呪禁オーラ(モダン)

更新日 Daily Deck on 2015年 9月 4日

By Melissa DeTora

Melissa is a former Magic pro player and strategy writer who is now working in R&D on the Play Design team.

 我らがマジック:ザ・ギャザリング世界選手権新王者、セス・マンフィールド/Seth Manfield。彼がスタンダードで「アブザン・コントロール」を操り優勝を決めたことは、皆さんもご存知でしょう。決勝ラウンドのフォーマットがスタンダードだったため、世界選手権が複数のフォーマットで行われることは忘れられがちです。ですがプレイヤーたちには、スタンダードに加えてリミテッドとモダンの技術も求められたのです。本日ご紹介するデッキは、世界選手権2015王者が今大会のモダン部門にて選択したものです。

 「呪禁オーラ」は、「呪禁」を持つクリーチャーを序盤にプレイし、それを大量のエンチャントで飾りつけるデッキです。数あるオーラの中で最も大事なのは、全体除去や全体にダメージを与える呪文によってクリーチャーが死亡するのを防いでくれる《ハイエナの陰影》と《蜘蛛の陰影》です。対戦相手が《神の怒り》などを唱えてこちらのクリーチャーを破壊しようとしても、「陰影」が身代わりとなりクリーチャーは戦場に残るのです。

 このデッキに採用されているオーラは大抵、(《天上の鎧》のように)軽いコストで多くのパワーとタフネスを強化してくれるものや、(《怨恨》や《夜明けの宝冠》のように)キーワード能力を持ったものばかりです。モダンに存在するデッキのほとんどが、《稲妻》や《流刑への道》といった対象を取る除去を採用しています。それらはこのフォーマットで最も強力なカードの一角なのですが、「呪禁オーラ」には通用しません。さらに、トランプルや絆魂を得たクリーチャーに対しては、ライフ・レースを挑むことやチャンプ・ブロックでしのぐことも許されないのです。

 しかしこのデッキは、黒を使うデッキに対して極めて大きな弱点を抱えています。「呪禁」を持つクリーチャーを除去するのが難しいのは変わりませんが、黒のデッキのほとんどは生け贄に捧げる除去を用いることで「呪禁」に対処できます。《ヴェールのリリアナ》はモダンで人気の1枚であり、これが戦場に出てしまうというのは「呪禁オーラ」側にとっては悪い知らせ以外の何ものでもないでしょう。《残酷な布告》、《ゲスの評決》、そして《マラキールの門番》、それらもまた「呪禁オーラ」戦略には効果抜群であり、モダンで十分活躍できるカードなのです。

 世界選手権2015に出場したプレイヤーのほとんどは、コントロール戦略や「親和」、「欠片の双子」を選択し、黒のカードを使いませんでした。それがセス・マンフィールドにとって追い風となったのです。「呪禁オーラ」はメタゲームによっては信じられないほどの力を発揮します。そして先週末は、彼に見事な結果をもたらしたのでした。

Seth Manfield - 「呪禁オーラ」

世界選手権2015 / モダン
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