『ドミナリア』プレリリース入門

更新日 Feature on 2018年 4月 16日

By Gavin Verhey

When Gavin Verhey was eleven, he dreamt of a job making Magic cards—and now as a Magic designer, he's living his dream! Gavin has been writing about Magic since 2005.

故郷を離れて幾星霜、ついに帰ってきた。

英雄の世界へ。伝説の世界へ。歴史の世界へ。

ドミナリアへ。

おかえり。

ドミナリアは、マジック初期にさまざまなセットの舞台になった次元だ。それ以来、私たちはさまざまな次元を渡り歩き、素晴らしい世界に出会ってきた。多元宇宙には数多くの驚きがあるが、マジック始まりの地へ帰還するほどのサプライズはないだろう――まさにマジック25周年に相応しい!

そして新規プレイヤーにとっても、マジックへ復帰した人にとっても、熱心なベテランにとっても、最新セットを体験するのにプレリリース以上の機会はない。

ではそのプレリリースはどこで楽しめるんだろう? そこでは一体何が行われるんだろう?ぜひこのまま読み進めてくれ!

どうぞいらっしゃい!

プレリリースは、数あるマジックのイベントの中でも私のお気に入りだ。

私はこれまでの人生の中で、その時々で世界中のどこにいても、近くで開催されるプレリリースに参加してきた。何も私だけの話じゃない――長年のベテランから始めたばかりの初心者まで、きっと多くのマジック・プレイヤーがそうだろう!プレリリースは最も人気のあるイベントなのだ。

それはなぜかって?プレリリースはマジックを楽しむ最高の手段のひとつだからさ!

こんなイベントは他にないよ。全員が一斉に席について、新しいカードの数々を手に取り、それらの使い道を見出す。みんながカジュアルな雰囲気で楽しみ、マジックの最新セットへの興奮と、あふれんばかりのエネルギーを共有するんだ!

私が初めてプレリリースに参加したのは11歳のときで(ドミナリアが舞台の『アポカリプス』の頃だ)、このイベントはたちまち私を夢中にさせた。それから17年を経た今でもまだ、その想いは変わらないよ――プレリリースは最高だ!

このイベントの素晴らしいところは、使われるセットがまったく新しいもので、参加者は初めてそのセットに触れることになるため、スタート地点が全員同じになる点だ。それから、心からリラックスした気持ちで新しいカードの探究を楽しめるのも最高だね。初心者にとっても経験者にとっても、たっぷりと楽しめるものなんだ!

すでにシールドデッキの経験を積んでいる人は、次の項まで読み飛ばしてくれても構わない。そこでは、最寄りのお店で楽しめるであろう、『ドミナリア』ならではの特別なことについて語ろう。だがシールドデッキのお祭りが初めての人や、もうちょっとアドバイスが欲しい人は、ぜひこのまま読み進めてくれ!

オーライ。それじゃあ、まずは一番大事なことからいこう。プレリリースを開催している場所を見つけるんだ!何はともあれ、プレリリースへ行けなければ楽しめないからね。さてどうすればいいのだろう?

特に行きつけの店舗がないなら、店舗・イベント検索を使って、最寄りの店舗を探すのをお忘れなく!店舗では事前登録も行なわれているかもしれない。プレリリースは私たちが提供するイベントでも最も人気のあるもののひとつなので、その店舗で参加するのに事前登録が必要かどうかを確かめておくことをお勧めしよう。イベントが満員だとわかるのが、会場を訪れてプレイできないことを知ってからというのでは全くもって遅すぎるので、先を見ておくに越したことはない。

参加できる店舗は見つかったかな?素晴らしい!

それじゃあ今度は、イベントに向けて準備を進めよう。このイベントではその場で手に入れたカードを使ってデッキを組むことになるのだが、それだけではなく、やれることはたくさんある。

ドミナリアへの再訪に必要なものをすべて用意するんだ!例えば、ラウンドの合間に遊ぶためのスタンダードのデッキやトレード用のバインダー、ライフを記録するためのペンと紙、そして飲料水もあるといいかもしれない。

プレリリースの1回のイベントは約4~5時間を要するから、当日はイベントを最後まで楽しめるように、しっかり時間を確保しておこう。それから、「腹が減っては戦はできぬ」と言うし、リンゴやグラノーラ・バーのような軽食を持っていくのもいいアイデアだね。(軽食については、行く予定の店舗の確認もしておこう――もしかしたら会場で販売しているかもしれないぞ!)

うん、こんなところかな。行くべき店舗は地図上に見つけたし、必要なものはすべて詰め込んだね。最新の「Magic Story」も読んだだろうし、あとはマジックそのものの知識を更新しておくといいだろう。それからもちろん、ドミナリア』カードイメージギャラリーには目を通して、素晴らしいカードの数々を確認しておこう。またイベントへの参加自体が初めての方は、私が書いた「初めてのイベント」という記事をぜひ読んでみてくれ。

これで全部揃ったね!それじゃあ次は、実際にパックを開封しよう!

いざ始まりの地へ

プレリリース会場へ行き、戦いの舞台に座ると、この素敵なアイテムが手渡される!『ドミナリア』プレリリースで配布されるデッキボックスを見てみよう。

deckbox

ドミナリアへの旅を記念する良いおみやげになりそうだね。それから、箱の中にはいくつかのものが収められている!

例えば、この素敵な20面スピンダウン・ライフカウンター。

D20

それから、『ドミナリア』についてやシールドのデッキ構築について学べるガイドも付いている。

insert

だが何よりも大事なのは、シールドデッキを作成するために必要なカードを収めた6個のブースターパックと、輝かしいプレリリース特製カードだろう。(プレリリース特製カードは、このセットのすべてのレアと神話レアの中から選ばれるぞ!)

まず最初にすることは、パックの開封だ!そうすると、カードの束を手にすることになる。

さて......それから何をする?

もちろん、デッキを作成する時間だ!

シールドデッキは、普通のデッキ作成とは少し違うところがある。目の前にあるカードのみを使ってデッキを作成し、そこへ基本土地を好きなだけ加えて完成させるんだ。また、最少枚数が60枚である普通の構築デッキと異なり、デッキは40枚以上であればいい。

はじめに取り組みたいのは、使う色を見極めることだ。私からは2色で組むことをおすすめしよう。

使う色を決める基準としては、以下のようなものが挙げられるだろう。

  • 心惹かれる本当に強力なレアがある
  • 対戦相手のクリーチャーに対処できる、「除去」カードが充分ある
  • 優秀なカードがたくさんある
  • 「マナ・カーブ」が優れている――つまり、さまざまなコストのクリーチャーが豊富にある

これら4つがすべて満たされていれば理想的だけれど、2つか3つでも充分だろう。

それから、今回出会う可能性のあるテーマについても頭に入れておこう。例えば、『ドミナリア』では「歴史的」なカードを集めたくなるようなカードがいくつかある――「歴史的」とは、アーティファクト、伝説のカード、そして英雄譚を指す用語だ。(「英雄譚」についてはあとで話そう)。歴史的なカードを使いたくなるようなカードがたくさんある色と、伝説のカードが一番多い色とを組み合わせたくなるに違いない!

さて、方法はどうあれ、使うカードは絞る必要がある。プレリリース中に困ったことがあったら、周りのプレイヤーに気軽に声をかけて教えてもらおう。(プレリリースでは周りのプレイヤーに教えてもらうことができるんだ――このイベントに参加しているプレイヤーは、みんなでイベントを楽しむために力を尽くしてくれるはずさ!)

使う色は決まったね。では、すべてのカードを精査して、デッキに採用したい22~23枚のカードを決めるためにはどうしたらいいだろう?

デッキを絞り込む助けになる方法を伝授するぞ!

まずは、クリーチャーをマナ・コスト順に並べてやろう。こうすることで、ゲームのどの段階でそれぞれのクリーチャーを唱えられるのかが分かりやすくなる。(この時点では、クリーチャー・カードと、必要なマナに届いたらすぐにプレイしたいようなカードだけを並べるほうがいい――例えば、《メサ・ユニコーン》は通常2ターン目に唱えることになるが、《ギデオンの叱責》は2ターン目の行動として優先されるものではないだろう)。

クリーチャーの「マナ・カーブ」を整えるのは、うまく動くシールド・デッキを作るにあたって極めて重要なものだ。カーブの1か所に大量のカードが偏らないようにしよう。序盤で軽いものを、終盤で重いものをプレイできるような良い配合にすることが大切だ。リミテッドのごく一般的な基準として、私は以下のようにクリーチャーを採用したいと考えている。

  • 1マナ:0~2枚
  • 2マナ:4~6枚
  • 3マナ:3~5枚
  • 4マナ:2~4枚
  • 5マナ:1~3枚
  • 6マナ以上:0~2枚
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これが絶対というわけではないが、良い出発点にはなる。お気に入りを選んで、これらの数になるまでクリーチャーを絞り込もう。

さて、核となるクリーチャーの基盤を見定めたね。次は呪文を加えよう!選んだ色からお気に入りのカードを抜き出し、デッキを22~23枚にしていく。これで、呪文の準備もばっちりだ。

数々の呪文の中でも、「除去呪文」と呼ばれるものは一番欲しいところだ――除去呪文とは、対戦相手のクリーチャーを恒久的に無力化するもののことだ。ダメージによって破壊するもの、タップしたままにするもの、もちろん直接破壊するものもあるぞ。マジックのシールドデッキの中心になるのは、やはりクリーチャーだ。だから、選んだ色に合うカードで対戦相手のクリーチャーに対処できるものは、ぜひ採用しよう。

マナ・カーブについてもっと学びたいなら、マナ・カーブの組み立て方について書いたこちらの記事を読んでみてくれ。

もっとヒントが必要かな?以下に、デッキ作成の際に心に留めておきたい事項をいくつか挙げておこう。

  • 40枚を超えたデッキを使うこともできるが、可能な限り40枚ちょうどに強くこだわるべきだ。41枚目以降のすべてのカードは、デッキに入れた素晴らしいレアを引く確率を下げてしまうだろう!
  • 検討すべき土地の比率は、概ね土地17枚と、土地以外23枚にすべきだ。100%当てはまるものではないが、ほとんどのリミテッドのデッキはこの比率に収まり、大抵の場合、私もそうしている。
  • 低コストのカードと高コストのカードを組み合わせよう。軽く、小さいクリーチャーだけにした場合、たった1枚の大きなクリーチャーで止められてしまう。また全部を重く、大きなクリーチャーにした場合、それらを唱える前に勝負を決められてしまう恐れがある。2マナ、3マナ、4マナ、5マナのクリーチャーを含んだ構成にこだわろう。シールドデッキの勝ちゲームの多くは、第2~3ターンから毎ターン続けてクリーチャーを唱えることによって得られるのだ。
  • 回避能力が重要だ!シールドデッキのゲームでは、両方のプレイヤーが大量のクリーチャーを持ちながらも、しかしどちらもうまく攻勢に出られない、という膠着状態に陥ることがある。飛行のような能力を持つクリーチャーは、こうした膠着状態を打破できるようにしてくれる。

双頭巨人戦

いくつかの店舗では、シールドデッキの中でも双頭巨人戦と呼ばれる形式を開催している(しばしば略して「2HG」とも)。これは2人のプレイヤーがチームを組んで、他のペアと対戦するものだ。各ペアは2個のプレリリース・パックを受け取り、そこからデッキを構築する。

どうやって作ればいいかって?

チームメイトと協力して40枚のデッキをふたつ作るようにすれば、きっと楽にできるだろう。デッキ構築が終わったら、他のペアと1ゲーム先取の試合をする。

双頭巨人戦のゲームはどうやって進めればいいのかって?難しいことはないよ。クリーチャーや土地はチーム内で共有されないけれど、ライフは30点を共有する。ターンはふたり同時に進めることになり、それから攻撃やブロックもチーム単位で行うんだ。双頭巨人戦の魅力は、勝つためにチームメイトとの協力が不可欠なところだ。

双頭巨人戦について、もっと詳しく知りたい?ぜひこちらをクリックして詳細を読んでみてくれ。

オープンデュエル

一日中イベントでプレイするのが君のマジックの楽しみ方と合わなかったり、あるいは『ドミナリア』のカードを使ったゲームを自分のペースで楽しみたかったりするなら、オープンデュエルに参加するという方法もあるぞ!

この併催イベントでは、すぐに対戦できるカード60枚入りのプレインズウォーカーデッキを受け取り、それを使って他のオープンデュエルの参加者や、次のラウンドを待っているメイン・イベントの参加者と対戦できるのだ!これは、プレリリースが自分に合うイベントかどうかわからないなら、ちょっと試してみるのにいい方法だ。あるいはプレリリース・イベントに5時間いられない場合にもおすすめだぞ。オープンデュエルは好きなときにプレイできる。これも楽しいよ!

お近くの店舗にプレリリースでオープンデュエルを開催するかどうか確認して、戦いに備えよう!

ドミナリア』のメカニズム

ドミナリア』には、新たなメカニズムも再録メカニズムも、そして一風変わったメカニズムもある。(「英雄譚」、君のことだよ!)

だが安心してほしい

ドミナリアへようこそ

長いときを経て、ついにドミナリアへ帰還するという幸福な時間を迎えた。みんなが『ドミナリア』を手にする日が待ち遠しいよ!

デッキに伝説のカードを詰め込んだらどうなるだろうか?「歴史的」デッキは組めるだろうか?一風変わった「英雄譚」はどのように使われるだろうか?

ぜひ自分の足で探検してみてくれ。

友人を集め、もう一度カードイメージギャラリーを見て、お近くの店舗で事前予約をして、万全の準備で楽しもう!

何かご意見、ご質問は?他に気になることはあるかな?みんなの話は大歓迎だよ!どうぞ気軽に私まで送ってくれ!いつものようにツイートを送るかTumblrで質問してくれれば、必ずお答えするよ。だいたいいつもいるからね。

(初めての人にとっても10回目の人にとっても)ドミナリアへの旅が最高のものになりますように。存分に楽しんでくれ!

Gavin
@GavinVerhey
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