『マジック・オリジン』の物語とは?

更新日 Feature on 2015年 2月 27日

By Doug Beyer

Senior creative designer on Magic's creative team and lover of writing and worldbuilding. Doug blogs about Magic flavor and story at http://dougbeyermtg.tumblr.com/

ギデオンが正義を求めて戦うようになるまでに、一体どんな過去があったのでしょう? ジェイスが故郷のことを憶えていないのはなぜなのか? 彼が羽織っているマントにあるマークと関係があるのでしょうか? ニッサが「プレインズウォーカーの灯」を灯すきっかけになった、トラウマ的な出来事とは? その後どのような経緯で、彼女はエルドラージにこだわるようになったのでしょう? それぞれのプレインズウォーカーが持つ背景に深く関わるこれらの疑問が、『マジック・オリジン』で明らかになります。

マジック・オリジン』の発表以来、私たちはこのセットについての質問をいくつも受けました。 プレインズウォーカーの「原点」を描くこのセットは、どんなものになるのか? 登場するプレインズウォーカーにこの5人を選んだ理由は? このセットが、マジックの将来のセットやストーリーにどのような影響を与えるのか? 本日は、いくつかの質問にお答えします。 また、来週の「PAX East」においてマジックのパネル・ディスカッションが行われますので、そこでさらなる詳細が語られることでしょう。

マジック・オリジン』って何?

マジック・オリジン』は、「探求」のセットです。数奇な旅の始まりと、人生という旅が進むにつれて人はどのような変化を遂げるのか、その意味に迫っていきます。 このセットではマジックで最も際立つキャラクターである「プレインズウォーカー」の5人に注目し、彼らの生い立ちやプレインズウォーカーになったことによる変化をお見せします。 皆さんも彼らの故郷を目にし、プレインズウォーカーになる以前の人生の苦楽を覗き、そして、いかにして多元宇宙を旅する現在の姿になったのか、その経緯を知ることになります。 『マジック・オリジン』は、基本セットと同様に新規参入者向けにデザインされています。ですが、時を超えた成長というテーマを表す新メカニズムも登場します。 また『マジック・オリジン』では、今後のマジックの物語を育む「種」が植えられます。マジックの物語は今後どうなっていくのか、その一端を垣間見ることができるでしょう。 『マジック・オリジン』は壮大な物語のプロローグとなります。皆さんは始まりの瞬間に立ち会えるのです。

なぜこの5人なの?

マジック・オリジン』では、5人のプレインズウォーカーに注目していきます。 ギデオン・ジュラ、ジェイス・ベレレン、リリアナ・ヴェス、チャンドラ・ナラー、そしてニッサ・レヴェインの5人です。 私たちがこの5人を選んだのは、近い将来、マジックの物語は彼らを中心に動いていくからです。 そのため私たちは、過去を振り返り彼らの「原点」に迫ることが大切だと感じました。物語を次のフェイズへ移行させる前に、今の彼らを形作った物語を見て、その動機と経歴を知ってもらうべきだと考えたのです。

「他のプレインズウォーカー」じゃ駄目だったの?

マジック・オリジン』ではこの5人に注目しますが、それは今後も他のプレインズウォーカーをないがしろにするというわけではありません。 物語上では、今後も様々なマジックのキャラクターに注目していきます。プレインズウォーカー、伝説の英雄、野心に燃える悪役、私欲にまみれた偶像破壊者、奇想天外なクリーチャー、他にも一筋縄ではいかないキャラクターたちが登場し続けます。 いつか他のキャラクターについても、その背景や「灯」をともした瞬間、そして故郷の次元を訪れたいと、私たちは思いを馳せています。 ですが今は、今回取り挙げる5人にとりわけ壮大な物語が待ち受けています。そのため、現在の彼らを作った人生の出来事と10個の世界を見ていくことが大切なのです。

……「10個」の世界?

そうです。 『マジック・オリジン』に収録されるカードには、10個の次元が描かれます。 プレインズウォーカーの「原点」の物語には、それぞれふたつの次元が関わっています。彼らの故郷の次元――そのプレインズウォーカーが生まれた場所――と、彼らが「最初にプレインズウォーク」した次元――それぞれに「灯」がともった直後、最初にプレインズウォークした場所――のふたつです。 5人のプレインズウォーカーが取り挙げられるため、10個の世界になるというわけです。

それら10個の世界のうちほとんどは、過去のマジックのセットで見たことがあるものです。 例えば、ニッサの故郷の次元がゼンディカーであることは、すでに確認されていますね。 つまりゼンディカーはニッサの「原点」の物語に関わるため、『マジック・オリジン』でも取り挙げられます。

プレインズウォーカー 故郷の次元 最初にプレインズウォークした次元

ギデオン

未公表

未公表

ジェイス

未公表

未公表

リリアナ

未公表

未公表

チャンドラ

未公表

未公表

ニッサ

ゼンディカー

未公表

10個の世界のうちいくつかは、これまで知られていなかったものか、あるいはほんのわずかに触れられたものです。 例えば、チャンドラの故郷の次元は皆さんにとってまったく新しいものとなるでしょう。

マジック・オリジン』は、10個の次元を通して皆さんにプレインズウォーカーたちの「原点」の物語をお伝えします。 とはいえ、それらの世界について熟知していないと『マジック・オリジン』で遊べない、というわけではありません。 プレリリースでデッキを作るときは、ぜひセット内で描かれる世界を股にかけてカードと戦略を組み合わせてください。

それぞれの「原点」の物語は、どのように語られるの?

マジック・オリジン』で取り挙げられる5人のプレインズウォーカーにはそれぞれの背景があり、その物語は様々な方法で語られていきます。

  • 物語をウェブに掲載:マジック・オリジン』の発売に合わせて、私たちはDailyMTG.comにて5つの「原点」の物語を掲載します。それぞれの物語では、各キャラクターがプレインズウォーカーになった経緯が語られます。 これらの物語は、マジック開発部&のクリエイティブ・チームのメンバーによって紡がれたものです。
  • マジック・オリジンカード: 『マジック・オリジン』に収録されるカードにも、それぞれのプレインズウォーカーの「原点」の物語における重要なシーンが描かれます。 プレインズウォーカー・カードはもちろん、そのプレインズウォーカーに関わる呪文、そして伝説のクリーチャー。プレインズウォーカーの故郷の次元や最初にプレインズウォークした次元が見られるものもあります。
  • マジック・オリジンプレリリース・ボックス: 『マジック・オリジン』プレリリースで使用されるボックスには、プレインズウォーカーたちの物語の概要や、各物語の重要なシーンが表現された『マジック・オリジン』のカード、そしてブックレットがついてきます。

物語を体験する方法は様々で、きっと皆さんにぴったりの手段があるはずです。 ジェイスの記憶はどうなったのか、若きギデオンが現在の姿になるきっかけとなった運命の瞬間とは、そしてニッサがその剣を抜く新たな理由とは。ぜひ皆さんの目で確かめてください。 物語を深く読み込むか、重要な場面だけを楽しむか、それは皆さん次第なのです。

マジック・オリジン』は今後のストーリーにどう影響するの?

今後のストーリー展開については、まだ多くはお知らせできません。 大まかに言いますと、マジックの物語は「新時代」に突入します。 時を超えて生き続けるキャラクターたちと共に、複数のセットにわたり、そして複数の世界にわたり絡み合う物語をお届けします。 今後のマジックの物語のきっかけや舞台、そして登場するキャラクターを探求し、新時代の幕開けとなるセット、それが『マジック・オリジン』なのです。

詳細はいつわかるの?

私たちは、もう少し『マジック・オリジン』の発売が近づき、より詳しいお話ができるのを楽しみにしています。 とりわけ、「PAX East」におけるマジック: ザ・ギャザリングのパネル・ディスカッションと、DailyMTG.comにご注目ください。

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