容だったのです。さらに、彼の初手には《修繕/Tinker》と《金属細工師/Metalworker》から十分なマナを生み出せるだけのアーティファクトも含まれており、2ターン目には《精神隷属器/Mindslaver》を決める事が出来るという皮算用でした。

しかし、それも机上の空論、取らぬ狸のなんとやらに終わってしまいます。

なんと藤田は《金属モックス/Chrome Mox》を2マナランドからのマナとあわせて《修繕/Tinker》して《金粉の水蓮/Gilded Lotus》へと変化させ、これを2度《ぐるぐる/Twiddle》!?してから《精神の願望/Mind’s Desire》へとつなげたのです! 

そして、めくられたライブラリーからマナとハンドを補充した藤田は、今度は8枚のカードをめくる2発目の《精神の願望/Mind’s Desire》につないでみせました。ここで《苦悶の触手/Tendrils of Agony》がめくられた瞬間、帝王Buddeは2ターン目のアンタップステップを迎えることなく投了せざるをえなくなってしまったのです。

開幕ターンに18点ダメージ

Twiddle

これまた藤田修のストーリーなのですが、《ぐるぐる/Twiddle》+《精神の願望/Mind’s Desire》デッキをプレイしていた彼は...勇敢にも1ターン・キルに挑戦することとなりました。

開幕ターンに《古えの墳墓/Ancient Tomb》と《金属モックス/Chrome Mox》をプレイした藤田は、これを《修繕/Tinker》して《金粉の水蓮/Gilded Lotus》に化かせてから《先細りの収益/Diminishing Returns》へとつなげてみせたのです。

結局、藤田はコンボを継続して《苦悶の触手/Tendrils of Agony》をキャストできたのですが...残念なことにそれは18点どまりとなってしまいました。対戦相手の残りライフは2です。

対戦相手は《崩れゆく聖域/Crumbling Sanctuary》をプレイし、最終的には《精神隷属器/Mindslaver》によって藤田のターンを奪い、《ぐるぐる/Twiddle》を藤田の《古えの墳墓/Ancient Tomb》に対して連発してライブラリーを攻撃し、藤田は《苦悶の触手/Tendrils of Agony》がすべて墓地に落ちてしまったことで投了となってしまったそうです。

神頼みの《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher

《修繕/Tinker》デッキのOsyp Lebedowiczはゴブリンデッキとマッチアップされ、《マイアの保育器/Myr Incubator》から20体以上の1/1トークンを展開して場を圧倒していました。

ここで最後の抵抗ということで、対戦相手は半ば絶望的な気持ちで《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher》をとりあえず起動してみることにしました。残念ながらライブラリーは《ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter》などによって操作されておらず、まさに運を天にまかせての...ダメモトというヤツでしょう。

しかし、結果としてOsyp Lebedowiczはここで22点のダメージを受け、大逆転負けを喫してしまったのです。...なんとも凄いですよね。

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