イニストラードの世界

更新日 Feature on 2011年 9月 7日

By Wizards of the Coast

ガヴォニーの領地

ガヴォニーは、人間が今でも最も力を持ち、最も安全に住んでいる領地で、スレイベンの大壁に囲まれた、この次元で最も大きな都市だ。外周の居住地は常に襲撃を受け続けているが、スレイベンと巨大な聖堂は比較的平和を保ち続けていた。スレイベンを中心に、小さな街はガヴォニーの岩だらけの荒野をまたいで広がっている。丘と高地がなだらかに続く風景には、死んだ木々がぽつりぽつりと散らばっている。

アヴァシンが消え、死者の霊は群れを成して生ある者達を苦しめている。ガヴォニーには他のどこよりも多くの死者が埋葬されているため、この地は増え続けるアンデッドの集団に悩まされている。グール呼びやスカーブ縫いがスレイベンの内側でまでも邪悪な取引に精を出している一方で、秘密の狂信者は邪悪な悪魔の力に仕え、何かを企てている。

崇拝を受ける月皇であるミケウスは人々を心静かに保とうとしているが、彼とてアヴァシンの光に比べれば塵芥のごときものだ。大天使の優雅さと導きが無い今、彼の力は衰えつつあり、人狼や吸血鬼に対して鋼と銀で戦うスレイベンの聖戦士に頼らざるを得ない状況だ。ミケウスは必死にアヴァシン消失の謎を解こうとしているが、闇の訪れは素早く、時間は残されていない。

ステンシアの領地


ステンシアの領地は、イニストラードの中でも文字通りの意味でも比喩的にももっともくらい地域だが、その一方で最も劇的であり、最も語られる場所であり、最も真実の知られていない場所でもある。その谷間の領地には、のどかな牧草地から、死んだ針葉樹がゆっくりと沈んでいく黒い沼地までが存在する。その森は内陸に広がり、謎めいた濃い霧にかすみ、深緑や紫、橙色じみた灰色に色を成している。遠くに広がる藍と黒に染まった山々は雲間へと消え、その隠された峰に潜む者が誰なのか、人間たちは想像することしかできない。太陽がステンシアの奇妙な色の雲をわって降り注ぐことは無いように思える。

ステンシアを統べる力は吸血鬼の血脈で、この地が他から孤立していることを良いことに恩恵を受けている。ガイアー岬の山は領地の多くを占め、谷を他から切り離し、監視と支配を容易いものとしている。長年にわたって虐げられているステンシアの人々は、この故郷に不条理な忠誠を持っている。だが実際の所は、選択肢はほとんど無いのだ。彼らは領地の狭い山々の合間に閉じ込められ、長年にわたってこの地に縛られ、飼い慣らされているのだ。

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