MTGアリーナ:2025年におけるスタンダード・ローテーションのお知らせ
編注:この記事では以前、カラー・チャレンジの報酬デッキはローテーションに伴い変更されるという記述がありましたが、こちらは誤りでした。カラー・チャレンジの報酬デッキはローテーションによって変更されることはありません。
リニューアルへの道
再び、MTGアリーナのリニューアル・シーズンが近づいてきました!今回の変化と新たな始まりに備え、私たちよりプレイヤーの皆さんへ、記念のギフトと次の1年に向けたご案内をお届けします。すべては7月の『久遠の終端』のリリースにともない行われます。
昨年と異なり、今回はアルケミーとスタンダードの両方にローテーションの影響があります。昨年アルケミーから去ったセットが今度はスタンダードを去り、今後もアルケミーは1年早くローテーションを迎えることになります。
ここでは、皆さんがローテーションやリニューアル、そしてそれらのMTGアリーナへの影響を把握できるよう、知っておくべきことをお伝えします。早速見ていきましょう!
「ローテーション」は、スタンダードやアルケミーといったローテーションありのフォーマットにおいて行われる、定期的にマジックの古いセットがフォーマットを去る変化のことです。これにより新セットが入る余地が生まれ、それらのフォーマットは常に新鮮でエキサイティングなものであり続けるのです。
2025年7月30日をもって、マジックの2023年シーズンにリリースされたセットがスタンダードから去り、マジックの2024年シーズンにリリースされたセットがアルケミーを去ります。アルケミーを去ったセットのカードは引き続きスタンダードで使用でき、またヒストリックやパイオニア、タイムレスといったMTGアリーナのローテーションなしのフォーマットにて使用できます。また、ヒストリック・ブロールのように上記フォーマットと同じカードプールのフォーマットでも使用できます。
ローテーションでフォーマットを去らないセットのカードは引き続きそのフォーマットで使用でき、マジックのシーズンが進むにつれて新たなセットが加わっていきます。『久遠の終端』に始まり、次のセット、またその次のセット……という風に。
ですが特にまだ経験の浅いプレイヤーにとって、この変化は厳しいものだと私たちは理解しています。そこで少しでもご負担を減らせるよう、いくつかの施策をご用意しています。
『久遠の終端』プレオーダー・セット好評発売中
カラー・チャレンジのデッキ報酬
『久遠の終端』プレオーダー・セットの発売にともない、私たちはカラー・チャレンジの報酬として配布される10の多色デッキを更新しました。デッキは刷新され、スタンダードのローテーション後に対応できる新たなものになっています。
新規プレイヤーの皆さんは、カラー・チャレンジやクエストでこれらの新デッキを受け取れます。これまで通り、新規プレイヤーがデッキを初めてアンロックした場合は収録カードがすべてコレクションに加わります。 既存のプレイヤーの皆さんは、「デッキ」タブ内の「スターターデッキ」のフォルダにこれらのデッキが入ります。プレイヤーの皆さんは、新たなデッキの収録カードで未所持のものに限りコレクションに加わります。
取り引きにおける警告
ローテーションでフォーマットを去るセットのパックを購入したり、カードを作成したり、カード・スタイルを購入したりしようとすると、間もなくそのフォーマットで使用できなくなることを伝える警告メッセージが表示され、それでも取り引きを完了するかどうかの確認が入ります。もちろん、そのまま取り引きを完了していただいても構いません。本当に取り引きしたいのかを確認するだけです。
リニューアル・エッグ
この時点で、ゲーム内受信箱を開くと「リニューアル・エッグ」が表示されます。これはローテーションまでの日数を伝えてくれて、新たな1年を始める役に立つ特別な報酬が詰まっています。MTGアリーナのローテーションは7月30日に行われます。その後、リニューアル・エッグを開封できるようになり、報酬を受け取れます!
ローテーションの前にログインして、リニューアル・エッグを手に入れましょう!
7月30日:『久遠の終端』リリースとローテーション
アルケミー
『久遠の終端』のリリースにともない、以下のセットがアルケミーを去ります。
- 『エルドレインの森』
- 『アルケミー:エルドレイン』
- 『イクサラン:失われし洞窟』
- 『アルケミー:イクサラン』
- 『カルロフ邸殺人事件』
- 『アルケミー:カルロフ邸』
- 『サンダー・ジャンクションの無法者』
- 「The Big Score」
- 『アルケミー:サンダー・ジャンクション』
これらのセットのカードは、今後のセットで再録されない限りアルケミーで使用できなくなります。スタンダードやエクスプローラー、ヒストリック、タイムレスでは、現在使用可能なものは使用できます。
『久遠の終端』のリリース後はアルケミーには直近1年分のセットが残り、そこへ新たなマジック・シーズン最初のセットである『久遠の終端』が加わります。
- 『ブルームバロウ』
- 『アルケミー:ブルームバロウ』
- 『ダスクモーン:戦慄の館』
- 『アルケミー:ダスクモーン』
- 『ファウンデーションズ』
- 『霊気走破』
- 『アルケミー:霊気走破』
- 『タルキール:龍嵐録』
- 『アルケミー:タルキール』
- 『マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY』
スタンダード
『久遠の終端』のリリースにともない、以下のセットがスタンダードを去ります。
- 『団結のドミナリア』
- 『兄弟戦争』
- 『ファイレクシア:完全なる統一』
- 『機械兵団の進軍』
- 『機械兵団の進軍:決戦の後に』
これらのセットのカードは、今後のセットで再録されない限りスタンダードで使用できなくなります。それらは引き続き、エクスプローラーやヒストリック、タイムレスにて使用できます。
『久遠の終端』のリリース後はスタンダードには直近2年分のセットが残り、そこへ新たなマジック・シーズン最初のセットである『久遠の終端』が加わります。
- 『エルドレインの森』
- 『イクサラン:失われし洞窟』
- 『カルロフ邸殺人事件』
- 『サンダー・ジャンクションの無法者』
- 『ブルームバロウ』
- 『ダスクモーン:戦慄の館』
- 『ファウンデーションズ』
- 『霊気走破』
- 『タルキール:龍嵐録』
- 『マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY』
- 『久遠の終端』
リニューアル報酬
ローテーション前にプレイヤーが受け取った「リニューアル・エッグ」は、『久遠の終端』のリリースにともない開封できるようになります!まずローテーション後のコレクションを強化するために、開封した時点で個別カード報酬を10枚受け取ります。10枚のうち5枚はローテーション後に残るセットのレアで、あとの5枚は『久遠の終端』のレア4枚と神話レア1枚です。
さらに、セット・マスタリーに『久遠の終端』のカードやパックが追加されます。『久遠の終端』シーズン中にマスタリー経験値を稼げば、追加の報酬を受け取れるのです。
クイック・ドラフト
『久遠の終端』のリリースにともない、クイック・ドラフトでは来年のローテーション後もスタンダードに残るセットが使われるようになります。間もなくフォーマットを去るカードをドラフトすることは回避できるでしょう。
ジャンプイン!
マジックの新たな1年を迎えるにあたり、「ジャンプイン!」イベントのテーマパックも一新されます。ローテーションで去るセットに関連するテーマは削除され、残るテーマの収録カードもローテーション後も残るカードのみになります。
カード報酬:
デイリー勝利報酬やスタンダード関連のイベント報酬で得られるカードからも、ローテーションで去ったセットのカードは削除されます。それらのカードは、ヒストリック関連のイベント報酬で得られるカードに含まれるようになります。
新たな1年がやってくる
ローテーションはいつも、マジックをさらに盛り上げてくれます。ローテーションは新鮮で活気あふれる変化をもたらし、今年も例外ではありません。マジックの強みは変化を続けることであり、常に新たなカードやデッキを体験できることです。この記事が、今年のリニューアル・シーズンとその内容を知る助けになれば幸いです。
どうぞ新たな1年をお楽しみください!
